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ドラッカー名言集 仕事の哲学

"他から得ることができず、どうしても身につけていなければならない資質がある。才能ではなく真摯さである"2003年発刊の本書は『現代経営学』あるいは『マネジメント』発明者として著名な著者による仕事についての名言集。⁣

個人的には仕事について。ホッと一息つきたい事から手にとりました。⁣

さて、そんな本書は他人からは未来学者(フューチャリスト)自分では「社会生態学者」を名乗り、日本の企業人や経営学者らに多大な影響を与え、ドラッカー学会が2005年に設立されたり、映画化もされた小説『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(通称『もしドラ』)でも知られる著者の著作から中核的な言葉を抜き出し、『成長』『成果能力』『貢献』『強み』『進むべき道』『知識労働者』『起業家精神』『チームワーク』『コミュニケーション』『リーダーシップ』『意思決定』『優先順位』『時間管理』『第二の人生』をテーマに各ページ3〜4行程度で編集、掲載したものなのですが。⁣

主にビジネスパーソンを対象イメージにしているのだと思う言葉たちは、やはり強く説得力があって"成果をあげる人とあげない人の差は、才能ではない。いくつかの習慣的な姿勢と、基礎な方法を身につけているかどうかの問題である""本物の変化とな人が行うことであり、一時の流行とは人が話すことである""優先順位の分析については、多くのことが言える。しかし、優先順位の決定について最も重要なことは、分析ではなく勇気である"などなど響きます。⁣

また、何より。気づけば新しい(創られた)ビジネス用語やわかりやすい解決策に迷わされるビジネスパーソン界隈ですが。著者が一貫して真摯さや日々の継続的な努力を訴えているのも。やはりファンの一人として、あらためて共感したり。⁣

全てのお疲れ気味なビジネスパーソンに。読みやすく、初心に戻れる一冊としてオススメ。

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