今まで出した同人誌の装丁まとめ①(2017~2019)

※このnoteに掲載している本には二次創作BL同人誌が含まれます。苦手な方は閲覧にはご注意ください。

※がっつり装丁で遊んでいるというよりは、各印刷所の表紙および本文の仕上がりの違いや、経年劣化についての言及が多めです。


いらっしゃいませ!ドラク族


発行日:2017/10/07
印刷所:
STARBOOKS
プラン:オンデマンドカスタム
表紙:OK特アートポスト+_180K×グロスPP(=クリアPP)
本文:キンマリSW_110
遊び紙:(前)玉しき_みずたま_朱_90K
備考:印刷指定はマット感優先


なぜSTARBOOKSさんにしたかという理由ですが、とにかくベタのテカりを避けたかったからです。(ベタ多用マンのため)
それも含め当時プレゼンのために描いた漫画がちょいバズしたので、よろしければ併せてご覧ください。

3P目の指摘は全てこの本におけるものです。ありがとうございました。
ノーマル装丁ですが、2025年現在でもPPの剥がれ・背割れもなく、綺麗です。ノーマルが一番安定しているんですね。


サタンズ・ニューイヤー・オーサム・ミックス


発行日:2017/12/29
印刷所:STARBOOKS
プラン:オンデマンドカスタム
表紙:キュリアスIR_ホワイト_206.5
本文:キンマリSW_110
遊び紙:(前)色上質_やまぶき_厚口
備考:印刷指定はマット感優先


合同誌でした。特殊紙どうする~?と楽しく相談したのが懐かしいです。
相手方から「キュリアスにしましょう!」と提案いただいたメッセージに対して、「わかりました!シェルルックですね!」と返してしまったのをやけに覚えています。すみませんでした。

キュリアスと同じようなキラキララメ系の特殊紙としてミランダがありますが、ミランダはラメがとにかくザクザクキラキラですが、キュリアスは控えめなラメです。
どちらも可愛くて好きです。

PP加工をするとラメが消えてしまうので加工はしなかったんですが、2025年になると背表紙や小口側に劣化を感じます。
特殊紙の素材を生かすか、PP加工をして頑丈さを高めるか…制約と誓約、剣を握らなければおまえを守れない、剣を握ったままではおまえを抱き締められない、というやつかもしれません。違います。

劣化部分参照

ラストチャンスでだきしめて


発行日:2018/06/24
印刷所:STARBOOKS
プラン:オンデマンドカスタム
表紙:マーメイド_スノーホワイト_153K×マットPP
本文:キンマリV_110K
遊び紙:(前)クラフトペーパー_プレーン_108K
備考:印刷指定はマット感優先


とはいえ剣を握ったままおまえを抱き締めたかったので、特殊紙×PPをしてみました。特殊紙の霊圧が…消え…ない!!
STARBOOKSさんの取り扱い用紙一覧のページには、実際に紙を使った方々の口コミが掲載されているのですが、「マーメイド紙にマットPPが良い!」というのを見かけたので、やってみました。(口コミ楽しいので是非ご覧ください)
マーメイド紙の画用紙感は残しつつ、マットPPのヌルヌルの感触です。バスケットボールみたいな感触です。例えが下手ですみません。

今回、本文用紙をキンマリSWではなくキンマリVにしました。
SWと比べてVの方が若干生成りです。並べないとわからない程度です。

左がSW、右がVです。しゃ、写真ではわからん…

Vが気に入ったので、これ以降SWを使うことはなくなりました。
ところでキンマリSWとVは、Super WhiteもしくはSnow White・Vanillaの略で合ってますか?教えてください、STARBOOKSさん…


アルドベリク分裂回


発行日:2018/08/10
印刷所:STARBOOKS
プラン:オンデマンドカスタム
表紙:OKスーパーポスト_220K×グロスPP(=クリアPP)
本文:キンマリV_110K
遊び紙:(前)色上質_赤_厚口
備考:表紙はRGB再現性重視オプション・本文印刷指定はマット感優先


夏コミの湿気に負けてものすごい勢いで表紙が曲がりました。
それはそれはもうクルンクルンでびっくりしました。ので皆さんも気を付けてください。

表紙の印刷は初めてRGB再現オプションをつけたのですが、大正解でした。
鮮やかな色が沈まず、とにかくモニター通りの色が出ます。
このRGB再現オプションは印刷料金10%加算ですが、全体10%加算ではなく、表紙印刷料金10%加算なので、実質無料です。
どうしてももうこれ以上印刷料金コストかけられないよ~…という場合でなければ是非つけてください。推しです。


ロマンティック・プロローグ


発行日:2018/10/07
印刷所:ラック出版
プラン:定番オンデマンドセット
表紙:ペルーラ スノーホワイト<135kg>
本文:コミック紙クリーム(70kg)
遊び紙:(前)彩雲 虹
備考:表紙オンデマンド+本文オフセット印刷


この頃カラーイラストが苦手すぎてあまり拘りがなかったため(上でRGBが印刷どうこう言ってたばかりですが…)、「表紙はオンデマでいいから本文はオフセで刷ってみたい!できれば部数少なめで」と考えていたところ、出会えました。最高のセットに。(オンデマンドとオフセットの違いについては割愛します、すみません)

このセットおよびラックさんを推したいところは色々あるんですが、

①表紙の標準仕様がペルーラ
パール系用紙・薄いピンクと相性が良い、かわいい
2025年現在背表紙は剥げています。PPかけずに濃い色使ってるので、これは仕方がありません。

は、はげ…

②製本がとんでもなく綺麗
実はこの本表紙含め16Pなのですが、カッチリ背表紙を作ってくれました。どういう技術?

