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ポッシブルワールド セッションレポート - 2025年2月7日

気づき体験:ポッシブルワールドセッションで生まれた共創と受容性

今回のセッションは、深い学びと気づきに満ちた、本当に力強い体験でした。
「気づき」の瞬間が何度も訪れ、心が揺さぶられるような感覚を覚えました。
限られた時間の中で完璧な世界を築き上げることはできませんでしたが、大切なのは結果だけではありません。その過程こそが、何よりも価値のあるものだと改めて感じました(娘にもいつもそう言っているのですが😊)。

セッションでは、素晴らしいアイデアの交換や「もしも」の探求、そしてお互いを思いやる温かい気持ちに触れることができました。
多くの参加者が初対面同士だったにも関わらず、課題に快く挑み、より明るい未来のために協力し合う姿に心が温かくなりました。
そこには正解も不正解もなく、ただひたすら貢献したいという想いと、前向きな変化を願う気持ちだけがありました。
積極的な傾聴とオープンなコミュニケーションは、初めて出会った人々の間にも深い繋がりを生み出しました。

私自身の「気づき」は、こんな問いから生まれました。
「もしゲームの中でこのような協力的で受容的な環境を作れるなら、なぜ現実の世界ではもっと多くのことができないのだろう?一体何が必要なのだろう?」

特に印象的だったのは、協調についての考察でした。ある参加者が、競争ではなくお互いをサポートすることを重視し、全てのリソースを一人に託すことを提案しました。
一見すると理にかなったアイデアですが、別の参加者から重要な指摘がありました。
権力が一握りの人に集中してしまうと、独裁的な状況を招き、自由な意見交換が阻害される可能性があるというのです。
反対意見を述べるのも、受け入れるのも、勇気がいることですが、この参加者たちは優雅さと笑顔で、自身の考えを素直に共有し、周りの意見も受け入れようとする姿勢を見せてくれました。

さらに別の参加者が、最初の提案を丁寧に受け止め、発言者を尊重する姿勢を示しました。
そして、「独裁」という言葉を「信頼に基づくリーダーシップ」と言い換え、全員がリーダーシップを発揮できる可能性を提案しました。
また、「競争」という言葉を「他者への配慮」と言い換えることで、否定的なニュアンスを和らげました。
この一連のやり取りは、受容性、積極的な傾聴、そして言葉の力を鮮やかに物語っていました。
異なる意見が尊重され共有されることで、より繊細で協調的な解決策が生まれることを教えてくれました。

セッションの参加者は皆、最初から受容性、積極的な傾聴、そして多様な視点への深い理解を示していました。
課題を前向きに捉え、困難な状況の中でも楽しさを見出す姿に、小さな希望を見出しました。
このセッションは、オープンな対話と相互尊重の場を作ることで、人間同士の繋がりと協調がどれほど深まるかを力強く教えてくれました。

「なぜ、現実世界ではこのような場をもっと作れないのだろうか?何が足りないのだろう?」

セッション後、私はこの問いについて深く考えました。おそらく、答えはゲームで見たものと同じ資質、つまり受容性、積極的な傾聴、敬意あるコミュニケーション、そして明るい未来への共通の願いを育むことにあるのでしょう。
たとえ異なる考えや方法論を持っていたとしても、私たちは皆同じ場所に立っていることを認識することから始まるのかもしれません。
そして、私たちが理想とする世界を創るための「気づき」を育むことなのではないかと思います。

1. 概要

  • テーマ: ポッシブルワールド - 気づきとマインドセットシフト

  • 日時:2025年2月7日 09:00–11:00 JST

  • 場所: オンライン

  • つないだ国:オーストラリア、カンボジア、日本、北米

  • 参加者数:6名

2. 現れた世界

参加者が創り出した世界(経済10 / 環境4 / 社会1)

3. 参加者の声

もしもっと長く一緒に過ごして、他の人たちとの関係性を深めることができたら、きっと素晴らしい経験になったでしょうね。

また機会があれば、時間をかけてこのゲームについて深く掘り下げたり、変化を観察したりしてみたいです。

SDGsはつまり繋がって世界。私たちの行動は様々な形で影響を与えている。

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