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創造力が僕らの武器だ。2014→

試行錯誤で何とか終えた初年度の「クリエイティブアウォード関西」を終えて、2014年度の2回目の準備が始まる。何でもそうかもしれないが、一度開催して形をつくってからは修正点を考えていく作業となるので、やはり初年度よりは「すべき事」が明確なのでやりやすい。

まず、開催を「続けていく」からには、何かしら時代性のあるキャッチコピーが毎年あった方が良いのでは?と考えて、2014年は安保法案の可決を巡ってデモ行進などで賛否が起きていた事を踏まえてつけたのが「創造力が僕らの武器だ」だった。これは今でも思う事だが、想像力、創造力どちらの言葉にしても、相手をちゃんとイメージできる事で、直接的に傷つけあう事が避けられるのは?そんな不戦の意味を込めていた。

そして次に「クリエイティブアウォード関西」の運営システムを創る際に参考になった「アサヒ・アート・フェスティバル」自体にも企画としても参加、年数回東京で行われる活動発表の場にて、エントリーしてくれた方々の活動を紹介する機会を創った。この事で少しでも関西圏の取り組みを全国に発信できればと思ったのだ。

それ以外は、昨年開催したからこそいただいた意見を受けての修正作業。「1位以外の順位を決める必要性はあったのか?」に関しては、事務局内で検討する中で、この年はグランプリを含む5位までを表彰し、他に事務局特別賞を用意する形で修正し「どういった基準で評価しているのか?」に関しては、授賞式前に審査員をつとめてくれた方々による同テーマの基調座談会の時間を進行の中で設定する事で、その疑問を解消する時間を持つ事にした。

他には「クリエイティブアウォード関西」の目指している(継続していく為に)「負担が少ない形」の最大公約数を目指している方向性とは違い「運営する人(事務局)」の負担だけを増やしてしまう形となるので悩みのタネではあったが、この年からあえて紙フライヤの配布、賞状の準備、そしてわずかばかりの賞金を用意する事にした。(=運営側はこの時から確信的な赤字体制となっています)また、僕が備品として別の仕事で得た謝礼をそのまま充てて購入したのが赤絨毯、いわゆるレッドカーペットだった。これは突然”受賞式にはレッドカーペットがあった方がそれらしいのでは?”と思いついた結果だが、個人的にはこれはこれで視覚的な意味で「クリエイティブアウォード関西」らしさとなっているのでは?と思っている。(また余談だが、授賞式でお渡しする賞状やトロフィーも事務局スタッフによる手作りが始まったのもこの年からでもある)

そして迎えた「まちライブラリー@大阪府立大学」での2014年度の授賞式。”ほら、やっぱり赤絨毯は良いじゃないか!”そんな会場風景に内心ほくそ笑んでいた僕はさておき。この年に関しては特に様々なジャンルの方がエントリーしてくれた印象がある。その事で、初年度がこれまでの僕の周辺の「アート」「デザイン」関係が多かったとすれば、この年はエントリー自体に関しても「より幅広く」おそらくは審査員の方々自体も「果たしてクリエイティブとは一体?」と悩む事になったのではないかと思う。

また2014年度のグランプリが個人としてのアーティスト活動以外にも様々なイベントをプロデュースしている”ハモニズム”こと小島和人氏に決定したが、これも素晴らしい活動をされている他の「団体」を差し置いての「個人」の受賞という結果だったのにも昨年の結果に続き驚いた。もちろん同時に2回目の開催を終えて、着実にこちらも”「クリエティブアウォード関西」らしさ”が定着しつつあるのかな。という嬉しい気持ちもあったのだけど、やはり正直、個人としては予想外の結果だったのだ。

以下、2014年の結果を紹介する

1位 小島和人(ハモニズム)

2位 チーム4.5畳

3位 SPSきずなや

4位 一般社団法人KYOTOGRAPHIE

5位 おおさか閃き塾

事務局特別賞 日本玩具博物館

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