【アダマ・トラオレファンの独り言②】バルサ移籍後出場10試合の振り返り
はじめに
どうもこんにちは。yakitoriです。
アダマがバルセロナにレンタル移籍をすると発表されたのが、今年の1月29日。早いものでもう2か月がたちました。
当時、アダマの去就として多く話に出ていたのはトッテナムでしたが、金額の合意が取れなさそうだから冬の移籍はないかも?どうなんだろう的な雰囲気の中、バルサへレンタル移籍と発表された時は本当に驚きました。
今回は、そんなアダマがバルサへ移籍してから出場した10試合を、ハイライトを見ながら振り返りたいと思います。
① 2/7 バルセロナ VS アトレティコ 4-2
移籍後初戦のアトレティコ戦。アダマは先発で出場し、61分に同じく移籍後初戦であるオーバメヤンと交代します。
ポジションは4-3-3の中の右FW。
まずは7分後半にアトレティコの先制を許しますが、その2分後、アダマの十八番である右ペナルティエリア外から縦へドリブル&ゴールライン近くからのクロスは失敗するもアダマはペドリと共にアトレティコからボールを奪取。ペドリ→アダマからゴール前にいるフェランへパスを回そうとしますが、アトレティコがカット。その際こぼれたボールをアウベスが少し浮かせたボールで逆サイドへパスを出すと、ジョルディアルバが直接ゴールを決め、1-1になります。
そして20分、再度アダマの十八番である右ペナルティエリア外から縦へドリブル&ゴールライン近くからのクロスを、ガビがヘディングで合わせて2-1、逆転します。
その後43分にアラウホ、49分にアウベス、58分にアトレティコがゴールを決め、結果は4-2。
初戦で逆転ゴールに対して1アシストというのは、とても良いスタートだったのではないでしょうか。
② 2/14 エスパニョール VS バルセロナ 2-2
移籍後2戦目のエスパニョール戦。アダマはフルタイムで出場します。
ポジションは今回も4-3-3の中の右FW。
まずは開始1分ほどで、アダマのクロスはエスパニョールにカットされるものの、即バルサがボールを奪取しジョルディアルバのクロスをペドリが合わせて1-0に。そして、36分にガビの左からのセンタリングに対し、アダマはペナルティエリア内で胸トラップからのシュートをするものの、ボールはキーパーの手の間を通過して右胸に当たり、ネットは揺らせませんでした。
その後、39分・64分にエスパニョールがゴールを決め、バルサは逆転されてしまいますが、後半のアディショナルタイムの最後の最後で、アダマのアーリークロスをルークが頭で合わせて2-2で試合は終了しました。
勝てはしませんでしたが、最後の最後で勝ち点1となるためのゴールのアシストができたのは悪くなかったのではないでしょうか。
③ 2/18 バルセロナ VS ナポリ 1-1
移籍後3戦目はヨーロッパリーグのプレイオフであるナポリ戦。
アダマは先発で出場し、65分にデンベレと交代します。
ポジションは今回も4-3-3の中の右FW。
WOWOWでまだ見返せるので、再度見ているのですが、アマダ・ニコ(右MF)・ミンゲサ(右SB)のポジション取りってあれでよかったの??という試合でした。見てる限り、ニコがどっか行っちゃって、ミンゲサは迷子で、それに振り回されるアダマって感じでした。アダマが外張る係の時に右SBとの間の内側にMFが居ないのにも関わらず、何故か右SBが外に張った場合、ウルブス時代からアダマは空気を読んで内側に入るんですが、チャンスメイクのしやすさで言えば、明らかにアダマ外なんですよね(そもそもそういう作戦でしょうし)。アダマもそろそろ中堅なので、空気を読むだけじゃなくて指示したり意思表示をしてほしいところです。
結果としては、28分にナポリが先制、57分にアダマがペナルティエリア内で蹴ったクロスがナポリの選手の手に当たりハンドからのPK。それをフェランが決めて1-1でした。
いやぁ、バルサホームでの試合は勝ちたかったですね。
④ 2/21 バレンシア VS バルセロナ 1-4
移籍後4試合目のバレンシア戦。アダマは試合も終盤の81分、既に1-4と勝利もほぼ決まった中、ガビと交代で出場します。
この試合で同時に移籍したオーバメヤンは初ゴール&ハットトリック。
アディショナルタイムは5分ありましたので、アダマは14分ピッチにいたわけですが、既に試合も決まっていましたので、特にこれといったハイライトはありませんでした。
⑤ 2/25 ナポリ VS バルセロナ 2-4
移籍後5試合目は前回1-1だったため絶対勝たなくてはいけない、ヨーロッパリーグのプレイオフであるナポリ戦。
アダマは先発で出場し、74分にデンベレと交代します。
ポジションは今回も4-3-3の中の右FW。
まずは開始7分にナポリ側のコーナーキックをオーバメヤンがカットし前を向いてドリブルしたタイミングで、前を走っていたアダマにパス。アダマはセンターラインより手前側から中央をドリブルで持っていくと、ペナルティエリアのサークルの手前側で、さらに横から走ってきていたジョルディアルバにボールを渡し、そのままジョルディアルバのシュートで0-1となります。そして12分には、フレンキーがペナルティエリア外から、まるでフリーキックのようなゴールを決め0-2になりますが、22分にバルサはナポリにPKを与えてしまい、1-2に。44分にフレンキーからのパスをアダマはペナルティエリア付近でゴールのほうに蹴ろうとしますが、カットされコーナーキックに。そのコーナーキックの流れで、ピケが点を決めて1-3で前半は終了。
