卒業式の思い出
皆さんこんにちは。
今日は卒業式を懐かしんでいこうと思います。
人それぞれ卒業式の思い出があると思うのですが、皆さんは小中高大(専)など、どんな卒業式を過ごされてきましたか?
人の卒業式、興味があるので是非聞かせて下さい!
1.小学校の卒業式
HRが終わって担任の先生に1人一輪花を手渡す時のこと。
みんなが先生に一言伝え手渡す時に泣いていて、
「え、みんな泣くの?なんで?笑」
と思いながらも、流れ的に"ここは泣かないといけないのかな..."と思い、涙した所言葉に詰まった僕。すると先生から
「まるの気持ちよく分かった。本当にありがとう。そして卒業おめでとうな!」
と言われ私の心は
ぇぇぇぇぇ!!!!!??ガチ泣きって勘違いされてる!!
違う先生!泣いた方がいいのかなと思って泣いてるだけでそんなに感動してないよ!!!
先生ぇぇぇ!!!!!!
と勘違いされた思い出。笑
泣かないで良かったなら泣かなかった。
多分この時に人と合わせるのやめよう、損するやん(この場合何の?笑)と少し思い始めた。笑
2.中学校の卒業式
確か、公立高校の合格発表は卒業式の数日後だった。
だから、安心して卒業式を迎えられた人は少なかったと思う。
「卒業式しても合格発表の時、また学校来るしな〜笑」
と少し背伸びした冷めた言葉が飛び交ってたの覚えてる。
私は私立高校への進学が決まっており、卒業式の5日後には地元を離れて高校の寮に入り練習に参加する事になっていたので、
「学校に来るのもみんなに会うのも本当に最後なんだなぁ寂しいなぁ、高校頑張らんとなぁ」
と卒業生らしくセンチメタルな気持ちになっていた。
卒業式では"仰げば尊し"を歌いながら金八先生思い出してた。(なんでだ)
最後のHRの事は思い出なくて、その後にクラスの女の子に告白したことは覚えてる。
彼女の事は中2の夏頃に知って、顔を見て
「あの子可愛いな。好き!」
と思った。何と単純な。笑
3年生でクラスが同じになり、"人となり"を知り更に好きになった。
彼女はムードーメーカー的存在で面白い事を言う元気な女の子。でもはしゃぎすぎる事もなくクールな一面もあるギャップが魅力的だった。
顔は可愛いより美人系かな。
少しずつ彼女と話すようになり、
「今日の宿題なんだっけ?」
と宿題なんて知ってるけど、その子と話したいがためだけにメール送って、その後何度かラリーするだけで楽しかった甘い記憶。
2学期になり、同じ班になりグッと距離は縮まって話す事も増えたけど、教室は受験一色。
私も自分の事に手一杯で雑談は減り、彼女がどの高校に行くかなんて気にする余裕もなかった。
そんな時彼女からメールが来た。
「フレディー、どこ受けるの?」
因みにフレディーというのは当時彼女が僕につけたあだ名である。
フレディー・マーキュリーなんて立派なものではなく、フルハウス系の海外ドラマの役名か役者の名前かだった。(ググったけど思い出せない)
私の受験校は、私の中学からは私しか行かない私立高校だったし、滅多に聞かない名前だろうから言っても分からないだろうなぁと思いながら、高校名を伝えると案の定「それどこの高校?笑」なんて言われて盛り上がった。
受験前日、彼女から
「明日頑張れよ、フレディー。いなくて寂しいと思うほどフレディーの存在大きくないから、安心して頑張れよ。」
と彼女なりのエールのメールが来て嬉しかった。
(彼女には未だに伝えてないけど)スポーツ推薦だったから受かるも同然だったんだよね。笑
でも(受かる)確証がないから一応勉強してた、って程度で。
部活の顧問が休憩中に受験クラスに入室してきて、ユニフォームのサイズを聞き回っていた時、「あ、もう落ちる事ないやん笑」と思い、昼以降の試験は気楽だった。
顧問が聞き回ってた人達が同じ推薦だと察したので顧問の動き見てたら、みんなゴツくて「うわぁ、みんな強そう。嫌だなぁこの中に入るの。」と思った。これが高校の同期の第一印象。
