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ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム

"ビブリオバトルが『人を通して本を知る』だけでなく『本を通して人を知る』場であるというところにこそ、真の魅力がある。そして、それが本質なのである。"2013年発刊の本書は考案者による読書会や本と出会う場所ではない『コミュニケーション場づくり』書評ゲーム"ビブリオバトル"解説本。⁣

メタバース空間で読書を主宰している私ですが、あらたにビブリオバトルも始めようと考えていて。補助線として手にとりました。⁣

さて、そんな本書は人工知能の研究者である著者が、2007年。研究員として大学に残っていた時期に新しく勉強会を立ち上げようとするも『輪読会』形式には問題点を感じていた著者が"輪読会のメカニズムを再設計して考案した"ビブリオバトルの誕生話、ビブリオバトルのルールやその本質、または大学や書店、図書館。学校や企業といった全国での急速な広がりについて。全四章で丁寧に解説してくれているわけですが。⁣

誕生から2024年現在、14年過ぎてすっかり文化として定着した感のあるビブリオバトルについて。誕生事から普及段階の熱量、意気込みみたいなものを感じられたのが良かった。⁣

また、著者自身は『書評のフットサル』のように楽しんでほしい。と書いているのですが。ビブリオバトル×メタバースとして、果たしてどのような内容だったら面白いものになるか。企画を考えながらワクワクしました。⁣

ビブリオバトルに興味ある、関わっている誰かに。原点としてオススメ。

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