ミライの授業
"本書では、自分だけの未来をつくる具体的な方法を述べていく(中略)目的はひとつ、未来に生きる14歳のきみたちに、特別講義を届けるためだ"2016年発刊の本書はエンジェル投資家、経営コンサルタントとして知られた著者がおくる冒険の書。良書。
個人的に47歳と早すぎる死を残念に思っていたこと。またメタバース芸大RESTの講師として学べる部分があるのでは。と本書を手にとりました。
さて、そんな本書はディベート甲子園の基礎を築いた一人、京都大学産官学連携センターの客員准教授でもあった著者が"14歳のきみたちには、未来がある。可能性がある。"と未来をつくる5つの法則『世界を変える旅な?からはじまる』『冒険には?が必要だ』『一行の?が世界を変える』『すべての冒険には?がいる』『ミライは?の向こうにある』とニュートンから緒方貞子、読者を含む20人の変革者を紹介しながら思い込みのワナを抜け出し、課題発見の大切さについて語っているのですが。
14歳という年齢はとっくに過ぎた、また残りの未来を考えてしまう私にとっても本書は刺激的で、著者の未来を信じることからバックキャスティングするような俯瞰的な眼差しに、やはり強く刺激を受けました。
また紹介される人物たちのエピソードでは、ニュートンの哲学から科学への転向、統計学者としてのナイチンゲール、男女平等を憲法に盛り込んだベアテ・シロタ・ゴードンの話はとくに面白く、前述のメタバース芸大REST他、フリーペーパー専門店の店長として、より良い社会の実現を目指している私にもヒントや勇気を与えてくれました。
著者ファンの方はもちろん、全ての14歳の方、また学び続けたい全ての人にオススメ。