後半の58分にはアダマのクロスをフレンキーがスルーしそれをオーバメヤンが決めて1-4に。その後、87分にナポリに1点決められてしまい、結果2-4で試合は終了。今試合アダマは2アシストとなりました。前回のナポリ戦とは打って変わって、バルサにとってもアダマにとってもいい試合、いい結果となりました。
⑥ 2/28 バルセロナ VS ビルバオ 4-0
移籍後6試合目のビルバオ戦。アダマは先発で出場し、82分にメンフィスと交代します。
ポジションは4-3-3の中の右FW。
31分にアダマは得意のドリブル中央突破をみせるも、得点には結びつかず。36分にバルサはコーナーキックをヘディングで合わせるもののポストにあたりそこでこぼれたボールをオーバメヤンがボレーで決めて1-0で前半は終了。その後、後半の67分にフェランと変わってデンベレが投入されると、ここからはデンベレ無双です。73分に左サイドからデンベレが直接ゴールを決め、2-0に。89分にはデンベレの右からのクロスをルークが頭で合わせて3-0。そして最後の最後に、デンベレの右からのクロスをメンフィスが合わせて4-0で試合終了。いやぁ、この試合は誰よりもデンベレがすごかった試合でしたね。
⑦ 3/7 エルチェ VS バルセロナ 1-2
移籍後7試合目のエルチェ戦。1-1の状態の試合の勝敗を争う75分、決勝点を奪うメンフィスと共にアダマはデンベレと交代で出場します。83分にメンフィスのボールからのPK獲得。そしてメンフィスのPKゴールにより、1-2で終了した試合でした。
⑧ 3/11 バルセロナ VS ガラタサライ 0-0
移籍後8戦目はヨーロッパリーグのガラタサライ戦。
アダマは先発で出場し、80分にルークと交代します。アダマが移籍をしてから初めての0点終わりで分かるように、チャンスはあるものの決めきれない試合でした。ナポリ戦の初戦同様、バルサホームでの試合は勝ちたかったですね。
⑨ 3/18 ガラタサライ VS バルセロナ 1-2
移籍後9戦目は前回0-0だったため絶対勝たなくてはいけない、ヨーロッパリーグのガラタサライ戦。アダマは先発で出場し、46分にデンベレと交代します。まずは28分にガラタサライに先制を許し、37分にペドリが同点ゴール。46分にアダマがデンベレと交代後すぐ、シュートが続く中、フレンキーのヘッドパスからのオーバメヤンのシュートが決まり、1-2で勝利を収めました。
アダマからすれば初のフレンキー右MF。フレンキー&デストとの連携の部分では課題が勿論見られる中頑張るものの、さすがにその3人では得点にはつながらず、ハーフタイム終了後、3/14のオサスナ戦で2アシストをしたデンベレと交代という形でした。
アダマの特徴としては相手のDFがファールでないと止められない。というところがあるのですが、この試合の審判は明らかにアダマが足を踏まれていてもファールを取らなかったので、運が悪かったと思います。
しかし、勝てて良かった試合だったと本当に思います。
⑩ 3/21 レアルマドリード VS バルセロナ 0-4
移籍後10戦目はこれも勝たなくてはいけない、エル・クラシコ。
アダマは0-4と既に試合の決まったであろう80分にデンベレと交代で出場します。この試合については、下記記事に書いております。
おわりに
結果的には出場試合10試合(フル出場は1試合)で4アシストという結果になりました。移籍後直ぐに連携を取るべき右MF/右DFに様々なメンバーの入れ替わりが生じた中、4アシストをできるのは悪くはない。むしろ良い結果ではないかと思います。個人的には、同じポジションであるデンベレが、仲良しのオーバメヤンとアダマ加入により再評価されるのは、バルサとしてはよかったとは思います。
アダマはあくまで夏までの買い取りオプション付きのレンタル移籍なので、夏以降の去就については今後のバルサの動き次第ではありますが、個人的にはずっとアダマが望んでいたスペインリーグでの活躍を期待したいところです(DAZNがプレミア放映権取らないという噂もありますし…)
アダマ側的な視点で見ると、一度アダマはバルサのプリメーラで出場した経験はあるもののプレミアのヴィラに売られ、ウルブスに移籍した。そして、ウルブスで成績を残しプレミアの上位チームであるトッテナムに呼ばれている中で、かねてから戻りたいとインタビューで答えていたバルサにレンタルで戻ったわけですが…彼は別にバルサだけにこだわっていたわけではありません。インタビューで彼はスペインリーグに戻りたい意思は示していましたが、レアルの道も閉ざしてはいなかった。それはそうで、昨年のメッシ体制でアダマがバルサに入る余地はなかっただろうし、日本代表の久保くんも元をたどればバルサですが、今はレアルにいるということと変わらない話です。
今回、アダマは古巣であるバルサに、悪い言い方をすれば捨てられたのにもかかわらず、減俸をしてまでも戻ってきました。
夏にアダマをバルサがレンタルバックをしたとすれば、今後アダマがバルサにそんな都合のいい女よろしく戻ってくることは、そうそうないと思います。しかしもう少しバルサで、そしてチャビの下で変わるアダマを見たい。私はそう思います。
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