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透明な存在であれ

久しぶりに、オーラの状態をチェックしていただきました。
随分と昔にオーラ写真を撮ったことがあります。
そのときは……確か青とか緑とかが多かったはず。
ところが今回の見立てによると、私のオーラは圧倒的に白、そして金と銀、紫に黄色なのだそう。
これも成長の証なのかしら? 随分と様変わりしたようです。

「オーラが白」と聞いて、ふっと思い出されたのが、この写真。

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これらはみな、人の手を介して私のもとにやってきた石たちです。
石の声を聴くセラピストの友人が「この石たちが『あっこちゃんのところに行きたい!』って言っていたの」と作ってくださったフローライトのブレスレット。
そして、大学時代の友人が作ってくれたローズクォーツのリングに、タスマニアからやってきたオレンジ色の石、そして英国・ティンタジェルの清流に洗われていた、混じりけのない真っ白な石英の原石。
仲間から“私のイメージ”として贈られたプレゼントを集めてみると、とても清らかな世界ができ上がっていました。
この写真が醸し出す雰囲気こそ、私のオーラの状態なのだと思います。
あまりにも繊細で美しすぎるので、多少うろたえてはおりますが(汗)。

自分のことは自分が一番よく知っているようでいて、実はまったくわかっていないのかも。
私の中にある、あまり生かされていない清らかさや穏やかさ、凛とした美しさを、もっともっと引き出していきたいなぁ……と思いました。

そのうえで、さらに思い出されたのが、かつて読んだ2つの作品。
よしもとばなな作の『王国』と、J・アレン・ブ−ン作の『動物はすべてを知っている』です。

薬草を摘み、症状に合わせてお茶を配合することで、病気にかかった人を治癒させる祖母の元で育てられ、祖母から植物の知識を教えられた主人公の雫石。
生まれ育った山と祖母の元を離れて、視力の弱い占い師(というか霊能力者だと思う)楓のアシスタントとして働く、彼女の成長物語。
ちょっと乱暴だけれど、それが『王国』の内容。

一方、『動物はすべてを知っている』は、ハリウッドで活躍した名犬ストロングハートと、ふとしたことで暮らしをともにすることになった著者が、彼から教えられた動物とのコミュニケーション術について書いていいます。

どちらの本にも、印象に残る部分がいくつかあって、覚書として書き留めていたのですね。
それを読み返してみると、似たようなところに惹かれていることに気づくのです。

自分が何かしてあげている気になったときがおしまいのときだ、とおばあちゃんはいつも言っていた。
「神様が、何かをしたくてもあっちには言葉がないから伝えられないでしょう? だから私みたいな人が代理で働いているだけで、私が何かをしているわけではないんだよ。そしてすべての仕事は本来そういうものなんだよ。」
(『王国 その1 アンドロメダ・ハイツ』よしもとばなな著/新潮文庫)
ヒトもイヌも、たえず自己の正体を、自己の想念、感情、感覚を、発信機から出る電波のように周囲にまき散らしている。(中略)ストロングハートから学んだのは、かれをふくむすべての生き物と仲良くやっていく気なら、私もまた純真無垢なこころで、純粋な動機によって生きなければならないということであった。
(『動物はすべてを知っている』J・アレン・ブ−ン著;上野圭一訳/ソフトバンク文庫)

そう、大切なのは「純粋でいること」なんですよね。

自分の純粋な動機を大切にして、エゴや価値観、社会概念に縛られないよう、透明な存在でいられるように心がけたい。
そして、周囲の粗いエネルギーに振り回されず、繊細なエネルギーを保ち続けながら自分らしく“在る”ために、しなやかな強さを身につけたい。
……そんなふうに思う今日この頃なのです。

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planet*plant | Akiko Kimura (joker)
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