
投資初心者からプロまで使えた!94%勝率を誇ったFXデイトレード戦略
はじめに

このテキストは圧倒的パフォーマンスのためMQL5で販売予定だったものだが、再現性がなくなったので一般公開することにされた。本来の著者は自分探しの旅 ESQではないが、編集と校正を任されていたことと、noteでの反響を見てみたいという権利者の要望を叶えるために本稿を作成したものである。
タイトルから分かるように現在では再現性がなく通用しない手法である。しかし、2010年代から2022年までは通用していた手法であり、この種のロジックを発見する参考になれば幸いである。
また、本稿の内容はよくインチキ投資家が説く「短期売買の予測は不可能」という命題に対するアンチテーゼである。では、パーフェクトに中長期は予測可能ということになるのであるが、本当にそんなことはあるのだろうか?この意見に全面的に反対するものである。短期売買でも予測は可能であるのである。

世間では自称機関投資家と名乗り、大手を振って証拠集めをしている方々がいるがそれらの行為は時間の無駄で無意味な行為であると断言するものである。相場の唯一の真実は将来に同じ値動きをしないことであり、その機能としては人間に回帰するものである。どれだけファンダメンタルズの証拠集めをしても人生を無駄にしていると気が付かないのは愚の骨頂で知性が低いと言わざるを得ない。売買はシステムトレードであれ最終判断は人間が決定するものである。過去に起こった事象から将来を予測するのは、「今」を生きる人間にとって不要である。
そもそもの話、機関投資家は自分の金で投資を行っているのではなく、他人の金を運用しているにすぎない。「経済の基礎的条件(ファンダメンタルズ)」を待ってポジションを手仕舞いするのは判断としては遅すぎるのである。また、個人投資家の最大の強みは機関投資家と違い常にポジションを持つ必要がないことである。ファンダメンタルズがこうだからという情報は有識者によってその指示内容が異なることも留意するべきである。

ちなみに個人的に交流のある海外(シンガポール)の機関投資家は短期売買の名手で世界的に有名である。チャートの小数点レベルでの誤差はあるものの短期売買で天井と底を取るかのようなトレードを実践している。
ともあれ、ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)が分かれば長期投資で勝てるというのは幻想である。ドル平均コスト法でも損切りするときはするものである。
当たり前のことだが、投資は自己責任であり、また、本稿を無断転載することを禁じます。再現性はなくなっているので、参考程度に留めていただきたい。
1.序章
「投資の短期売買で簡単に勝てたらいいなあ」とお思いの方は大勢います。当然ながら私もその中の一人でした。FXとはマイナスサム・ゲームでなかなか勝つことが難しいゲームです。しかしながら、勝つ方法は存在します。でなければ、FXで勝っている人は存在しないわけです。
このテキストでは初心者から上級者までもカーバーし、それぞれの人が用いる手法にもコミットしたシンプルな手法です。日本語の読解能力があれば誰でもこの秘密の方法でFXで利益をあげることが可能です。

当然ですが、この手法も100%の勝率を誇るわけではありません。しかしながら、94%以上の勝率を誇るパフォーマンスを得ています。やり方が簡単なので初心者の方も安心して実践可能です。「メンタル」の強さとか「マインド」そういった測定不可能な要素は排除しています。
ですので、自信があろうがなかろうが確実に勝ち続けることが可能です。基本的に「メンタル」とか「マインド」はコントロールできないものと私は考えておりますので、そういった要素を包含する手法はイカサマと断定します。
ちなみに、この手法の名称はありません。ナイスなネーミングを付けてくれた方には特典を用意しておりますので自信のある方はご応募ください(現在はネーミングの募集を行っておりません)
2.精神論は不要
2-1.メンタルとかマインドは無意味
FXとはポジションを取って利食いするか、損切りをするか。これに尽きます。イカサマ手法は既存のテクニカル分析を応用して精神論を謳うものが非常に多いです。人間の脳は嫌でも本能的に1日あたり5万回程度の雑念を生み出します。ですので、「メンタル」とか「マインド」という言葉がいかに無意味なのが分かると思います。

