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幕下と十両の悲喜こもごもについて/2025年(令和7)年初場所【期初順位】 

幕下十傑と十両下位の期初順位

「東下1」の太字は、幕下東筆頭が「勝ち越し=十両昇進」の特殊な地位であることを示します。十両側の「不足」は1勝ごとに2枚相殺されます。

 今場所の幕下十傑は、番付発表後に阿武咲が引退を表明したため実質9人での争いになります。
 一方の十両側は羽出山、木竜皇の2人が昇進。先場所の十両中~下位では「慣例上陥落には至らない負け越し」の力士が多かった関係で、ほぼ同じ顔ぶれでの争いです。

幕下6~15枚目と十両中位以上の期初順位

順位の「次◯」は、「次点◯位」の意味ですが、期初順位では強い意味を持ちません。

 幕下6~15枚目の力士は、原則として全勝優勝の場合のみ十両昇進のチャンスがある地位にあります。ただし、「幕内・十両の引退力士及び『計算上残留に3勝以上不足した十両力士』の数」が「幕下十傑の勝ち越し力士数」を超過するレアケースの場合のみ、4~6勝でも昇進する可能性が生じます。初日以降は必要に応じて順位表に記載していきます。
 十両中位以上の力士の中では、武将山が初日から休場しています。近年の慣例では「計算上残留に2勝以上不足」すると幕下陥落する可能性が高くなるため、場所途中から出場して最低でも3勝(できれば4勝)しないと十両残留が難しい情勢です。

 この期初順位を基にして以降更新していきます。

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