「編集」する力は、自分や社会を変える
Newspicksのニュースを流し読みしていて、偶然たどり着いた編集者佐々木紀彦さん(スタンフォード大学留学)の「ビジネスパーソンのための編集講座」が面白かったので、そのまとめ。
社会背景として、タテ社会をヨコ軸で繋げる「編集」の価値向上
1. イノベーション
Connecting Dots
2. キャリア
世界中にライバル→自分自身の編集力
100万分の1の人間
3. コミュニティ
会社→5つ程必要(どこに属するか?)
イノベーションのジレンマ
1. 関連づける力
分野・産業・地理を超えて意外な結びつきを生み出す力
2. 質問力
新しい洞察力や方向性を誘発する力
3. 観察力
周りに注意深く目を向け、洞察力を得る力
4. 人脈力
多様な考えを持つ人と交流しアイデアを見つける力
5. 実験力
アイデアをもとに、仮説を検証していく力
編集力とは?
1. 探す(良いネタや良い人をスカウトする)
2. 繋げる(良い人、良い企画を繋げる)
3. 見せる(マーケティング)
うまくいっているビジネスは、この3つがうまくまわっている。
人脈+教養+センス
編集者&プロデューサーの川村元気氏
「時代性」「普遍性」の2つの掛け合わせが大事
日本人は、流行りには敏感だが、普遍性は弱い
普遍性を強化するためには、とにかく古典を読むこと。古典は、まだ専門が分化する前に書かれたものであり、1冊から多くを学べる。
例:
永遠の平和のために啓蒙とは何かbyカント
自由論byミル
古典と進化生物学(人間の本能とは?)
AIが普及すればするほど、人間の本能とは?を見抜く力が大事になる
教養を磨く
本: 米国製エリートは本当にすごいのか?
(佐々木氏の留学時代のまとめ本(28歳~30歳))
知の1000本ノック
1. とにかく本を読む(4年間で500冊程)
2. とにかく書く(レポート、論文)
3. とにかくプレゼン
上記3つを含めたうえで、周りと議論
ハーバード大学で大事だとされているもの
1. 外国語
2. 説明文(分野知らない人に対して)
3. 一般教養
ハーバード大学のカリキュラム
・世界の社会
・世界の米国
・美学と解釈
・文化と信仰
・経済的、数学的推論
・生命科学
・物理科学
・論理的推論
東洋と西洋の両利きとなれ
どう日本的なものを融合してアップデートしていくか?東洋の文化的背景を持った人。
サティア・ナデラ氏@マイクロソフトCEO
インド人だがブッダの教えが根付き、マイクロソフトを「闘争の文化」から「共感の文化」へと変えた
「人は人生の浮き沈みを通してのみ、他人への本当の共感を得ることができる」
伝えるためのメディアの選び方
伝えるためには、文字、映像、音声、イベント等をどう使い分けてコミュニケーションするかが大事
アリストテレスのレトリック
1. ロゴス(論理)
2. パトス(感情)
3. エトス(徳)
どう、人の心を動かす伝え方ができるか?例えば、文字は知的活動(ロゴス)には向いているがエトスは生まれにくい。
人間力は「孤独力」で磨かれる
自分の人間力や仕事力が高まった結果として生まれるもの=人脈
孤独力とは、自分一人で自分と対話できる力
散歩しながら、自分同士で対話しているような人
→アイデアが生まれたり、「個」として生きているので人と対等に付き合える
「器量」強く、優しく、明るく
→人の良い面をプロデュースしたくなる
本: 福田氏「人間の器量」
自分を超えた何かのために全力を尽くす
SNSは自我に食われるため、客観的に使うようにする
そして、その後見つけたnoteの言葉
「目に見えない仕事」が「目に見えるクオリティ」に直結する