tawa-Haruniwa-no-hana様単独インタビュー
第43回
NFTを始めてみたいなと思われる方は、まずこちらをご覧ください。
今回は、@HEXANFTに参加してから2か月ほどしかたっていないにも関わらず、大人気のtawa-Haruniwa-no-hana(@tawa_hana) さんをインタビューします。
どのようにしてたくさんの作品を観てもらえるようになったのかお聞きしてみました。そして、あの素晴らしい作品がどのようにして制作されるようになったのかもお聞きしました。
それではどうぞ。
構想中(以下、構:)こんにちは、よろしくお願いします。
tawa-Haruniwa-no-hanaさん(以下:tawa)よろしくお願いします。
構:@HEXANFTでtawaさんとても人気がありますね。SNSでご自分からどんどん皆様に語り掛けられて仲良くなっておられる印象です。そのうえで作品もお迎えされているようにお見受けします。
tawa:ありがとうございます。ツイートし始めたのはHEXAでNFTをしてからで、以前はそういったことはしていなかったんです。ほとんど見る側でした。また、OpenseaでのNFT販売は本当に最近です。
構:そうなんですね!もうずっとNFT活動をされていたのかと思いました。
tawa:最近のことですね。NFT界隈は対応が軽やかでライトだと思います。自分の求めていたお付き合いがここではできているなと思います。
自分のしたいことを精一杯しているのですが目標が高いのか、なかなか追いつけなく、もどかしい気持ちです。ほかの方はしたいことをどんどん実現されていってすごいなって思っています。隣の芝生は青く見えるという現象なのでしょうか。
構:tawaさんの目標はずっと高いところにあるのでしょうね。個人的な目標はいろいろとあるけれど、上手に販売されている方は多数おられます。作品の良しあしももちろん大事だと思いますが、それ以外の要因もあるのではないでしょうか。
tawa:NFTは人柄込みでお迎えされている印象がありますね。ニューヨークでの作品のアピールするスタイルと似ているなと思いました。
受け売りですが、ブルックリンやマンハッタンのギャラリー街では、毎日誰かがパフォーマンスしている状態で。路上で自称アーティストとして絵画作品を販売しているのですが、ただ並べているだけでは誰にも見てもらえないそうですよ。道行く人を巻き込んでいくアピールしていないと、まず見てもらえないんですって。
そこでしっかり売り込んで、人柄も見てもらってうまくいけば売れる。そこまでやらないと自称でもアーティストも名乗れないそうです。
構:榊原さんもおっしゃってましたね。ニューヨークでは、アーティストとはとても尊敬される立場にあると。
NFTではSNSが主ではあるけれど、個人的にも売り込みが必要なところは似たところがありますね。お互いに顔が見えませんし、また、SNSでは常にアピールしていないと埋もれてしまう。だから余計必要なのかもしれないですね。
tawa:アートとはそういったものかも知れませんね。たとえばゴッホでも作品が素晴らしくても、それだけではない、彼の生きざまに共感がある。つまりは惹きつけるアピールポイントがあるからだと思います。
構:なるほどですね。tawaさんは楽しく発信されていてとても好感が持てます。
tawa:ありがとうございます。私としては、当然売れたらうれしいのですけれど、まずは知ってもらえたら十分と思っています。名刺代わりのような気分かな?そういった緩さでいるのがもしかしたらいいのかもしれないですね。
構:どうやってNFTを知りましたか?
tawa:FuturemanさんがJCATという団体のfacebookでずっとNFTについてアピールされていて、NFTって何だろうと思うようになりました。
※JCATについてはこちらをご覧ください。
NFTという単語を見るようになって、徐々に興味を持つようになりました。私の作品を観てもらえるならチャンスと思い、はじめました。
まだアーティストとしても活動が浅いので、知ってもらうの窓口を増やそうと。
構:小さいころから絵を描くのが好きでしたか?
