“分類不能な新しい職業”
昨日(17日)の日経新聞春秋が、まさに時代の変化を捉えた内容であったので驚いた。港区の隆盛について三浦展さんの意見が書かれているのだが、ここに出てくる「新しい職業」というところがポイント。ここでは「分類不能の職業」と表現されているが、これはまさに言い得て妙だなと感じる。
自分自身がイントレプレナーとして動いていた時から感じていたものの、今回独立をするにあたってその点で大いに難儀?した。
まず定款。思いっきり縦割りの事業内容しかないので、真面目に拾っていくととてつもない数の事業内容になってしまう。となると途端に胡散臭くなる。行政書士には「数が多いので減らさないといけませんね」と言われる。それはなぜか?
これはその他にも金融機関や様々な場面で同じようなことが起きた。その都度ゼロから全て説明していく。するとその場は理解される。こんなことが日常茶飯事。
しかし毎回思うのは、かなり強い確信をもって、こういった「分類不能な新しい職業」は間違いなく増えていくだろう、ということ。
(マジョリティになるほどまではいかないと思うけれど)
こういう属性の人たちに共通するのは、「実現できる力を有しているか否か」が重要であって、「おもしろそうか」というのは下地の与件に過ぎない。なればこそ、規律や理不尽と闘いつつ、物事を着実に実現した経験値が求められるのだと。それこそがノウハウ。
そこでは必ず「分野を横断する発想や仕事が提供できる人なら重宝される」という構図が成り立つから。
そこを理解していると、結果としてイノベーションを起こしやすい状況を自らコントロールできるようになる、と考えている。
これぞ新しい“イノベーター”の形なのではと。
以下日経新聞6/17朝刊春秋より引用----
【理由は何な再開発による不動産収入の増加
に加え、新しい職業の台頭を三浦さんは指摘する。国勢調査で「分類不能の職業」の人数が港区では近年、目立って増えた。結果の詳しい分析から、例えばITエンジニア、ライター、写真家、デザイナーを1人で掛け持ちするような働き方が広がっているのではないかと読む。
▼本業と副業ではなく、複数の仕事のプロ。そうした「自由複業者」が街の活気を支えているのでは、とは三浦さんの仮説だ。人工知能や口ボットが専門家の職を奪う日が来ても、分野を横断する発想や仕事が提供できる人なら重宝されるだろう。港区おじさんや港区女子の向こうに、未来を生きるヒントが垣間見えるかも。】
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