「メンタル」とか「マインド」をどうこう言うのであれば出家することをお勧めします。まあ、それでも悟りの境地に達することができるかどうかは不明です。単なる妄想かもしれません。もし悟りの境地に達すれば教祖として宗教界にデビューするほうが儲かります。いずれにせよ、「メンタル」とか「マインド」の重要性はFXにおいて全く意味のないことだと断言します。
HFT(高頻度取引)のアルゴリズムに「メンタル」とか「マインド」といった要素はありません。ただ、アルゴリズムでポジションを取って利食いするか損切りしているだけなのです。ここで掲げる手法は自信があろうがなかろうが、悪人であろうが善人であろうが、勝つことのできる手法です。神頼みでトレードは勝てません。神社やお寺で「トレードが上手くなりますように」とお願いしても無意味です。また、冷静でなくても構いません。自分を客観的に見るという必要性もありません。チャートさえ視認できればこの手法は基本的に成立します。
2-2.精神論はFXとは何も関係がない
多くのFX情報商材が「メンタル」や「マインド」の重要性を解説しています。そもそも数万円から数十万円で利益を出す方法を無制限に教えることはないのです。だから、最終的にそれらの理論(最初から破綻していますが…)の帰結するべきところは「メンタル」や「マインド」になります。

残念ながら、情報商材の売り主は「人格者」ではありません。破綻した理論を掲げて、単に情報商材を売り抜きたいだけなのです。ここで「お前もそうだろうが!」と批判を浴びそうですが、私が掲げる手法は精神論を完全に排除しているという点で既存の情報商材やFX予想・解説YouTube動画と全く異なります。極悪人だろうが神に心を捧げた聖職者であろうとも等しく結果がついてきます。
そして、この秘密を共有したいという未知の願望に囚われています。
※以下は販売予定だった際の約束事なので省略します。
3.インジケーターは原則不要
この手法にはインジケーターは原則不要です。必要なものはローソク足チャートのみです。バーチャート・ラインチャートでも可能です。そのため、現在ご使用されている独自手法に簡単に組み込むことが可能となっております。
そのため、スマホのみでも売買は可能ですが、視認性向上のためにPCを使うことを強く推奨いたします。画面は何画面でも構いません。取引を実行する通貨ペアはポンドドルまたはポンド円のみです。他通貨で応用は難しいかもしれません。
勿論ここではインジケーターを否定するわけではありません。RSI等は買われすぎや売られすぎを判断する一つの材料ともなりますし、MACDの日足のダイバージェンも意外と有効だったりします。
この手法は簡単に各々の人が使用するインジケーターに応用可能ですので、この手法を取り入れることでパフォーマンスは増大します。
4.何故ゆえに負けてしまうのか?
理由は簡単です。マーケットメイカーがデイトレーダーを騙そうとしてくるからです。騙しのパターンは様々ですが、基本的に抑えておきたい騙しのパターンは(ジャック・D・シュワッガー著『シュワッガーのテクニカル分析』パンローリング, 2005年)を覚えて下さい。
特にデイトレードにおいて(ここでのデイトレードの定義は「数分~数時間でポジションをその日の内に決済」とします。スキャルは「数分未満」とします)、マーケットメイカーがデイトレーダーを騙すのは簡単なことです。例えば分足で騙しのトレンドを作りそれに乗ってきたトレーダーが多くなった頃合いに一気に反転させるだけです。

移動平均線を使ってトレードをしているトレーダーは多いと思いますが、時間足以下の移動平均線が機能しなていないのではないかと感じるのはある意味正しいことなのです。移動平均線は値動きを後追いしているだけにすぎません。その為、騙しのパターンについていけないのです。
また、大型指標はどちらに動くのかという単純なのもでもありません。本来値動きが進む方向とは逆に大きく動いて、その後値動きがついてくるということはザラにあります。ここはインサイダー情報がない限り運否天賦になります。したがって、指標発表時にポジションを持つことは避けましょう。テクニカル云々や手法がどうのこうのは関係のない世界です。
4-1.トレードの検証は無意味
何故なら過去に似たようなパターンの値動きをしているからといってそれが現在に通用するとは限らないからです。例えば、国内相対業者のセントラル短資は過去チャートと似たようなパターンが出現した場合教えてくれるサービスが存在しますが、トレーダーはチャートの右端に立って判断しないといけない、かつ、同じ値動きは存在し得ないという事実を鑑みると、いくら検証したところで無意味と言えます(私はセントラル短資をもう使ってないので現在は同サービスは存在しないかもしれません)。

