アフリカ、トーゴ便り~ダンス!ダンス!お祭りで「インクルーシブ教育」をPR~
皆さん、こんにちは!国際NGOプラン・インターナショナル、プログラム部の武田めぐみです。2022年3月からトーゴに駐在し、「障害のある子どもの教育支援」プロジェクトの現地事業責任者として活動しています。
レスリングで強さを競う トーゴの「EVALA祭り」
先日、トーゴで7月に行われるお祭り、通称「EVALA(エバラ)祭り」に参加してきました。プロジェクトを実施している北部のカーラ州で開かれる格闘技行事で、各コミュニティで1週間にわたってレスリング大会が催されます。トーゴのカビエ族の成人の儀が起源ともいわれ、多くの男性がレスリングで強さを競い合います。祭りの間は、各コミュニティの格闘技観戦は、トーゴの大統領もヘリコプターを使って訪れるほど。なんだか007のようでした。
お祭り会場にDJブース!ダンス大会で「インクルーシブ教育」をPR
そんなお祭り行事に、プラン・インターナショナルの職員が一体何をしに行ったのかというと、、、もちろん格闘技に参加したのではありません。我々は、多くの人たちがいるこの機会にこそ、「インクルーシブ教育※」のPRをすべく乗り込んでまいりました!
※障がいの有無や貧富の差、都市や農村といった居住地による区別なく、すべての子どもが分け隔てなく学べる教育のこと
当日は会場にブースを設け、DJを招き、ダンス大会を開催。勝者には、プランのオリジナルTシャツや帽子をプレゼント!ということで、多くの人々が集まってくれました。さらに、障害のある方々4名もご参加くださり(うち1名は当日の飛び入り参加)、ご自身のこれまでの経験や、障害のある人と共に生きる社会について、「語る!そして踊る!」というまさにインクルーシブなブースとなりました。
このプロジェクトでは「インクルーシブ教育」について人々に理解を深めてもらうため、お祭りやイベントなど、さまざまな人が集まる機会を捉え、啓発活動を行っています。
印象に残ったのは、障害のある方たちからの「障害の原因って何でしょう?」や「障害のある子にできる支援は何でしょう?」などの問いかけに、参加者が次々と手を挙げて発言をしている姿でした。
単に啓発活動としてプランから発信するだけなく、参加者からも意見や考えが出る点で、双方向のコミュニケーションをとることができたイベントとなりました。
※このプロジェクトは、外務省(NGO連携無償資金協力)の支援のもと実施しています。