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光の祝福 〜2006年旅の追憶②

翌朝。まだ頭痛は軽く残っていたけれど、前夜に比べればずっと楽。
その状態で向かったのが、グラストンベリーでした。

グラストンベリーは、アーサー王伝説ゆかりの地。
また、イギリスを横断するレイライン(ミカエル・ライン)と、ヨーロッパの聖地をつなぐレイライン(マリア・ライン)の、ちょうど交差点に当たるポイントとされています。

今回のイギリス旅行は、フラワーエッセンスの植物に触れるためのものだったのですが、どうしても……とリクエストして予定に組み込んでもらったのが、この地でした。
本当なら、ストーンヘンジを通ってグラストンベリー、コーンウォールの聖ミカエル山へと続くレイラインをたどりたかったのですが……。

グラストンベリーは、見どころがたくさんあるけれど、私の目的はただひとつ。
ミカエル・ラインとマリア・ラインが交差している場所、グラストンベリー・トアに行くこと。

グラストンベリーの中心から郊外へと向かって歩いていくと、遠くに見える丘の上にある建物が、目指す場所です。
頂上へと向かう道には、2つのルートがあり、直線で行く道はミカエルの道で男性性を、うねうねと曲線で行く道はマリアの道で女性性を、それぞれ表すとされています。

トアの建物を頼りに歩いていくと、いつしか直線の道に出ました。
ミカエルの道にそって、まっすぐに丘の頂上を目指します。
グラストンベリー・トアでは、強い風が出迎えてくれました。
それも、油断してると飛ばされちゃうよ……というくらいの、かなり強力な風。

両手を広げて風を全身で受け止めていると、あれほど悩ませていた頭痛が消え、スッキリサッパリしていることに気づきました。
どうやら、この場所に来たことが、不調から抜け出すきっかけになったようです。

「龍脈」という言葉にもあるように、レイラインは龍の道。
事実、このトアにある方位盤には、「Dragon path」という表記でレイラインが示されています。

私は、割と龍神とは縁が深いようで、日本国内にも、いくつかご縁のある土地があるのですが、そこには必ずといっていいほど、龍神が奉られています。
そして、その土地を訪れるときは、たいてい強風が出迎えてくれるのです。

そういえば、旅のメインとなる土地、宿のある土地はウェールズなのですが、ウェールズは、言わずと知れた龍の国(ウェールズのシンボルはドラゴンです)。
だから、今回の旅は、フラワーエッセンスというよりも、龍神に導かれている部分が大きいのかもしれません。

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トアの内部から、空に向けてシャッターを切りました。
そうしたら、「もっと光を!」という、内側の声を反映しているかのように、光に満ちあふれた1枚になっていたのです。

不調改善のきっかけとなったこの地は、グラストンベリーの中でも、私にとっては最も思い出深い場所。
できるならば、もっと時間をかけてトアの周囲にいたかったなぁ……。

あとになってようやく気づいたというか、忘れていたというか。
グラストンベリー・トアは、そういえば聖ミカエルの塔でした。
ミカエルといえば、光の天使じゃあありませんか!!

「もっと光を!」というメッセージと身体の不調が、この地で消えたという事実を合わせると、あの丘の上は、天から光が降り注ぐ神聖な場所なのでしょう。
そして、私は、ドラゴンとミカエルの守護のもと、たくさんの祝福を受けたのかもしれません。

それ以来というもの、不調はすっかり良くなったし、ローだった気持ちも安定したし、生の野菜や果物以外の食べ物も口にすることができるようになりました。

そして、あれほど強かった「もっと光を!」というメッセージも、すっかり消えてしまったのでした。


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planet*plant | Akiko Kimura (joker)
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