特に大型指標で大きく値動きしているところを切り取って検証しているインチキ手法がありますが、全く無意味です。勿論、検証して利益が出せるようになった方々もいるでしょう。とは言え、個人の検証データを外部の人間に検証させても、それは託した人の主観ベースの話になるという意味合いにおいて無意味です。
ただし、負けトレードの売買履歴から負けパターンを分析することが可能です。これは余計な損失を出さないためにも分析してみたほうがマシでしょう。負けトレードが得られる教訓はここにあります。
4-2.マルチタイムフレーム(MTF)分析は人間の脳では処理ができない
私はMTF分析を否定します。何故なら人間の脳がその処理に耐えられないからです。例えば、移動平均線を一つの変数とします。MT4で全ての時間を計測すると9つ(MT5は21個)はです。人間の脳が9つ(21個)の変数をリアルタイムで処理することは不可能に近いです。インジケーターを追加する度に9つ(21個)変数が増えます。
私はMTF分析をリアルタイムで行うツールを作成しましたが、あまり上手くいきませんでした。インジケーターを19個程度使っていたので、171の変数をリアルタイムに処理して数値化いくわけですが、ここまでやると値動きとさほど変わらないインジケーターになります。つまり、結局のところ人間の脳で追っていけるのは3~4つの時間軸の「値動き」そのものなのです。

いくらトレーダーの個々人が「マインド」や「メンタル」を強化しようと試みても、どうやって強化するのでしょうか?そして、それを数値化して可視化できるものなのでしょうか?答えはNoです。そんなことできやしません。断言します。
Column:ドル円は難しい通貨ペアである
FX初心者にありがちなのが、いきなりドル円をトレードすることである。しかしながら、ドル円ほど難しい通貨ペアはないといっても過言ではない。
日本は資源のない貿易で外貨を獲得する国であると同時に、企業の余剰資金はドルで運用される。この見極めが非常に難しいものとなっている。いつかはそのドルは円に両替されるわけだが、その時期なぞ分かるわけもなく突然大きく動くのがドル円である。

そもそも日銀はドル円の変動幅を年間10%しか認めていない。それを超えてくると為替介入も視野に入ってくるということである。したがって、トレンドが出ているとしても不意打ちで為替介入されると大損することがある。
そしてドル円に影響を与えるクロス円の存在である。クロス円という通貨ペアはもともとは存在せず勝手に基軸通貨であるドルを媒介として創造された通貨ペアである。リーマンショックのときはクロス円の一つであるポンド円が暴落することに連動してドル円も暴落した経緯がある。円はハードカレンシーなのでポンドのようなメジャーな通貨の影響を大きく受けるものである。したがって、難しいトレードをさらに難解なものとさせるのがドル円であると言える。
5.準備編
まず、その日ポンドドルかポンド円の15時までの東京時間のトレンドを把握します。上がっているのか下がっているのか横なのか確認して下さいしてください。これはとても重要なことです。何故なら、この手法はポンドドルとポンド円しか対応していないからです。見る時間軸は理想は3分足ですが、1分足と5分足でも構いません。

5-1.値動き観察しよう
両面取りか片面取りでリスクは違ってきますが、15時以降の値動きは東京時間と一時逆行するので反対売買を両面取りの場合は行います。すでに、東京時間で取ったポジションはそのままでもこの時点では構いません。これは「騙し」の値動きだからです。ですので、両建てになってしまいますがそれはそれで構いません。
極力リスクを低減させたい方はここで一旦ポジションを決済して、片面取りを行う準備を行います。この「騙し」の値動きに注目して下さい。
5-2.「騙し」の値動きにあえて乗る
両面取りか片面取りでリスクは違ってきますが、15時以降の値動きは東京時間と一時逆行するので反対売買を両面取りの場合は行います。すでに、東京時間で取ったポジションはそのままでもこの時点では構いません。これは”騙し”の値動きだからです。ですので、両建てになってしまいますがそれはそれで構いません。

極力リスクを低減させたい方はここで一旦ポジションを決済して、片面取りを行う準備を行います。この「騙し」の値動きに注目して下さい。
6.(本題)ポジションを取る
ここからは5-1.で観察した値動き元にポジションを取ります。マーケットメイカーが仕掛け「騙し」は日本時間の15時~17時に出現します。これは標準時間や夏時間に関係ありません。どういったものがあるか、実際のチャートで確認してみます。

