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フジロック2024、好き。

 お疲れさまです。

 気づけばもう8月ですよ。2024年も3分の2が過ぎました。はやいっすねー。

 そして今年もフジロックがやって来ては去りました。参加された方、いかがでしたでしょうか。

 今回はフジロック参戦日記です。完全にただの自己満報告です。

 私は最終日の28日のみの参戦でした。まあ学生なんでね。テストとかお金とかあるんで。お目当てはもちろんノエル師匠です。私の青春ですし。昨年の来日には参戦できなかったので、元気なうちに彼に会いたいですから。

 私は2年連続、ぼっち参戦。悲しい笑。ソロライブとか全然平気なタイプですし、自由に好きなアクトを観戦できるし、一人でも絶対行くんですけどね。学生はお金ないし、チケット代と交通費、食費等で6~7万円かかりますから、あんまり興味ない子を誘うのも億劫です。でも終わってみると、無理矢理でも連れてくるべきだったと思いました笑


私を誘うフジロック

 フジロックがいかに最高のイベントであるか。これは20歳の私が偉そうに語ることはできません。今年でフジロックは25回目。偉大なる先輩方がいますし、そういった方に聞いた方が、ずっと魅力は伝わるでしょう。

 一応、若い世代からの視点からというか、ボクが感じてるわかりやすいフジロックにハマる理由を書きます。

 まず、自然ですね。パワーを感じます。ステージ間の移動が楽しんですよね。森の中を闊歩する感じが。空気が本当に綺麗ですし。あとめちゃくちゃでかいのが、苗場は標高2000m近くあるのでそんなに暑くないことです。夜なんかめちゃ涼しいです。緑の壁に囲まれ、マイナスイオンを浴びながら、常にどこからか音楽が聞こえてくる。これって他の都心型のフェスと圧倒的に違うとこだと思います。

 次にアーティストです。これ完全に好みですが、洋楽のラインナップが非常に従実してます。メンツの豪華さは国内トップでしょう。最近は円安でしょぼいとか昔は豪華だったとか言われてますが、それは今となっては大物だけど、果たして当時はどうだったかってことです。仮にUsやturnstyleがヘッドライナーを務めるような大物になったら、「2024は神回だったのになー」って言われるわけです。

 他にも、魅惑のフェスご飯が充実してますねー。これはどのフェスにも言えるかもしれませんが。あと音響が素晴らしい。本当に音で体が蝕まれる感覚。

 上記を踏まえ、とにかく雰囲気が最高なんですよね。自然あり、食事あり、そして音楽あり。だからたとえぼっちだとしても、今年もフジロックに行きたい!って思うわけです。


到着、古き良き新星

 それでは私のフジロック2024を振り返ります。

 7/28日(日)、始発で京都を出発した私は、東京、越後湯沢と乗り継ぎ、11時半ごろ苗場に到着。

 リストバンドを交換し、速攻物販へ。最終日ということもあって人気なTシャツはほとんど売り切れていましたが、私は生粋の長袖信者なので、ロンTを購入。

 その後荷物を預け、レッドマーキーに突撃。冒頭、フジロックを始めた男・日高氏に「私のお気に入りのバンド」として紹介され、登場したのがUs。

 今の時代にこんなにも「Rock'n Roll」を奏でてくれるバンドがいるとは。勢いだけで駆け抜けた1時間。60年代ガレージロックやドクター・フィールグッドを彷彿させるというか。パンク一辺倒でなくて、エモーショナルな曲もあってよかった。演奏が終わるたびに深々とお辞儀するのもブリティッシュ・インベイションっぽいというか、本当にリスペクトしてるんだなって感じました。

 続いてメインのグリーンを覗いて、Rufus Wainwrightを鑑賞。雨足が強まる中でしたが、最後の「hallelujah」が感動的でした。


”フジロック”を感じながら歩く

 一旦オアシスで腹ごしらえ。ステーキ丼と鳥皮焼きをハイネケンで流し込み、ホワイト・ステージへと向かいました。

 ここで迎え撃つのがジザメリ(The Jesus and Mary Chain)。 実はかなり楽しみにしてました。後ろの映像のアートワークがオシャレでしたね。セトリも充実しすぎでした。

