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S県創生局スグヤル係日報
BRATATAT!!!
銃弾が飛び交う中での、係長との面談は憂鬱だ。今月は成果、というものは上がっていないし。だが、S県職員は月一回は面談をしなければならない。係長も月末まで忘れていた。
「まー!正直に話してみなよヤマシタ君?どうですか今年を振り返って?」
「ハイ」
ニタニタと意地が悪そうな顔している。俺は応戦で精一杯だ!
「睡眠が足りねェんじゃねえの?最近寝てる?」
「ハイ」
全く的外れなのも、わざとだ。邪悪エルフやら知性ゾンビが押し寄せる!
「一時間寝る時間がずれれば、体調もわるくなる。つまり、県民サービスがだねぇ落ちるってことだよ」
「ハイ」
と言いながら、二人で応戦する。係長は背中の個人端末を取り出して叫ぶ。
「課長のハンコまだですか?あー!今日、代休!じゃあ後閲で回しておいて!」
係長がそういった瞬間、眼の前はナパームの爆炎に包まれた!安物官給品の割に威力は十分だ。今日も定時上がりできればいいが。
【続く】