良くロンドン時間に入るとそれまでの値動きと逆行すると言われていますが、それがこのことです。「騙し」の天井・大底で逆張りを行います。そうすると日本時間で17時以降「騙し」の逆方向へ急速反転します。これは長年に渡ってロンドンのマーケットメイカーが仕掛けている「騙し」の手口で、ことポンドドルとポンド円に関しては反転する値動きが急すぎるので、多くの人が大きな損失を被ります。ここでは如何なるインジケーターも役に立ちません。
6-1.特異日に注意
特異日というのがFXには存在します。具体的に説明するとトレンド発生の値動きです。半年に1~2回出現します。特に日足・週足でワイドレンジで値動きしていた場合は損切りが遅れると致命傷となるので注意しましょう。しますと言っても、どう注意すれば良いのか分かりませんよね?次項にて詳しく説明します。
6-2.マーケットプロファイリングによる値動きの説明
基本的に6割の値動きがこの「ノーマルデー」となります。いわゆる、レンジ相場というものです。便宜的に時間軸を横軸で取ってますが、特異日である「トレンドデー」で損切りを怠ると致命傷となることがお分かりになるでしょう。

原則として、マーケットプロファイリングではこの3つしか値動きは存在しないとされています。
6-3.実際の相場への応用
ここからは実際のチャートをもとに解説していきます。選択する通貨はポンドドル(GBP/USD)です。これは2022年10月7日のロンドン時間のチャートです。注目していただきたいのですが、15時を終えると騙しのパターンが出現していることです。チャートを見たらわかりますが50pipsほど盛り上がっています。これが騙しのパターンです。
あまりにも早いエントリーは禁物ですがヒゲがでるようになったらそこで逆張りを行います。RSIを参考にしてもいいでしょう。そしてだいたい19時前あたりに利食いを実施します。次項も具体的なチャートを提示します。

チャートをご覧いただければ理解できると思いますが、何も難しいことはしていません。上チャートは2022年10月取得したものです。
すこし難易度が高いのが緑色の矢印はドテンの水準を示しています。ボラティリティが大きいのでトレンドデーのような値動きをしてるからです。

下記チャートのように騙しのパターンが分かりにくい時はトレードを手控えるのが肝要です。毎日トレードに適した値動きをすることがないことを頭の片隅に入れておくことが重要です。

6-4.特異日の対応
特異日の対応はそれほど難しくはありません。本来、「騙し」のパターンが実は本来の値動きだったというただそれだけのことですが、値動きが非常に速く激しいので損切りが遅れる可能性があります。また、特異日に上手く取れたポジションはトレンド発生の起点となりますので週単位のポジションの保有が可能です。それだけ伸びしろがあるということです。

特異日を無難にやり過ごす方法としては、本来「騙し」のローソク足チャートのヒゲが一番伸びているところの30pips程度離れたところに逆指値で損切り、指値で新規注文を入れておきます。手動では手遅れになることが多い(それだけ値動きが速い)ので、必ず逆指値と新規指値注文をセットで入れて起きましょう。前ページの左上のチャートの緑色の矢印のようにドテンすればいいだけです。
ちなみに、この逆パターンの特異日もあります。つまり、この手法で行った操作で値動きが「トレンドデー」になることです。これはこの手法の通常の手法で対応可能なので最大限利益を伸ばしましょう。ただし、デイトレーダーのボジションを手仕舞いさせよう、あるいは、逆方向にポジションを取らせようと値動きを激しく揺さぶってくるので騙されないようにしましょう。
6-5.特異日の予兆

