メタバース芸大”一期生編”9
300年の刻を超え、大量の涙を滝のように流しながら好きな名画達をバッサバッサと切り捨て御免「みる3」のスライドなんとか完成。止めてくれるな世界中の画家達。私には辿りつきたい場所があるんだ!話。
我ながら「みる」2回目が終わった時に早々と予告した次回は「ルネサンスから印象派まで行くよ〜」は、無茶ではないのかと思っていたのだけれど。うん。何とか資料は完成しましたが、今回(も)すごく悩みました。
西洋美術史を話すこと自体は正直、何の問題もないのだけれど。問題なのは「どこまでわかりやすく圧縮するか」。わずか「1時間弱」の尺に(鑑賞時間もつくりつつ)「300〜400年くらいのボリューム」をどう収めるか。
PCの前でうんうん唸って、なかなか資料作りが進まなかったのですが。心を鬼にしてスタート。さらばミケ!(ミケランジェロ)ごめんね!ベラ!(ベラスケス)などと大好きな画家、名画たちに謝りながら、ばっさばっさと涙まみれに切り捨てて、なんとか30枚弱のスライドに落とし込みました。
うん。「画家や作品解説をもっとしたい」一方で美術史として押さえておくべき「社会的な背景や歴史の流れ」この両方のバランスを適度に保つのは本当に難しいですね・・と、資料として積んでいるさまざまな人による美術史解説本をパラパラと見ながら、透けて見える「それぞれの工夫」に「いやあ。この感じで編集するのわかります」と勝手に仲間意識を感じたり。
でもまあ、昔に学んだこともなく、独学で美術史のスライドを「〜らしい」と作成、不安を覚えながら人前でボソボソと話し出してから数年。今の自分は少なくとも「大きな流れ」は既に掴んだ上で、こうして「コントロール、編集できる」までになるなんてね!成長してるぞ!私!なんて。自画自賛。私が私を褒めておく。
ワークショップ的なものや、ワールドの選択はまだですが。今回も「みる3」新作スライドで挑みます。メタ芸のみんな!楽しみにしておいてくれたまえ!(何)
あと、今更感ありますが。「みる」「ことば」「おかね」の年間の授業シラバスを仮作成しました。
リアルの大学で学べる内容を「キチンと押さえつつ」何とか早く辿りつきたいのは「まだあまり言語化されていない進行形の文化」ボカロやVTuberはもちろん、メタバースのアバターやワールド、イベントをアートに接続させること。そこへの挑戦。
まあ辿り着いたら着いたで、まだあまり言語化されていないので。当然に資料も少なく「授業する側」としては地獄のデスロードなんだけれど。「メタバース」芸大だからこそ。やはり、この前人未到の領域まで踏み込まないと!と勝手に使命感を覚えている。
うーん。でも実際には「年末から年明け」かな。既に語られている美術史を編集しつつ、それまでに未だ語られていない分野を同時並行でリサーチリサーチ!ドM的には気持ちよくも、やること沢山ありすぎてうわあああああああい。
と叫んだ後は、次は「ことば3」”日本の言語の誕生から短歌”のスライド内容の準備を淡々と進めます。うむ。切り替え切り替え。