電車で2時間、1人揺られながら帰り疲れた私は、彼女からのメールも返さずバタンキューした。
無事に合格通知が来て、彼女にも合格を伝え、"今度は私が応援する番だ!"と思い、彼女を励ます日々が続いた。
そんなこんなで月日は流れ、卒業式の時点で彼女も進学が決まっていたので、2人とも気が楽だった。
そして卒業式が行われる体育館に入る前、2人で
「みんな複雑な心境だよね...笑」
とひっそり話した。
HRが終わり、僕は告白する事なんて考えてもなかったけど、これで会えるのが本当に最後だと思っていた事もあり、勢いで彼女に告白した。
「もう気付いてるかも知れんけど、君が好き。付き合って欲しい。高校はお互い離れるの分かってるけど、付き合って欲しい。」
彼女は照れ臭く「メールで返信するよ笑」と言って私の卒業式は終わった。
後日、OKのメールが来て、ここから約一年付き合った。
彼女の存在は僕を強くしてくれた。
本当にいい人だった。
私から振ったけど、彼女の事は忘れない。
そんな彼女との甘い記憶を残したのが、中学校の卒業式の思い出。
3.高校の卒業式
「私事ですが...」
これは最後のHRで発した一言目。笑
一言一句覚えてる。
高校時代はまさに青春だった。
目標を立て、悩み苦しみながら奮闘し続けた日々。
友達0人、初めての寮生活、厳しい上下関係、激しいレギュラー争い。
何を取っても厳しかった3年間の毎日が、僕を何倍にも強くしてくれて、社会人になった今も根底はここにある。
この生活は2度としたくないけれど、この高校時代がなければ今の僕はいない。
性根から変わった激動の3年間だった。
卒業式の1週間前、後輩らが登校している平日に誰もいない寮で1人、HRで何を言おうか考えていた。
迷いに迷ったが、HRでは両親への感謝を伝える事にした。
年間14日程度しか実家に帰らない親不孝な子供だったと思う。
家を出る事に反対をしていたのに、この学校への進学を許してくれた両親。
最後の半年は、"両親に喜んでもらって笑顔を見たい"その気持ちで強くなれたし頑張れた。
そんな両親へちゃんと感謝を伝えようと決めた。
卒業式当日、父親は来れず母親のみが来ると知り、少しがっかりした事を思い出す。
最後のHRを迎えた。
「私事ではありますが、私は寮生でして、みんなとは少し違う高校生活を過ごしてきました。
みんなは家から通うことが当たり前ですが、私は毎日ここから3分30秒の寮から通っていました。
寮では一通りの生活全てを自分でする必要があり、15歳で家を出た私にとっては両親の偉大さを知った高校生活でした。
毎日当たり前のように温かいご飯が出てきて、毎日洗濯されてアイロンされ畳まれた服があって、毎日一緒に生活する事全てが当たり前ではない事を経験し、両親の凄さを実感しました。
お母さん、今日は遠い所来てくれてありがとう。
3年前、大喧嘩したね。
でも進学を許してくれ支えてくれてありがとう。
僕はこの高校に進学して、2人(両親)と離れて生活をした事で多くのことを学ぶことが出来ました。
この高校に進学させてくれて本当にありがとうございました。
まだまだ手がかかると思うけど自立できるよう頑張るので、これからもよろしくお願いします。
そしてもはや後付けになったけど(笑)、みんな本当にありがとう!
1年間みんなと同じクラスで楽しかったです!!
なんかしんみりしたけど、最後でみんなが笑ってた印象が強い笑
今思い出すと恥ずかしいけど、この時にちゃんと両親に感謝の気持ちを伝られて良かったと思う。
みなさんの卒業式の思い出も是非教えてください!
それではまた。
そして全ての卒業生の皆さん、本当に卒業おめでとう!!
2022.3.7 まる
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