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台風ジェネレーション

昔よく聞いていた音楽を聞くと、それを聞いていた時の思い出がふわっと蘇る感覚が大好きだ。

それは曲だったりアルバムだったりするが、例えば私は、嵐の2011年のアルバム、『Beautiful World』を聞くと、毎日クラシックバレエに通っていた車内を思い出す。例えば、中島美嘉の『声』という曲を聞くと、大好きな叔父が亡くなって駆けつけた夜を鮮明に思い出す。これは毎回泣いてしまうのでどうしても聞くことを避けてしまうが、、、

だから私は懐かしい歌を聞くのが大好きです。

今日は懐かしい頃の嵐をシャッフルで聞いていて、たまたま『台風ジェネレーション』が流れてきた。
イントロが流れた瞬間、作業していた手を止めてしまった。懐かしい、と思った瞬間に、ニノのセリフ。心が掴まれて離れられず、手を止めたままおしまいまで聞いた。気づいたら涙が流れていました。

"エモい"という言葉で片付けたくはないが、これが"エモい"ということだ、と。『台風ジェネレーション』を聞いた瞬間に、"エモい"が分かった気がした。懐かしい歌なんて山ほどあるのに、この心地の良い感覚は久しぶりだった。いや、冒頭に書いたような思い出が特に鮮明に蘇ったわけではないのに、この気持ちを忘れないように書き留めておきたくて、思わずnoteのアプリを開いた時点で、初めてかもしれない。

翔くんを中心としたラップ、大野くんを中心とした歌パート、嵐のハモリ、メロディ、懐かしい。歌声がまだ若くて、あの頃の嵐だ、懐かしい。
小学生の頃はなにも考えずに聞いていた歌詞も、今しっかり聞くと甘酸っぱくて、切なくて、、、
テンポが早くなってからの、
"片道の切符をふざけたふりでとりあげ 君は無理して妙にはしゃいでいた"
の部分が特に好きです。2人で無理して笑いながらも、その間に沈黙が流れ、「行っちゃうんだよね?」「うん、、、」というやりとりがあったに違いない。そのあと、歌詞にもある、
"離れていてもきっといつまでも君のことを思っているよ"
と伝えたんじゃないかとか。私の妄想です(笑)

とにかく、何年ぶりかに偶然聞いた『台風ジェネレーション』に心を持っていかれてしまった夜でした。私のように何年も前に嵐が好きだった方、かつ、『台風ジェネレーション』を近年聞いていない方に是非、この曲を改めて聞いて欲しい。
上手く言葉にできない懐かしさが込み上げて、明日の朝がくるまで、貴方ももう戻れなくなります。

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