tawa:私が小さいころ、祖父が俳句をしていました。その中に俳画を描き入れていまして、顔料で芸者さんや舞妓さん、旅姿の絵だったりを描いていました。
そういうのを見ていて、マネしだし、私は鉛筆で書く前に筆で描くようになりました。棒人間のようなものでしたけれどね。それとか、おじいちゃんの俳画に塗り絵をしていました。好きというか、日常でした。
構:いいですね。おじいちゃんと仲良くされていたのですね。
tawa:小学校になると、なぜかすごく絵が上手な友達が周りにいました。親に手伝ってもらったんじゃないのっていうくらい壺がリアルな作品を描く子がいたり、少女漫画の絵をほとんど完全にコピーできる子がいたり。
当時、結構絵を描くのは自分なりに上手だと思っていて、けれどそういった子たちがいたので、絵で頑張るのは無理だなぁと子供ながらに感じてしまいました。描いても無駄だから別の方向へ行かなきゃと思いました。
構:自由な発想はこれからなのに、小学校で感じてしまうっていうのはとんでもないお友達がおられたんですね。
tawa:中学では、いわゆるオタクな生活を過ごしました。一時期、徳川期の町人文化が面白いなと思うときもあり。3代目以降の中期、実はリサイクルやリユースに優れた、ゴミがとても少なかった時代で。江戸の街は世界で一番清潔だったんです。
構:え、知らなかった。
tawa:紙を12回くらいリサイクルするんですよ。和紙なので一度水に溶かして漉直す。最終的にぶ厚くなって、本の表紙にしてたそうなんです。
髪の毛一本も無駄にしない。女性の髪を拾い集めて鬘の中に詰めるとか、釣りをしている両隣に並んで座るだけの蚊に刺され屋さんとか。
構:語りだしたらずっと続きますね!確かにすごくエコだ。徳川の時代に入ってから戦争のない平和な時代だったからかな?
tawa:そうですね。加えて、鎖国して他国から切り離された時代であるのも要因なのかもしれないですね。そういった独自の文化も悪くないかと思います。江戸中期の人たちってゆっくり時間が流れていて、2時間くらい待ち合わせに遅れても、誰も怒らない。
構:日本人が時間に厳しいのは最近になってからなんですか。しらなかった。
tawa:そこに住みたかったくらいですよ。
構:その時代を作品として是非ともNFTにしてもらいたいですね。ものすごく考察に沿ったリアルな作品ができそうですね。
tawa:良いアイデアですね!高校時代、友達の同人誌の手伝いで、この時代を背景で描いたりもしましたね。当時はまったく色を使う気になれなかったですし、そういう手伝いくらいが丁度よかったです。
構:今出品されている作品とは全くちがうものですね。今はとてもカラフルで漫画のコマ割りなどには左右されないような自由な画風に見えます。
tawa:そのころは落書きをしてました。色を使えませんでした。
構:NFTはとてもキレイなのに、そのときは色がなかったのですか。
tawa:色が出始めたのは、スピリチュアル知り自己探求をしたからかなって思います。
構:いろんなことをされていますね。
tawa:そうですね、取り留めもないですね。職業も同じく取り留めないです。専門学校に行ったら、当時の就職口がゲーム業界や事務職、出版業などで。
そのどれにも合わなかったので、いきなり接客業のほうに行きました。
それからは、めがねやさん、ブックオフ、雑貨屋さん、アパレルやキャディさん、いろんな職種を経験しましたよ。もう覚えていないくらい。仕事を通して、自分を探してたような感じです。
構:経験豊富だ。一つずつ聞いてみたい(笑)
tawa:キャディーをやめた時。思い切って友人に会いに九州に旅行したんです。その人がスピリチュアルに詳しくて、結構な衝撃を受けました。そこからスピリチュアルの道へ入っていきましたね。
スピリチュアルといっても広義ですよね。長く師事したのは、ユタ州のスピリチュアルリーダーに学んだ日本の方でした。
当時は引き寄せの法則のブームも来ていまして、割と量子力学ともリンクしていて、そちらも合わせて学ぶようになってましたね。まったく専門的ではないですが。
構:科学的な目線もあるんですね。
tawa:スピリチュアルという切り口だけだと、少々表現が難しいと言いますか。伝えにくかったりするので、量子力学や脳科学のエビデンスを用いるケースも多いんですよ。
どの業界でもそうですが、この世界も玉石混合なので、伝わるように伝える努力は必要ですね。
構:玉石混合するくらいそんなにたくさんの手法があるんですね。
tawa:ありますよ〜。その後、実際にヒーラー活動を始めたのですが、施術後にものすごく疲れてしまう事が続きました。やがて皮膚がただれて、崩れて戻らないという現象が現れ始めました。病院に行っても解決しなくて。
構:そんなに影響を受けてしまうことがあるのですか。
tawa:気を付けないと、そういった事も起こりますね。日常生活にも支障が出てしまって。詳しいヒーラーさんに聞くと(詳細は割愛しますが)根本的に非常によくない状態であると告げられて、その活動はできなくなってしまいました。お客さんができ始めた時だったのに残念なことでした。
構:勉強すればできるというわけではなく、適正というか、なかなか難しいところがあるんですね。
tawa:精神と体を両方鍛え続けていかないといけないので、職業としては難しいかも知れません。日頃のあり方が問われる職業ではないでしょうか。当時の私はそういった面が未熟すぎました。
構:けれど、いろんな方とお話しててもスピリチュアルについて興味のある方もおられそうなので、気が合う方とお話すれば盛り上がりそうですね!
