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三びきのやぎのがらがらどん

"『おれだ!おおきいやぎのがらがらどんだ!』と、やぎは いいました。 それは ひどく しゃがれた がらがらごえでした。"1841年にノルウェー民話集に収められた童話である本書は『となりのトトロ』エンディングでも読み聞かせシーンがある様に、多くの児童に社会の容赦なさ、厳しさを伝える名作?

個人的には、読書好きならご存知?アニメ化もされた漫画『バーナード嬢曰く。』にて本書が紹介されていたことから随分と久しぶりに手にとったのですが。やはり多くが、ほのぼの、誰も傷つかない仲良しハッピーエンドを予定調和にする『こども向け絵本』と思って読み進めると、橋の下の【トロルの衝撃的な木っ端微塵さ】には、いや何とも南斗水鳥拳の遣い手さながらの斬れ味で驚かされます。

で、何故か思い出したのが。"我が生涯に 一片の悔いなし!!!"のラオウ様。北斗の拳の【世紀末弱肉強食世界】。そう、名前は『どれも同じ』な三匹のヤギ、がらがらどん達は、見かけ上の個性なんかではなく、日々密かに研鑽した確かな実力をもって"ヒツジもといヤギの皮を被ったオオカミ"のごとき獰猛さと、それを隠した【クールなチームプレーで】『ジェットストリームアタック!!!】と厳しい現代社会を生き抜く術を世界中の児童に伝えようとしたのかなあと。知らんけど。

力こそ正義!正義こそ力!。スッキリしたいこども、おとな に オススメ。

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