③送料3か所込み
イベント・自宅・書店と料金内で分納できます!すごい!

ということでここから暫くラックさんにハマります。


(再版)ロマンティック・プロローグ


発行日:2019/01/27
印刷所:STARBOOKS
プラン:オンデマンドカスタム
表紙:新シェルリンN_プレーン_180K
本文:淡クリームキンマリ_90K
遊び紙:(前)彩雲_虹_100K
備考:表紙はRGB再現性重視オプション・本文印刷指定はマット感優先


遊び紙が気に入っていたのですが、再版時にはラックさんが彩雲の取り扱いを終了していたことと、ほんの少部数再版したかったことにより、どちらも満たせるSTARBOOKSさんに再版をお願いしました。

表紙の取り扱いにペルーラがないのでそっくりなシェルリンにしました。
異なる点といえば、ペルーラは表裏パール、シェルリンは表1表4側のみパール(少しシルバーっぽい)という感じです。
あと紙自体の触感として、ペルーラは結構柔らかいですが、シェルリンは固くしっかりしています。あれ結構違うな…

STARBOOKSさんの本文用紙で、初めて淡クリームキンマリを選択しましたが、キンマリSW・Vと比較して、少しテカる印象でした。
テカると言っても全くテカらないものと比べて少し違う?くらいなので、気にしなくて良いと思います。


五悠・多くない?


発行日:2019/01/27
印刷所:ラック出版
プラン:定番カラーセット
表紙:ホワイトポスト<200kg>×クリアPP加工
本文:コミック紙白(70kg)
遊び紙:(前)色上質紙(中厚口)やまぶき
備考:表紙オンデマンド+本文オフセット印刷


表紙本文オフセットだーーーー!!!
と元気に叫びましたが、至ってノーマル装丁です。
使用している色の都合上仕方ないですが、表紙の色が沈んでしまいました。
ちょっと早いですが、再版と比較したいので次へ進みます。


(再版)五悠・多くない?


発行日:2019/05/04
印刷所:STARBOOKS
プラン:オンデマンドカスタム
表紙:OKホワイトポスト_180K×グロスPP(=クリアPP)
本文:キンマリV_110K
遊び紙:(前)NTラシャ_ひまわり_100K
備考:表紙はRGB再現性重視オプション・本文印刷指定はマット感優先


STARBOOKSさんのRGB印刷をしたら表紙の色が蘇りました。

左が初版、右が再版 赤が特にわかりやすい

ということもあって、改めてSTARBOOKSさんをご利用される際は、是非RGB印刷をおすすめします。


天才ふたりの頭脳戦×××


発行日:2019/05/04
表紙印刷所:関西美術印刷
本文印刷所:ラック出版
プラン:表紙のみ印刷(関美)+表紙持込印刷(ラック)
表紙:アート紙180kg×クリアPP
本文:コミック紙白(70kg)
遊び紙:(前)アストロブライトレモン
備考:表紙印刷様式は5KP(CMYK+KP)


上の色が沈んでしまったことと、ピンクピンクしい表紙にしたかったということがあり、思い切って表紙をカラー大得意印刷所さんに頼んでみました。

表紙は通常のCMYKカラーに加え、蛍光ピンクオプションをつけました。
ちなみに関美さんのKP印刷オプション、現在は加算料金に万単位かかるのですが、当時は数千円くらいの加算だったので、とりあえず生で…みたいなノリでつけていました。ありがとうございました。
CMYKじゃ出ない明るいピンク色が出てとにかく嬉しかったです。

本文については、ラックさんの表紙持ち込み印刷、なんと定番1色セット(本文表紙スミ刷り)の料金から、15%オフで受け付けてくれます。(現在はページ数によって割引率が変わるようです)そんな引いて良いのでしょうか…
関美の美麗カラー+ラックのカチカチ製本のコンボにハマり、ここから表紙持ち込み印刷が続きます。


寂しいならそう言えばいいのに


発行日:2019/05/04
表紙印刷所:関西美術印刷
本文印刷所:ラック出版
プラン:表紙のみ印刷(関美)+表紙持込印刷(ラック)
表紙:アート紙180kg×マットPP
本文:コミック紙白(70kg)
遊び紙:(前)シャイナー 桜


なぜかこれだけ発注控えがありませんでした……初めての特急印刷だったからでしょうか、ノーマル装丁なので覚えています。
もちろん2025年現在も状態は綺麗です。ありがとうございます!

多分これを最後に個人誌で本文用紙に白い紙を避けるようになった気がします。スミとのコントラストが少しきつく感じたため。


なにかんがえてるの


発行日:2019/10/14
表紙印刷所:関西美術印刷
本文印刷所:ラック出版
プラン:表紙のみ印刷(関美)+表紙持込印刷(ラック)
表紙:アート紙180kg×マットPP
本文:コミック紙クリーム(70kg)
備考:表紙印刷様式は5KP(CMYK+KP)


とりあえず生で……

やっぱり蛍光ピンクが可愛いですね。
明るい色をしっかり明るい色で印刷していただけるってすごい嬉しいことだと思います。会場で対面してカワイイ!!と大喜びした記憶があります。
本文はクリーム色にして大正解でした。
シンプルですが全体的な装丁は気に入っています。後悔があるとすれば遊び紙をつけなかったこと…つけ忘れたのか、つけられない程ギリギリだったのか…


2020年からもうちょっと装丁を楽しみ始めます。続く!!

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