tawa:ご存じないだけで、とてもスピリチャリティーな生き方をされている方は結構おられますしね。
構:NFTについてはどのような作品を目指しておられますか?
tawa:ご覧になっている方々の、こわばりが解けて魂がゆるむ作品になればと思っています。例えばおやつの時間にお菓子食べ、コーヒーを飲むような、気持ちが楽になるような作品をリリースしていけたらいいなって。
今は作品を描くのがとてもたのしくて、どんどんアイデアが浮かんできます。バイオリズム的に描けなくなる期間もあるので、今は調子よさそうです。
構:そういった好不調があるのですか?
tawa:手描きの作品のときは半年くらい描けないときもありますね。
構:そうなんですね、手書きの作品をNFTに活かされているのですか?
tawa:NFTはデジタルで線を描き、アナログ作品の絵から切り取って貼ったりしています。
構:最初の象の作品はアイコンにされているのですよね。思い入れがあるのですか?
tawa:とてもお気に入りなんです!実はこれ、ブローチなんですよ。付けるとちょっと大きめでして。人から、なんで針刺しを体に着けているのといわれました(笑)
構:そうなんですね、手作りのブローチも作っておられるのですか。作品に女の子がたくさん登場しますが、どういったイメージで描かれていますか?
tawa:幼い頃に理想としていた女の子です。私の中で女の子のポーズが浮かんだりします。夏のシリーズはあのポーズが描きたかったし、ワンピースのシリーズは軽やかに踊りたいという感覚がでてきます。そういう衝動が出てくるんですよ。
構:tawaさんの中から出てくるんですね。
tawa:今回は私の中から出てきましたね。アナログ作品のときは別の世界に飛んでいくような感じでそこに見えたときに描きます。瞑想したときによく出てきます。
構:瞑想ですか。
tawa:名だたる有名人や、自分の思うように生きる人は自然に瞑想をしています。瞑想会の配信者がおられて、それを見て始めました。毎日続けていたら、あえてスピリチュアルを意識しなくても良い領域に入ってきた気がします。
構:スピリチュアルと瞑想は別ですか?精神的に似たような雰囲気がありますが。
tawa:別に感じるのですよね。私の場合ですが。これまで私がやってきたスピリチュアルはやりたいことをやって生きようという方向性だったと思うんですね。今はそこをもう一歩踏み込んで。やりたいことができなくても、それもまた良しという風になってきました。
人体の仕組みとして、放っておくと1日6万回ほど思考しているんですが。
その大半はマイナス思考です。人体のミッションは生き延びる事ですから、危機管理のためにそうなるんですね。
ですが瞑想を続けていくと、そうしたノイズが日常から少なくなってきます。不平不満が減りますので、ストレスほぼフリーですよ。今の私。
自律神経が整い、思考が健全になっていく。思考の質が変わってくることで、精神だけではなく身体にも健康になる効果があるそうです。
そして、自分の内側の声と言いますか、本当に望むことに気が行くようにもなりますね。
そして、あんな風になりたいなぁと妬んだり憧れたりではなく、すでに今存在していることが幸せ。もう満足!という状態になっています。いらないものをそぎ落としていく感じですね。
不思議とそうしていると、物事がスムーズに運びまして、結果的に望んでいたことが目の前に登場するんですよね。
こうなったらいいなという願望はもちろんありますが、どんな状態になったとしても肯定的に見られる自分であれば良い。
私はスピリチュアルを意識していた時は、ちょっと力が入ってしまっていたと思います。こうでなきゃ!みたいな。
夏場にコロナを経験しまして。そのときは苦しかったけれど、これだけ苦しかった後にどのような展開があるのかな?楽しみだな!って思える自分になっていて。その場の状況がどうかよりも、それを自分がどんな目線で見るのかが鍵だと思いました。
構:前向き、自然体でおられますね。作品を描くというのとつながっているのですか?
tawa:こわばりを解いてもらえるような作品が提供できたらいいな、心に灯りがともるような作品を提供できたらいいなって思います。
心身ともにゆるんだ時にその方の本領、本分が発揮されるから。多くの方が本領発揮、才能を遺憾なく発揮されたら、確実に幸せな社会になるでしょう?
