不惑ライダー1年生 #3: 技能教習 第二段階&卒検
前回はこちら。
レッツ法規走行
技能教習第二段階は、交通ルールに沿って安全な運転ができるようになることが主眼の教習。ということはつまり第一段階でバイクの操作は普通にできるよね?という前提になるのだが、そうは言ってもここまで数時間しかバイクに乗っていないわけで、当然ギクシャクする部分はまだまだたくさんある状態のまま、交差点や一時停止での動き、坂道発進や踏切の通過、あとは検定課題に含まれるクランク、S時、一本橋、スラローム、急制動をやっていく。
教習所によっては教習スタート時に渡されるところもあるらしいが、私が行った教習所は検定コース2パターンのルートマップを第二段階に入るタイミングで渡されて、第二段階の途中でこのコースを先導してもらうことになるから覚えてきてね、と言われた。最初見た時はなんだか線がうねりまくっていて訳がわからないな…と思ったが、自宅で落ち着いて線を追いながら、検定項目の順番を書き出したら(例えばクランク→S字→急制動、という具合に)2パターンのコースは途中がほぼ一緒だということに気づいたので、共通部分の並びと、各パターンごとに違うところがどう違うのかという切り口で暗記したらスッと覚えられた。
交通法規に沿った走行自体は、四輪を普段から運転していることもありさほど難なくこなせたが、一本橋を脱輪させずに走るのだけは最後まで苦手だった。この辺の教習項目毎のコツみたいな話は、Youtubeを少し検索すれば山のように解説動画が出てくるのでそれをみながらイメージトレーニングすることで練習時間の短さを多少補えるのでオススメ。
第二段階はシミュレータ教習が2コマあるので、ここも頑張って最短のスケジュールに自分の都合を合わせ込んだ。第二段階からは一日3コマまで技能教習ができるので、可能な限り3コマ突っ込みたかったが3コマ登録できたのは結局1日だけだった。
第二段階になると、教習で過去に一緒になった人と再び一緒のコマに入ることが度々あり、そういう方々とはどんなバイクに乗るのか、苦手な検定課題のコツなどを教習待ちの時間などで情報交換することがあった。じゃぁ免許取れたら一緒にツーリング行きましょう!!と言えるほどコミュ強ではないのでその場限りのやり取りではあったが、あまり普段話をしないような人たちと話をするのはなかなか面白くはあった。
そして卒検へ
第一段階と比べると第二段階は進みが早いような感じがしたが、振り返ってみたら結局第二段階でも2週間ほどかかっていた。第二段階みきわめから卒検まで1週間の空きがあったので、この1週間で乗車感覚や検定コースが全部頭から抜けてしまうのではないか、というのがかなりの心配事だったので、毎日暇さえあれば頭の中で検定コースを走るシミュレーションをしていた。側から見ると目を閉じてぶつぶつ言いながらたまに手首足首をピクピクさせる危ないおっさんだったんだろうな…。
卒検については教習中に複数回走ったので、それと同じことを同じように、いつもより大袈裟にやる。検定中止事項として代表的なものに一本橋の脱輪、スラローム・クランク・S時のパイロン接触、急制動の速度不足x2、坂道発進のエンストx2、急制動の制動距離超過、一時停止不停止と色々あるので、これらはやらないように気をつけながらの走行。一本橋やスラロームはタイムを満たさなくても多少減点されるだけなので、一発アウトを喰らわないようにしていればタイムは気にしなくても合格できると思う。
晴れて免許取得
そんなわけで卒検をクリアし、卒業証明書をゲット。私は土曜日の卒検合格だったので日曜日を悶々としたまま過ごし、月曜日に免許センターに行って併記手続きを完了。晴れて普通二輪での公道走行が許されたのでした。
教習所に入校してから5週間、教習開始からはピッタリ1ヶ月での中免ゲットとなり、仕事しながら免許取得をするパターンとしてはかなりスピーディーに免許を取れたのではないかと思う。振り返って考えるに、スピード取得できた理由としては
普通自動車免許を持っていたので学科をほぼ全パス
職場からも自宅からも比較的通いやすい教習所を選んだ
シミュレータ教習のマスは意地でも最速で取った
教習の内容をYoutubeなどで先回りして見たりして、教習の時間外に結構予習した
ラッキーなことに全ての教習・卒検を一発パスできた
が挙げられると思う。勤め人の中年でもやればできる、という参考になれば幸いです。
(続く…かも)
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