この手法で安定して勝ち続けると、「本当にこんな簡単なことで利益が上がって良いのか?」と逆に不安になります。そう感じ始めたら注意が必要です。
予兆としては「騙し」の値動きに逆張りしても、さほど利が伸びない時です。具体的には10pips程度は取れているが、そこで伸び悩んでいる時等が要注意です。その時は無理せず、利が乗っている状況であれば同値撤退の逆指値注文を入れておき、「騙し」の天井・大底で指値注文を入れます。
手仕舞いの方法は様々ですが、この伸び悩んでいる時はトレール注文を10pips間隔で発注しましょう。トレールにかかって手仕舞いした後、ブレイクしたなんてこともありますが、相場で絶対にこうなるという保証はどこにもないので、利益らしい利益が出ない日もあります。
この前提はある程度含み益が出ていて同値撤退可能であることが大前提となりますが、これができない場合は前項の方法て対応しましょう。
7.損切りについて
損切りの方法は2種類あります。「騙し」のパターンが「騙し」ではなかった場合、即損切りです。
特異日に損失を出すと国内業者はロスカットが遅れて借金化してしまうのでマージンコールが入る手前のところで予め逆算して損切り注文を入れておきます。特異日の値動きは鋭く速いのでどの業者でも逆指値注文を設定した値と大きくズレてしまいます。
また、意味のない損切りをしないためにも短い時間軸の足で押し目や戻り目にエントリーしましょう。そこではフィボナッチ・リトレースメントも有効ですが、最近の傾向としては全て押したり戻ったりすることがあるので注意です。実際、フィボナッチをトレードに取り入れて絶賛されたジョー・ディナポリもAIがチャートを直線状に認識できるようになったらフィボナッチは通用しなくなると著作で書いてます。
2つ目の対応方法は6-3.の緑の矢印を参照して下さい。
8.利食い(利益確定)について
原則5分足でヒゲが発生したら即利食いしましょう。追撃はしません。1日の短期間のトレンドを追いかけているので、40pips~100pipsで利食いしましょう。
中・上級者であればピボットレベルを利食い目標にするのも一つの手です。ピボットレベルはDaily R1/R2・Daily S1/S2で反転する確率が70%です。R3/S3までいくとまずその日の内に、Daily Pivotに戻ってくることは原則ありません。19時までにR3に届いたら自信を持って利益確定しましょう。
8-1.特異日のポジションについて
19時までにDR3/DS3を突き抜けているようなポジションは特異日のものなので、オーバーナイトさせます。このポジションは最低100pipsは確保することを前提に、最大限利益を伸ばしましょう。一つの目安はWeekly PivotのR123/S123、もしくは、Monthly PivotのR123/D123となりますが、単なる押し・戻りの場合もあるので、エリオット波動第3波の終わりを想定して利食い目標としても良いかもしれません。ちなみに、波動が拡張する(第1波の1.5倍)確率が最も高いのは第3波です。
または、ポンド円ならギャン・スクエアの節目となる値を目標設定しても良いかもしれません。
「かもしれません」という表現が多いですが、どこまで利が乗るかは予測不能なので、特異日のポジションはどこで利益確定しても利益は出るからです。Twitterのインフルエンサーが捕まっていて損失に耐えていたら、その人が強制ロスカットされるまで待つもの手です。案外そういったところで不思議と値動きは反転するものなのです。
マスコミが騒ぎ始めたら手仕舞いするのも、これまた一つの手です。案外、多くのトレーダーは大天井でロングしたり、大底でショートしてしまうからです。
特異日の早すぎる利食いや、トレンドに乗れなかったことを後悔する必要はありません。通常のこの手法でトレンドに上手く乗ることができるからです。
9.ルールと約束事
取引時間は15時から最大で19時までの1日4時間とします。基本的に大きく動かない東京時間は無視します。ニューヨーク時間は上級者でも困難なトレードを強いられるので手を出さないのが賢明です。
この手法はニューヨーク時間に応用できるものではありません。例外は特異日である場合、ニューヨーク時間以降もトレードは継続しても構いません。ただし、300pips以上の含み益があることが条件です。
ニューヨーク時間は難易度が高いので取引を手控えるのが賢明です。
10.まとめと個人的考察
この手法の原点は16時~17時台にいきなり価格が反転して、ビジュアル・トレーディングで検証したものです。グランビルの法則にも似たような感じはありますが、理解されている方は全くの別物だと理解できるはずです。
ひょっとしたらですが、1時間以上の長い足では未だに有効かもしれません。ちょっと考えたら分かるのですが、こんな「騙し」を仕掛けるのもコストがかかるのです。1時間以上の足であれば尚更です。とはいえ、少し検証した程度で、また、1時間以上のパターンは捉えにくいし、失敗したとき致命傷になりかねないのでご自身の責任のもとチャレンジしてみてください。
前提となる知識は以下の参考文献です。
皆様に爆益があらんことを!
11.参考文献
・ジャック・D・シュワッガー著『シュワッガーのテクニカル分析』パンローリング, 2005年
・柏木 淳二著『マーケットプロファイリング分析』シグマペイキャピタル, 1999年
・J.Peter Eteidlmayer and Steven b. Hawkins『Trading with Market Profiles』Wiley Trading, 2003年
・ジョン・J・マーフィー著 日本興行銀行国際投資部 訳『先物相場のテクニカル分析』きんざい,1990年
・チャールズ・ルボー&デビッド・ルーカス著 長尾慎太郎, 杉本裕之 訳『チャールズ・マーケットのテクニカル秘録 独自システム構築のために』パンローリング, 2003年
・ロレンツォ・ダミール『プライスアクション短期売買法』パンローリング, 2018年
・ジョー・ディナポリ著 成田博之監修 株式会社ゼネックㇲ訳『ディナポリの秘数 フィボナッチ売買法』パンローリング, 2004年