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とある支援者のつぶやき…

「めんどくさい」「面白くない」

「なんでこんなこと

 やらされなきゃいけないんだ」

利用者さんから

こんなご意見を頂くこともある

そうだよね。

面倒だよね。

しんどいよね。

自分にとって

何がどう必要で

どのように役に立つのか

そもそも理解が出来ていないんだよね

住居/地域支援から異動し

就労移行支援に携わり

早4か月

一般就労を目指し

日々邁進する利用者さん達を

一生懸命に支援する

一般就労とは何ぞや

障がい者雇用とは何ぞや

そもそも

働くとは

障がいとは

生きるとは

そんなことを

伝えて伝えて

伝えているそんな中

出てきた言葉

辛辣な意見

いやいや。

そもそもを理解出来ていない

それを素直を表現している

心から出たんだね

いいことだと思うよ

大事なのは

で、どうするか。

そもそも論を言えばだよ

ヒトは皆平等と言いながらも

優劣はあって

競争社会の中では

企業は成果収益を求めている

だからこそ、

使える人優秀な人を雇いたい

障がいがあることによって

出来ないとか損している部分がある方はいらない

でもだよ。

国が定めた障がい者雇用制度によって

従業員43.5人以上の事業では

2.3%以上の障がいをもつ方を雇わないと罰金

という義務を課せられた

障がいに関係なく、希望や能力に応じて、

誰もが職業を通じた

社会参加のできる共生社会の実現

という

ヒトは皆平等くらい

抽象的であやふやな目標に向け

国が課せた

一生懸命それぞれの目標達成や収益のために

経営してきた企業にとっては

全く視界にも入っていなかった

障がい者たちの雇用を

突き付けられた状態

いやいや。どう接していいの?

ちょっとよく分からない。怖い。

だから、

まぁ見た目で分かりやすくて

会話が出来て

まぁまぁ能力が高い人ならいいかな…

とまぁ最初は

身体障がいをもつ方の取り合いが繰り広げられる

障がい者雇用と言いながら

通常の雇用と何ら変わらない

でも給与は低い

だって配慮しているもの

だって枠をわざわざ用意しているもの

そのうち障がいって身体だけじゃないよねと

国からつつかれる

障がいって他にもあるよね

身体、精神、知的、発達も障がいよね

いやいや。だから分からないのよ。

どう接していいの?どうしたらいいの

会話成り立たないでしょ。怖い。

オリンピック・パラリンピックでもそうだよね

身体障がいの方は取り上げられやすいけれど

知的障がい、精神障がい、発達障がい

あまり取り上げられにくい

就職においても、そう。

知的障がい、精神障がい、発達障がい達

が選ばれず。

仕事につけない方が世の中に余ってしまう。

仕事が出来ない…

わけでもない

集中力がない…

わけでもない

コミュニケーションが全然ダメ…

なわけでもない

そして

不調状態がずーっと続く…

わけでもない

それなのに

ただただどうしても

マイナスイメージが強い

健常者の就職活動でも一緒だが

就活にはイメージは大事

障がいをもつだけで

「出来ない」「難しい」「めんどくさい」

そのマイナスイメージはついてくる

それをそのままマイナスのままで行くと

そもそも苦手意識・抵抗感がある企業に

受け入れてもらえるはずがない

誰にでも優しい社会であったとしても

誰にでもがどこでも通用する訳ではない

お金を稼ぐ

これを目標としている場所では

ヒトは皆ただただ必死なんだ。

必死

死に物狂い

そんな中

他人を想う配慮なんて

出来るはずがない

接客業であったとしても、そう

それは収益を求めているからこそ

している行為なだけであって

他人を思いやる気持ち

を売っている訳ではない

そもそもヒトが苦手とする分野

出来なくて当たり前だ

それでも

ヒトは働く

生活するため

生きるため

生きがいだったり

働きがいだったり

役割だったり

存在だったり

そんなものは働いてから見つければいい

そのためにまずは学ぶ

何を?

自分の不得意や出来てなさを痛感し

落ち込むのではなくて

だからどうするのかを考えるんだ

人生は敷かれたレールの上を歩くだけではない

敷く側に回らないと

レールを敷く人もそのうちいなくなる

いつまでも子どもではいられない

文句を垂れるのは誰でもできる

意見いう、不満を漏らすことも誰でも出来る

必要なのは

で、どうするか。

それを他人に任せるのは違う

他人に任せる=どうでもいい

同意

文句を垂れる

意見いう、不満を漏らす

自分の価値を下げることを

ただただしてどうするのだ

人生は

自分が持っている手札でしか選択出来ない

手札を増やすには

学ぶ、経験する、関係を築くしかない

学ぶは最初のステップ

学ぶ姿勢

ここがなければスタートにすら立てない

だからこそ

僕らは支援している

支援を要している人たちはもちろん

支援を要していない人にも

学校の勉強が苦手だった

勉強についていけなかった

必要性が分からなかった

苦手なものから逃げてきた

そんな人たちに

これから社会で生き抜くための

最大の武器となる

気持ち知識を身につけさせるため

出来なくて当たり前

皆出来ないからスタートしてる

出来たらラッキー

出来なければ方法を考えればいい

どんな方法でも

ヒトを介してでも

法に触れなければ

それが自分の生きる術となる


もう一つのそもそもを言えば

障がい者雇用は

障がいに関係なく、希望や能力に応じて、

誰もが職業を通じた

社会参加のできる共生社会の実現

のために設定されたもの

ノーマライゼーションの一環で

障がいをもつ人が働きやすい仕事場は

誰もが働きやすい職場だよね

という気付きを

会社全体で出来るような

環境を整える策の一つでもある。

ただただ

設定された雇用率以上の障がい者を雇えば

罰金を免れる制度ではない。

誰もが働きやすい職場

女性でも活躍できる場

LGBTでも差別されない場

育児をしていても時短をせずとも働ける場

それらを含む環境設定を行うための一つ

それが障がい者雇用

障がいの枠がどんどん広がっているように

世界で社会で地域で

暮らす人もどんどん変化している

雇う側もそれは理解すべき

どんな人がどれだけいて、

今後どうなっていくのか

長く勤めて欲しいなら

何がその人たちにとって

モチベーションになるのか

知っておかないと

与えても与えても辞めてっちゃうよね

人生は

自分が持っている手札でしか選択出来ない

同じように

企業の経営も

持っている人材でしか立ち振る舞い出来ない

手札を増やすには

採用、育成しかない

IOC化によって

人の手が必要とされなくなることも

今後あるかもしれないが

今いる人材の誰もが働きやすい環境

経営し続けるのであれば

収益を得るだけでなはなく

内部環境、土台を整えることも必要だ。


働くため

それをゴールとするのではなく

社会で生き抜くため

これをゴールとすることで

だいぶ方向性は変わってくる

働くだけが生活ではないし

働く最長8時間が出来ていれば

生きていけるわけでもない

他人と生活する上で必要なこと

細々しているがそれを体感して学ぶ

そこから

自分なりに

生きていく方法を身につけてもらえれば

就労移行としての役割は果たせているのかなぁ。


そんなことをつらつらと考える

そんな夜

他者に文句垂れるな、自分でどうにかせぇと

言っている私が企業に他者に

こうであれ、ああであれと伝えている

なんとまぁ矛盾に矛盾を重ねた

御見苦しい文章だと見返して反省している

何が正解もない

これが正解でもない

一支援者のつぶやきとして

見て頂ければ幸いです。

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だいすけ
サポートがなんなのかすら理解できていませんが、少しでも誰かのためになる記事を綴り続けられるよう、今後ともコツコツと頑張ります!