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準備期間6ヵ月で500種類の料理を試作。最良の“おいしい”を求めたインド・バンガロールでのメニュー開発

2011年にベトナムで創業したPizza 4P’sは、2023年12月に念願のPizza 4P’s Indiranagar(インド・バンガロール)をオープンし、ちょうど1周年を迎えました。今回は、インドでのメニュー開発について、一部ご紹介させていただきます。

インドで手に入る食材を使うこと

私たちは、その土地で手に入る食材を中心に使うことを大切にしています。地元の食材の良さを引き出し、インドの味覚に合った料理を提供しつつも、4P’sらしさを保つことが目指す方向でした。
準備期間は6ヵ月。約500種類の料理を試作し、試行錯誤を繰り返しました。

バンガロールでのメニュー作成において、最初の課題はベジタリアンとノンベジタリアンのニーズに対応することでした。

毎週末のテイスティングセッション

オープン前に多くの方々の協力を得て、何度もテイスティングセッションを実施しました。インド人やバンガロール在住の日本人に試食してもらい、改善を重ねました。

この期間を通じて、インド市場に適応しながらも、4P’sの原則を守りつつ、バンガロールに合った「おいしい」を追求することができました。満足することなく、最良のものを追求し続けました。

テイスティングセッションの結果、当初はベジタリアンアイテムが30%以下でしたが、ベジタリアンとノンベジタリアンに関係なく、ベジタリアンメニューが好評だったということもあり、ベジタリアンとノンベジタリアンのアイテム比率を50:50に調整しました。

テイスティングセッションに参加いただいた方からの感想

Mr. Aayush Tulsyan

料理の「味」が重要であることは言うまでもありませんが、さらに感動したのは、テストキッチンという段階にも関わらず、レストランでも見過ごされがちな細部へのこだわりでした。ポーションサイズ、盛り付け、野菜のサイズ、料理の温度、そして付け合わせのディップや副菜がインドの味覚に合うかどうかまで気を配っていました。批判的なフィードバックを求め、細かくメモを取り、ゲストに最高の体験を提供するという情熱が伝わってきました。

Mrs. Tanushree Singhal

料理のリストを拝見した際、チキンカレーやマトンローガンジョシュなど、伝統的なインドの味が多く取り入れられているのを見て、このメニューがいかに綿密に研究され、考え抜かれたものかをすぐに感じました。
それぞれの料理、盛り付け、ポーションサイズ、さらには温度に至るまで細部にこだわっていたことに感動しました。その細部へのこだわりに心を打たれました。


▼ さらに詳しい情報 Pizza 4P’s Dictionary (メニューブック)はこちらから


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