ビーチな世界
騒音苦情が殺到しているため、年越し恒例の除夜の鐘が失われつつある……というニュースを目にしました。
時間を繰り上げて日中に行うなど、寺院も対応に苦慮しているとか。
似たような騒音苦情を訴えるケースで、保育所の建設に「子どもの声がうるさい」から誘致反対をするという話も見聞きします。
子どもは生命力のかたまり。
長寿やアンチエイジングを目指すなら、高額なサプリメントや化粧品を購入して健康や美容維持に努めるよりも、子どもとたくさん触れて内面から生命力を高めたほうが、よっぽど効果的だと思うのですが、ねぇ。。。
このところ、なんだか社会がギスギスしているような印象を受けます。
些細なことを大きく取り上げて、自分にとって都合の悪いものを排除しようとする動きは、とても窮屈で閉塞的だと感じます。
この感覚はまるで、ビーチのネガティブな状態のようではないか……と思えるのです。
ビーチ(Beech)
科属/ブナ科ブナ属
学名/Fagus sylvatica L.
和名/ヨーロッパブナ
花期/3月下旬〜5月中旬
12-7-9選択法/セカンド19:毎日の生活で起こる感情の起伏を表すエッセンス
7グループ選択法/人のことを気にかけすぎる時に
製造法/煮沸法:数本の木から雌花と雄花の小枝を切り取る
裸地から森林ができあがる植物界の進化のプロセスにおいて、陰樹であるビーチが創り出す森は、植物遷移の最終形と言えます。
つまり、ビーチの森を人間社会に例えるならば、成熟した文明社会ということになるでしょう。
今の私たちは、成熟した社会へと進化しつつあるのに、他者に対しての理解と寛容さに欠けています。
物事の悪しき面ばかり取り上げて批判し、自らの属する社会から排除しようとする動きは、無用な対立や争いを生むだけではないでしょうか。
カテドラル建築がビーチの森を参考にして作られたように、ビーチの森はすべてを優しく受け入れて包み込む教会に似た、慈愛のエネルギーに満ちています。
寛容さに欠けている……と書いたけれど、その一方でLGBTや発達障害など、人とは違うことをカミングアウトしても受け入れられる社会になってきたことは見逃せません。
違いを個性として受け止められるだけの多様性が育ってきたのも事実。
そう、希望の光に目を向けるならば、私たちが暮らす社会もそれほど悪くないのかも……と思えてくるのです。
植物のビーチに見習って、私たちも理解と寛容さをもっと育もうではありませんか。
この社会を、この世界を、より良い最終進化形へ仕上げるために、今こそビーチのフラワーエッセンスが必要なときなのかもしれませんね。
いただいたサポートは、人々や地球の癒しと成長に貢献する人やモノ・グループへと循環させてゆきます。ひとしずくの水が大海へと繋がっていくように、豊かさのエネルギーをここから世界のすみずみにめぐりめぐらせていくためのファースト・ステップに選んでくださるのだとしたら、大変光栄です💫