20歳の時に読みたかった…😭『「歯みがき」するから歯は抜ける』
"20歳の時に読みたかった…"
本書を読みながら感じていたことはこれである。
タイトルはかなり煽り気味であるが、本文中にはタイトルのような記載は無いので、おそらく出版時の判断だろう。
要は、"「歯磨き」というと「歯を磨く」ことだと思われてしまう。やらなくてはいけないことは「歯と歯茎の間や、歯と歯の間を掃除する」ことであって、歯だけを磨いても効果は限定的だ。だから、「歯磨き」というのはミスリードで、「ブラッシング」というべきだ"ということだ。
本書では歯が抜ける一番の要因である歯周病の原因と対策の記載に最も力を入れて説明されている。
特にブラッシングの説明が非常に詳しく、肘の起き方や五本指の使い方まで細かく書かれている徹底ぶりだ。(願わくば動画のほうが分かりやすいのだが…。)
内容もさることながら、その説明の徹底ぶりの背景から、いかにブラッシングの方法(力の向きや動かし方)が重要かが伝わってくる。
おそらく、私も含めてほとんどの人は正確なブラッシングは出来ていないのでは無いか。私としても、これまで歯周病については誰かから教わったこともなくこの年齢まで来てしまったことが悔やまれる。本来もっと幼少期から歯のケアの指導は力を入れるべきなのだろう。
その意味では歯の定期検診の義務付け化は日本人の健康に寄与という面では賛成である。(個人的には歯医者の予約が取りづらくなりそうなので、他の人には歯のケアの重要性については気づいてほしくないのだがw)
現在、私の歯のケアとしては、「歯磨き(寝る前は電動)」「モンダミン」「フロス」を用いていたが、これらに加えて、今日早速、染色液で歯垢の残り具合の確認と、歯間ブラシを使ったブラッシングを試してみる予定だ。
歯間ブラシは昔試して気持ち悪かったのでやめてしまったが、もう一度研究したい。
また、「電動歯ブラシはデメリットもある」という部分はこれまでの認識には無く、たしかに手でのブラッシングで十分効果が出ているのであれば、無理に電動歯ブラシは使わなくてもいいのかもしれない。(もちろん、筋力が弱いといった事情があれば別だが)
これまでフィリップスの電動歯ブラシを使っていたが、一旦使用は休憩してみようと思う。
歯のケアのバイブルとしてはこれまで『世界の一流はなぜ歯に気をつかうのか 科学的に正しい歯のケア方法』を読んでいたが、本書も合わせて歯のケアのバイブルとしたい。
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