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”人って実は1回では相手の話を全然理解していないのでは”と、ラジオ番組を始めて気づいた件

最近、会社のアカウントでラジオ番組を勝手に始めた。対談形式で、自分が質問・進行役でナビゲータを務めながら、相手の本の話を聞いていく番組だ。

この番組はとても面白い(!)のだが、それはそれとして、この番組を進めていて気づいたことがある。表記の通り”人って実は1回では相手の話を全然理解していないのでは”ということだ。

というのも、収録してから多少編集したり、Youtubeにアップ後に問題無いか等で同じ回を何回か聞き直すのだが、その度に「この人、この時言いたかったことはこういうことだったのか」や「会話しているようで自分全然相手の話聞いて無くてとんちんかんな返しをしているな」ということが思った以上に多いのである。

それも不思議なもので、最初に編集で聞き直している時に限らず、念のため編集後に3回目の聞き直しの時にそう思うことが結構あるのだ。

当たり前だが、普段の会話は1回こっきりである。したがって、大抵の会話では、知らなかった情報の大半は、聞いているようで実は右から左に流れていっているのかもしれない。多分、1回聞いて腹に落ちることは「半分くらいは自分の中で既に分かっていること」なのだろう(何かで似たような話を読んだ気がするのだが忘れた・・)。

連想するのが、受験勉強でよく言われる「同じ問題集は3回は繰り返せ」というもので、受験となると皆頑張るので意識的にそれをやっているが、普段の生活でも同じようなことがいえるのかもしれない。もちろん普段の会話は学習や勉強のために行うわけではないので、繰り返し聞く必要が多いわけでは無いが。

映画や小説、漫画などを鑑賞した時でも、1回観ただけでは意外と忘れてたり勘違いして覚えてたりするのが、2回目3回目に観ると新たな発見をしたり、間違えて覚えていた記憶を認識したりといったことも多いように思う。

そういえば、物理学者の武田邦彦先生も「同じ本を5回くらいは読む。そうしないと理解できない」とどこかで言っていた。
何でも自分の中に無かったものを自分にインストールするには、何回も繰り返し同じ情報を自分の中に入れ込む必要があるのかもしれない。


ちなみに最近の自分のおすすめ本↓


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