子供のドイツパスポートとりました
ドイツ国籍のある息子たちはドイツを出入国するためにドイツパスポートが必須です。今冬の日本への一時帰国に向けて、家族でKVR(Kreisverwaltungsrefarat)へ出掛けて子供たちのドイツパスポートを取得してきました。
KinderreisepassとBiometrisches Pass
18歳未満の子供は、通常のパスポートBiometrisches Passと子供用パスポートKinderreisepassの2種類のパスポートがあります。
子供向けの通常のパスポートであるビオメトリクス認証パスポートは、大人のパスポートより有効期限が短く、24歳未満は6年間有効です。ベルリンで発行されるため、取得するまでに少し時間がかかります。
対して、Kinderreisepassはビオメトリクス認証ではない簡易的なパスポートで、書類が揃っていればその場で発行してもらえます。Kinderreisepassの有効期限は一年間のため、毎年更新する必要があります。また、Kinderreisepassはアメリカ合衆国のビザ免除対象ではないため、USA旅行にはビザ申請が必要になります。
ドイツの外務省では、KinderreisepassはEU外では有効ではない国もあるため、通常のパスポートを推奨しています。しかしながら、今回担当してもらった役所の職員さんによると、「5歳未満の子供は成長によって顔や目の色などが変わってくるため、出入国管理でひっかかる可能性がある」とのこと。特に「0歳で作ったら3年後にはもう使えない(可能性が高い)。通常のパスポートは5歳過ぎてからの方が良い。」と言われたため、通常のパスポートを作る予定で行ったのですが、息子2人(0歳と2歳)ともKinderreisepassを作ることにしました。
必須書類
Kinderreisepassで必要な書類は、
・顔写真
・Geburtsurkunde
・申請代理人(親など)のパスポートまたは身分証明書
・もしあれば日本国籍がわかるもの(日本のパスポートか戸籍謄本)
0歳児はまだ日本のパスポートがなく、戸籍謄本も日本からドイツへ郵便が止まっていたため原本がありませんでしたが、問題なくKinderreisepassを作成できました。
Kinderreisepass作成
Kinderreisepassの作成には、何箇所か親権のある両親の署名が必要な書類があるため、家族で申請しに行かなければなりません。
また、パスポートの記載項目で身長と目の色がありますが、これが難しかったです。
0歳児は健診で身長を測ったりしていたので、すぐわかったのですが、2歳児はここ最近は全く身長を測っておらず、夏で成長したのでどれくらいあるか分からず…服のサイズを身長としてもらいました。
目の色も難しく、長男は一歳半くらいまではブルーグレーだったのですが、ここ最近で黄色味が出てきたので、何色と表現して良いかわからず。職員さんが色んな角度から確認し、色を決めてもらいました。
次男も最近目がクリッと開いてきたので、以前よりは目の色を見ることができるようになったのですが、ブルーでもなくグリーンでもない色…でもはっきりとブラウンとも言い難い色をしています。目の色って、光の加減でも結構見え方も違うんですよね。
発行は何とその場で。顔写真やパスポート番号などの通常のパスポートと同じ情報を印刷したものを、Kinderreisepassの見開きページに貼り付けます。毎年の更新時には、次の見開きページに新しい情報が記載されたものを貼り付けていきます。一冊€13、毎年の更新には€6かかります。
また来年、写真を撮って家族総出で役所に行かねば!!
参考
↓外務省のBiometrisches PassとKinderreisepassの説明↓
↓ミュンヘン市のKinderreisepassの説明↓