ベンチャー新卒1期生入社の私が新卒研修で大事にしている5つのこと
2020年4月、100人規模になるWAKUWAKUは10名の新卒を受け入れました。
会社としても10名の新卒入社は初めてで、毎年新しい時代を創っています。(2017年7名/2018年3名/2019年5名)
今日は、これから入社するWAKUWAKUルーキーを迎え入れる、ワクワーカーに向けて書きます。(ワクワーカー=WAKUWAKUメンバーの総称)
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こんばんは。
株式会社WAKUWAKUというスタートアップ企業で、新卒採用をしている古田裕香(ふるたゆか)です。
人事に異動し、2回目の新入社員の受け入れがあと1ヶ月後に迫ってきました!
実は、まだコーディネーターだった2年前、社内でWAKUWAKUアカデミアという、新卒入社メンバーの研修を企画運営するプロジェクトに参加してました。
(想いを込めて準備をしていたので、当時のGMには本業が上の空だと叱られましたm(._.)m)
1期生で入社した私は、とにかく自分が知りたかったことを教えてあげようと計画をしていたことを覚えています。
そして作ったのが、シラバスを作成し研修の目的と内容を明確にし、毎回手書きで振り返りを書いてもらって確認するという、大学スタイルです。
今から思うとかなり先輩風を吹かせていたと思います。恥ずかしい。。m(._.)m
2年間合計15名の受け入れを経験した私ですが、毎年反省ばかりが募ります。
今日は、その反省を踏まえ、WAKUWAKUルーキー受け入れの時に意識していることを全部で5つ共有します!
❶人は自分で成長する、決して成長させるなんて思わないこと
正直、2年前に作成した講義式の研修は、WAKUWAKUのようなベンチャーに鼻息荒く入社してくるメンバーには物足りなく、むしろ、ガッカリさせたのでは?とかなり反省しました。
人は自分で成長する、決して成長させるなんて思わないこと
これが、前年の反省を生かし、昨年の研修をするに当たって一番意識をしたことです。
「自分が知りたかったことを教えてあげよう」というスタンスは、なんて上から目線だったのかと恥ずかしく思います。
そのスタンスは、結局自分が相手のことを信じていないことに気がつきました。
WAKUWAKUに入社するメンバーであれば、絶対に自分で考えて行動ができる。必ず成長できる。と信じていなかったのです。
研修で課題を出す時、どんな状況でも、学びに変えて、必ず成長をしてくれる、と相手を信頼すること。
スタートラインは、信じることです。
❷自分で感じたこと、経験したことでしか、真に理解できない。それまでは悩んで考えて、ちゃんと苦労すべき
私たち1期生は、現在全員違う部署にいますが、定期的に同期会をします。
誰にも言えなかった失敗をお互いに暴露したり、現在の社内の状況を各部署の角度から共有したりします。
ただ、振り返っていると、私たちに染み付いている多く学びは、全部苦労したからこそ得られたものでした。
「教えてもらえなかったから、自分で調べた。」
「資料がなかったから、自分で作った。」
「ルールがなかったから、なんでもチャレンジできた。」
自分で感じたこと、経験したことでしか、真に理解できない。それまでは悩んで考えて、ちゃんと苦労すべき
過去の出来事で、今の自分の教訓となっていることの多くが、挫折や失敗からです。
苦労して掴んだものほど、深く強く自分に刻まれるはずです。
おしゃべりでお節介な私は、ついついアドバイスをしたくなるので、強く言い聞かせ、ぐっと乗り越えるのを待つようにしています。
❸私の感じ方と相手の感じ方は違う。確認して初めて共通認識が取れる
何か印象的な出来事が起きた時、
「どう感じたか?」
を聞くように心がけています。
あたり前ですが、「あんなことがあったら嬉しいはずだ」「そんなことがあったら悔しいはずだ」というのは自分の主観にすぎません。
私の感じ方と相手の感じ方は違う。確認して初めて共通認識が取れる
研修中も「この話は為になったはずだ」「沢山学んでくれたに違いない」と思いたいですが、相手がどう感じたのか?を聞くことで、なるべくリアルなFBをもらうようにしています。(まだまだ、鍛錬中ですが)
❹目標は自分の口で話す。自分で意味付けして、自分の目標にすること
何かの本に、目標を会社から与えた場合と、本人が設定した場合の結果に大きな差はないと書いてありました。
目標を自分で設定することに意味があるのではなく「明確かつ困難な目標」であれば良いのです。
ただ、WAKUWAKUでこれからキャリアを歩むメンバーは、誰でもない自分が目標を設定する場面に早めに立ち会うことが想定されます。
その時は、本人が思っているより早く、そして突然やってくるので、
目標は自分の口で話す。自分で意味付けして、自分の目標にすること
自ら目標設定をし、メンバーにその理由と未来を語れる人なるためのトレーニングとして、目標設定に対して自分なりに意味付けをして、自分で目標を話してもらうようにしています。
❺なにかを得るという事は何かを捨てるということ。ただ、orじゃなくてandは出来ないのか?を自問すること
「orじゃなくてand」
学生時代に耳にタコが出来るほど言われてきました。
「どっちをやろう?」ではなくて「どっちもできる方法を考えろ」という言葉です。
自分で決断・行動をすることが、学生時代と違って圧倒的にWAKUWAKUでは多いです。しかも、即決・即行動じゃないとスピードについていけません。
ただ、入社したてのルーキーの多くは「自分の時間の使い方」を選択することに慣れていないのです。
今まで、21年間生きてきた自分の生活の中に、仕事というものが馴染むのに誰でも少しは時間がかかります。
仕事でやりたいこと、やらないといけないこと、勉強したいこと、覚えないといけないことがある中で、家に帰ったら洗濯をして、掃除をして、休日は彼女とデートをして、漫画も読まないと...と、グルグル考えているこの時間をいち早く無くすことが、突き抜ける鍵だと思ってます。
なにかを得るという事は何かを捨てるということ。
WAKUWAKUに入社を決めたルーキーには、必ずどんな人生にしたいのかという熱い想いがあります。まずは、今自分の人生の中で何を得たい時期なのかを考えてもらえば、自分の時間の使い方を変化させる必要があると感じるはずです。
その上で、
orじゃなくてandは出来ないのか?を自問すること
ビジネスでの「選択と集中」はあくまで、その先にあるより大きな目標を達成する為の一つの手段にすぎないのと同じように、自分の生活の中で何かを犠牲にすること、我慢をすることは、最終的には自分の目標を達成するための第一歩になることを学んで欲しいと思っています。
最後に
長くなりましたがm(._.)m
スタートラインは、信じることです。
昔、GMだったTさんに「古田は人を信じることができる」と言ってもらったことが、いまでは私の使命のように感じてます。
さて、あと1ヶ月でどどど、っとルーキーが入ってきますが、一緒に時代を創る一員として迎え入れましょう!