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教師の成長と学び方②~学生時代の学び方を思い出そう~

前回は教師の成長と学び方として、
〇プロ教師の条件と学び方には比例すること。
〇教師の成長と学び方には2つの視点がある

ことをお伝えしました。

教師の成長と学び方①|オンライン教師サポートTeacher’s Bridge|note

その2つの視点とは、
① 成長する教師としてのマインドの側面
② 成長する教師としての学び方とその効果を鑑み、自分の学びの場やコミュニティをつくる。
です。

そこで今回は、①マインドの側面として、
あなたがこれまで学んできたことを振り返ることについてお伝えします。

1 学生時代どんな学びをしていましたか

学生時代の学びで一番大きいのは「受験勉強」だと思います。
高校入試、大学入試(人によっては中学入試もいるかと思います)
そして教員採用試験。

高校生までで、「学び」の思い出がある人は少ないと思います。

また、現役の大学生でも、コロナ禍の影響でオンライン授業がほとんどで、
学びの記憶が少ないと思います。

厳しい言い方ですが、教師が本物の「学び」を経験せずに、
果たして子供たちに「本物の学び」を提供できるのでしょうか。

もちろん、アルバイトやボランティアなど、
社会体験も「学び」の一つであります。

しかし、一つのことにとことん探究してみる。
探究の過程の中で、文献を探す、フィールドワークをする、
実験、観察を通して、仮説→検証を繰り返す。

その過程は、あなたならではの「学び方」として定着します。

そして学びの過程での気付き、発見があなたの糧となります。

この「学びの経験」があなたの教師として力量を上げるのです。

2 私の学びの経験

かくいう私も最初の大学を卒業するまで「受験勉強=学び」でした。
しかし卒業後、学士入学をした都内の大学(2部)に通ったことが自分の「本物の学び」の経験の最初でした。

当時は昼間サラリーマンとして働き、週に2,3回都内の大学まで通うハードな生活でした。

そうした中で講義を受けられたことの満足、
貴重な講義の中で私の中でたくさんの気付きを得ることが楽しみでした。

また、2部だったので私のような社会人学生も多く、
「訳アリ学生」との交流も楽しかったです。

この経験が教師としての「バックボーン」となり、
教員採用試験の面接でも、この勤労学生の経験を述べました。

また、30代半ばでの行政異動(埋蔵文化財)では、
未知の考古学との世界と向き合った3年間で、
「学ぶ深さ」を知り、

40歳前後に学ぶ機会を得た大学院派遣では、
「学ぶ厳しさ」を知りました。
(この2つについては改めてお伝えします)

3 教師になってからの学びはできないのか?!

今回は「学生時代の学びを振り返ろう」というお題だったので、
「社会人(教師)になったからもう学ぶ機会はないのか?!」と言えば、
今からでもすぐに学べます。

一つは、
①自己啓発としての学び
②教師としてのスキルを磨く学び
③教材研究を通しての学び

です。

次回は「教師の成長と学び方」のもう一つの視点、
② 成長する教師としての学び方とその効果を鑑み、自分の学びの場やコミュニティをつくる。
について詳しくお話します。


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