 ホワイトステージからさらに奥へと進みます。この道のりが最高なんですよね。森の中を闊歩する感じが。まさに醍醐味、ある意味フジロックをいちばん感じる瞬間です。

 森を抜けるとそこはフィールド・オブ・ヘブン。ここはなんか独特の空気というか、最もフジロックの閉鎖的な空気を味わえるというか。

 先ほどのハイネケンで眠くなってきたので、目覚ましのコーヒーを購入。ここのコーヒー美味しんですよね。ここではYin Yinを鑑賞しました。

 Yin Yinですが、かなりアジアの影響を感じますよね。日本人としては反応せざるを得ません。シティ・ポップをミニマムなファンク風に解釈した感じがします。"Takahashi Timing" や"Tokyo Disco"という曲名がもろそうですし。戦場のメリークリスマスをアレンジしたカバーも披露してましたし、YMOからの強い影響を感じました。

 ここで一旦休憩。Yellow Cliffまで戻り、早めの晩御飯として台湾まぜそばを購入。なんか去年と同じもの食べてる気が…。

 ゆっくりRed Marqueeまで戻り、一瞬だけRideを拝見。そして足早にグリーンへと…。


兄貴の登場、大円団

 すでに混雑していましたが、なんとか正面の前めの位置を確保。ステージにペップ・グアルディオラのパネルが早々に設置されて笑いました。1時間ほど待機したのち、我らが兄貴、ノエル・ギャラガー登場。

 前半はNoel Gallagher's High Flying Birdsの楽曲を披露。後半はみなさんお待ちかね、オアシスの曲。

 いやー、これでもかとオアシスの曲を披露してくれましたね。やりすぎってくらい。個人的にはHalf the World Away、やるだろうとは思ってたけど嬉しかったですね。

 あと日本だからかもしれませんが、まさかのWhateverも。これも感動でしたね。

 アンコール前の最後はJoy Divisionの"Love Will Tear Us Apart"。いやポストパンク屈指の名曲なんですが、ポカンとしてる人も多かった気が笑。完全に日本のオアシスファンを置きざりにしに行ってますやん。イアンの憂鬱な名曲もノエルの手にかかれば…。

 そしてアンコール。いやStand by MeからのLive Foreverは最強でしょ!シンガロングできて歓喜でした。文句なしです。

 最後はやっぱり大正義Don't Look Back in Anger。人生初のドンルク、超楽しかったです。お決まりの大合唱で決めて、私のフジロックは幕を閉じました。


これがあるからフジロックはやめられない

 かと思いきや、まだまだフジロックは続きます。お金がない私に宿なんてありません。明朝まで会場で楽しみまくるしかない私は、モチモチポテトとハイボールを片手に、Oliver Treeの登場を待ちました。

 いやー、もうOliver Treeね、さいっこうでした!個人的に優勝というか、ベストアクトって言ってもいんじゃないかってぐらい。とにかく観客を盛り上げまくり、楽しませまくるんですよね。オリバー本人も楽しそうですし。途中でズラが落ちたり、ステージ上で着替え出したり、自分の子供たち(仕込み?)をステージに上げたり、「ボクのおばあちゃんの誕生日なんだ!」とバーステーソングをみんなに歌わせたり。はちゃめちゃでしたが、それがとにかく楽しかった。

 ステージ上のパフォーマンス、コメディ要素に目が行きがちですが、シンプルに曲が良いんですよね。優れたソングライティングと音楽センスが確実にある上での、最高のパフォーマンス。ノエルを生で観れて、それだけで大満足でしたが、今回のフジロックの満足度を100%から120%に引き上げる出来事でした。

 フジロックは会場がクラブと化して、朝まで滞在できるのが素晴らしいですよね。


 2時すぎから体を清めに近くの銭湯へ。その後極寒の中、帰りのバスを待ち、4時半頃、ついに苗場を後にしました。家に帰って靴下を脱ぐまでがフジロック。ただせっかくなのでしばらく東京のスタバで試験勉強。夕方に再び新幹線に乗り、京都へ帰還。今年のフジロックはついに終了しました。

 ただただ楽しかった。それだけです。

 フジロックをモチベにしばらく頑張っていたので、今は完全に抜け殻です。次はサマソニかー。暑さに耐えられるか。

 今日もありがとうございました。

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