エンジン・オブ・エドリキシミュータント
浦賀沖に現れた、黒塗りの蒸気絡繰巨人は幕府に開国を迫った、集まる野次馬や役人に戦慄が走る!
超蒸気技術の四巨人は野次馬を薙ぎ払った!威嚇的デモストレーションは大成功だ!これをみて、夜の寝付きが悪くなること誰が責められることか?
ペルリ提督はショウグンに、不平等な条約を叩きつけに来たのだ。蒸気巨人から降り立った彼は荘厳な絡繰鎧から蒸気を噴き出し、巨人達のサーチライトで照らされる!まさに、神の降臨ごとき演出!彼は不動産、カード博打、超蒸気技術で成り上がった。ハクをつけるにはちょうどいい相手、それがこの極東の蛮国というわけだった。
「これでは、弱い者いじめだなッ!フハハ
CRAAAAAAAASH!!
絡繰鎧は吹き飛んだ!ぶち当たったボロ舟屋はガラガラと崩れる。
王余魚関の殺人ブチカマシだ!
「ワシの一撃食らって、形が残っているとは」
「背徳的ミュータントめ!」
瓦礫から蒸気が噴き出し、怒りが飛び出た。
【続く】