そこへ向けてのバタフライエフェクトを狙っています。
私の作品に対して、きっと波長が合う人が出てきてくれるだろうなって思っています。
構:なるほど、NFTも自然体で出品されているのですね。
tawa:絵を見たその当時の心境に合う作品を手に取っていただき。感じ方が変われば、次の方へと作品が転々としていってもらえたら嬉しいですね。
構:作品をご覧になる方も、その時々の心境で見え方が変わってくるということですね。作品に思いを込める、いろんな経験を経たからこそ描けるようになったのですね。
tawa:そう思うと、今までの迷子状態も無駄じゃなかったと思えます。描けるようになったきっかけは、瞑想での不思議な体験です。
瞑想していたとき、脳みそを手で開かれるような感覚になって、時間的に5分くらいクラクラしていました。カーテンを閉めて暗い部屋で瞑想していたのですが、脳内がまぶしくって、脳みそが発光しているようでした。
心の中でもう一度目を閉じたんです。そのときに、いろんなことから今まで逃げてきたけれど、私は絵を描くしかないんだって妙に腹落ちしました。
実力とかキャリアとか色々言い訳して逃げてきましたが、それは結局怖かっただけだと。大好きな絵の世界で、自分が評価されない恐怖。でもそれは取りこし苦労であり、妄想だったわけです。
そしてもう、評価されなくても揺らぐ必要はないんだと分かりました。それから突然色がたくさん出てきて、アナログ作品ではあるのですが、再び水彩色鉛筆で描くようになりました。
構:出品中の作品を拝見すると、つい最近色が出てきたという雰囲気ではない素敵な作品が並んでいますが、とんでもない変わりようですね。いわゆる人生の転換点のような。
tawa:そうなんですよ。黒鉛筆だけで今まで描いていたのにな。ちょうどそのタイミングでお話をいただき、ニューヨークの展示会に参加したんですよね。
構:いい流れですね。最近ツイートされていましたが、スマホの壁紙、カレンダーにしようと思ったのはなぜですか?
tawa:SNSで触れ合う方が多くなってきていて、衝動的に。不特定多数の方々に感謝としてプレゼントしたいなって思いました。壁紙はkazuさんが壁紙にされて、いいなって思ってマネしました。NFTにしていないので皆さんに使っていただきたいですね。
構:たくさんのいいねがもらえて素敵ですね。皆さん使ってくださいね。私も壁紙にしてみました。
tawa:ありがたいです。今コラボ作品も作っていますよ。
構:どんどんいい方向に進んでいますね。Openseaでも売れていますね。
tawa:そうなんですよ、作品を揃えてお披露目しようと思ったら売れてしまっていました。うれしいことです。もっとたくさん作ろうと。
構:普段から、人とのつながりを積み重ねておられた結果ですね、なかなかOpenseaで売るのは難しいと思われる方も多数おられます。素晴らしいですね。是非とも両方のマーケットプレイスで出品して、いろんなマーケットプレイスの架け橋となってくださいね。
tawa:OpenseaからHEXAへ、HEXAからOpenseaへという流れがたくさんできるといいですね。
HEXAは対応いいし、これからに期待できるし、それをとりまくコミュニティは親切だしとても過ごしやすいです。それを対外的にアピールしていきたいです。
構:楽しくみんなで長くNFTを出品していける雰囲気を作り続けていきたいですね。
tawa:榊原(@Nobuyo_Art)さんやFutureman(@Futureman_3)さん、MIHO(@genki_art)さんに引っ張っていただいて、楽しく過ごせていますので、これから同じように新しくNFT界隈に来られた方が過ごしやすいようにお手伝いしていきたいです。
構:素敵なお考えですね。私もその一助となれるように頑張っていきたいです。本日はありがとうございました。
tawa:ありがとうございました。
ずっと人生の紆余曲折が続いてきたというtawaさんでしたが、NFTがとてもしっくり来ていて、これからとんでもない活躍をされそうな雰囲気があります。これからも人の気持ちを優しくする作品が生み出されそうでとても楽しみです。
水彩色鉛筆をこよなく愛するPainter。
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