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世界の木造建築は、インスピレーションの宝庫

ベトナムのカントー市にブティックホテルを建てたいと言っていた友人に、旅先で出会った風景や素敵な空間など、アイデアが閃いた時や事あるごとに連絡していたら、「マミはアイデアがたくさんある。自分は、その中から一つを選ばないといけない。」と。「うーん、そうかな。何か全部、繋がっていそうな気もするんだけどな。とりあえず、思いついたものは、発信しないと忘れていくから、とにかく言うよ。返信はいらないから。」と言うと、ベトナム人には珍しく(?)寡黙で、超合理的で、着実に、長期的に物事を熟していく友人は、「良いね。これからもいろいろ教えて」と。

人を呼び、「何とかしなければ」と思いながら「観光開発をする立場」として観光局に務めていたけれど、「人生を全力で楽しめば良い」「マミはできる」といつも「自分らしくいられる方向」に背中を押してくれた人々がいる空間の摂理に、振り回されながらも、いつの間にか従って、居心地がよくなっていた。素敵な空間に、素敵な世界観を創造して、都市と田舎を繋げられると、この土地の持つ価値がもっと磨かれるのかも、と思い始めると、その手段は選ばなくなっていく。

たくさんのものに、出会って、感動して、行くだけじゃなくて、自分でも空間づくりに関わりたくなって、でもそれは日本で、じゃなくて、いつも熱帯の気候とメコン川が思い出された。日本の素敵な世界観を、自分の理想郷につくりたい。

以下は、日々私の想像力や創造力、好奇心が掻き立てられる空間。

里山十帖 


スイデンテラス


吉野杉の家(Airbnb)


奄宿 AMAYADO


The Nature (カンボジア)

ここは、カンボジアのシェムリアップ・オフィスの元同僚が建てた宿で、私が「メコン川沿いの小さなリゾート」を想像したときの風景を全て可視化しているといっても過言ではない場所。日本の世界観とは全く違う、異なる木の空間で、熱帯植林に囲まれた場所。

行ったら行ったで、すっごい灼熱の暑さなんだけれど。「ワーケーション」とかできる空間じゃないんだけれど。それがまた、完全に時間を忘れられる空間になると思う。

なんだろう、この日本の島にありそうな民宿と木のぬくもりと、ワインの絶妙な融合は。


Treehouse de Valentine (フィリピン)


Pizza 4P's Phan Ke Binh, Hanoi (ベトナム)

建築家の丹羽氏も仰っていたけれど、ベトナムの社会は「緑が生きている」空間。なんだろうな、欧米主観の究極の「サステナビリティ」とか「エコ」なんじゃなくて、自然体でそこにある。だから人間も、肩ひじ張らなくて良い。

そして、noteの世界はまた、他の誰かが自分のnoteにスキやコメントをしてくれた時に、私自身を、書いた瞬間の自分の想いと空間に戻してくれる。それが、1年前や数年前のnoteだったとしても。1年前も書いていたなぁ、木の記事を。温もりのある空間を。

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mami@Chennai
創造の場所であるカフェ代のサポートを頂けると嬉しいです! 旅先で出会った料理、カフェ、空間、建築、熱帯植物を紹介していきます。 感性=知識×経験 மிக்க நன்றி