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あした死ぬには、

"40路女の右往左往やとまどい 楽しみ あたらしい出会いや別れ ひきこもごも これからいろいろ描いていけたらと思っております〜"2019年発刊の本書は、幅広いジャンルで活躍する著者初のWEB連載【40代の心と身体の変わり目をリアルに描いた】"アラフォー漫画"としてメディア注目「このマンガがすごい!2020」オンナ編第3位、第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞に選出された一冊。

個人的にも40代。また三浦しをんが『悶絶スパイラル』の表紙を著者が手がけた縁?絶賛していたのに興味を持ち手にとりました。

さて、そんな本書は映画宣伝会社に勤め、ハードワークをこなす42歳、独身の本奈多子(ほんなさわこ)を中心に、毎日の職場での葛藤や結婚して子どもがいる同級生や、余命宣告を受けた同業者との付き合いがオムニバス形式で描かれているシリーズ1冊目なのですが。

まず、著者の作品は初めて手にとったのですが。著者自身が40代、また読者対象をアラフォーに絞って設定していることもあるのか。性別こそ違えど同年代として、主人公の本奈多子に【自然に感情移入してしまい】また登場人物たちに知人をあてはめるかのように『あー、こんな人いるよな!』と思いながら楽しませていただきました。

また、やはり40代以降になると。親や親戚、友人、好きだった芸能人の死だったりに触れる機会が増えて【死というものがより現実的、身近なものと感じられる】わけですが。表題でもある『あした死ぬには、』といった事を主人公と同じく、ふと考える機会がある私にとって。登場人物【それぞれの選択】後の結末が気になったりしました。

40代のアラフォー女性はもちろん、男性、あるいはそれ以上の世代の方にもオススメ。

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