【開催レポート】インパクトスタートアップスタジオ ワークショップ①②
2024年10月20日(日)、郡山市社会起業家加速化支援プログラム「Impact Startup Studio」のワークショップ①②が開催されました。
今回は、仙台市経済局 イノベーション推進部スタートアップ支援課 拠点形成係長の白川裕也さんと、株式会社ヘラルボニー代表取締役 Co-CEO 松田文登さんをゲストに迎え、インパクトスタートアップに関する知見と実践的なアドバイスが共有されました。
「Impact Startup Studio」とは?
「Impact Startup Studio(以下、ISS)」はこおりやま広域圏を対象に、社会課題解決を目指すスタートアップを支援するプログラムです。
起業家向け:「ソーシャル・アントレプレナー(SE)コース」
第二創業向け:「ソーシャル・トランスフォーメーション(SX)コース」
の2コースを設け、合計10名の採択者の皆様には、資金提供やビジネスの拡大に必要なメンタリング、専門家からのアドバイス、ネットワーキングなどを提供し、地域資源を活かして社会インパクトを創出することをサポートします。
ワークショップ概要
本プログラムでは、集合型ワークショップとして、全国の先行するロールモデル企業や専門家による合計4回のワークショップ型レクチャーを行います。
講師には、東北にゆかりのある専門家やロールモデル企業の経営者によるワークショップ型のレクチャーとします。
※全てオンラインで実施
ワークショップ ゲスト
ゲスト1. 白川 裕也さん
仙台市経済局イノベーション推進部スタートアップ支援課 拠点形成係長
国立大学法人東北大学産学連携機構 特任准教授(客員)
国立研究開発法人情報通信研究機構 イノベーションコーディネーター
秋田県大館市生まれ。東北大学卒。
東北の経済を活性化するような仕事がしたいという想いを抱き、仙台市役所に入庁。 キャリアのほとんどを経済局で過ごし、企業誘致、復興特区制度企画・運営、中小企業金融支援を担当。
2013年からは起業支援業務を担当し、仙台市起業支援センターの立ち上げ、国家戦略特区制度や社会起業家支援プログラム、広域アクセラレーションプログラムの企画・運営、スタートアップ・エコシステム拠点都市の推進などを担当。行政と民間の垣根を超えて、東北を盛り上げるため、様々な活動を行っている。
ゲスト2. 松田 文登さん
ゼネコン会社で被災地の再建に従事、その後、双子の弟・松田崇弥と共にへラルボニーを設立ヘラルボニーの営業を統括。
【受賞歴】
・世界を変える30歳未満の30人「Forbes 30 UNDER 30 JAPAN 2019」
・2021年「日本オープンイノベーション大賞 環境大臣賞」
・日本スタートアップ大賞 2022 審査委員会特別賞
・LVMH Innovation Award 2024「Employee Experience, Diversity & Inclusion」カテゴリ賞 …
ヘラルボニーは、「異彩を、放て。」をミッションに、障害のイメージ変容と新たな文化の創出を目指すスタートアップ企業。
国内外の主に知的障害のある作家の描く2,000点以上のアートデータのライセンスを管理し、さまざまなビジネスへ展開している。
支援ではなく対等なビジネスパートナーとして、作家の意思を尊重しながらプロジェクトを進行し、正当なロイヤリティを支払う仕組みを構築。ライフスタイルブランド「HERALBONY」のほか、商品や空間の企画プロデュース、取り組みを正しく届けるクリエイティブ制作や社員研修プログラムなどを通じて企業のDE&I推進に伴走するアカウント事業、あたらしい"常識"に挑戦する盛岡のアートギャラリー「HERALBONY GALLERY」の運営を行うアート事業など、多角的に事業を展開。
さまざまな形で「異彩」を社会に送り届けることで、「障害」のイメージを変え、80億人の異彩がありのままに生きる社会の実現を目指している。
(公式プレスリリースより)
レクチャー・質疑応答
詳細は控えますが、「地方での起業をどう軌道に乗せるか?」「共感を得るためのビジネスモデルとは?」など、本プログラム受講者にとって今後のヒントになる内容がぎっしり詰まった会でした。
ゲストのお二人自身の経験談も交えながら、現在までの経緯や裏話もご共有いただいたため、事業運営におけるリアルな緊張感も感じられ、オンラインとは思えないほどの熱量がありました。
その後はゲストのお二人に直接疑問や相談ができる質疑応答も実施。
地方での起業におけるネットワーキングや資金調達の秘訣は?
地方で起業をするメリット、強みは何か?どう活かせるか?
チーム形成におけるポイントは?
競合が真似できないような仕組みを作るべきか?
などの質問に対して、具体的なアドバイスが提供され、参加者にとって今後の行動につながる多くのヒントが得られました。
おわりに
本プログラム(ISS)は今後もワークショップや外部講師を招いてのレクチャーなど、さまざまな支援内容をご用意しております。
これからの報告もお楽しみに。
本プログラムについてご興味を持っていただけましたら、ぜひお気軽にご連絡ください。
お問い合わせ
株式会社プレイノベーション(担当:堀江・松井)
info_iss@plainnovation.com