アップル創業日
まえがき
さて、私もアップル製品を使っている。
iPadにMacMiniに iPhone・・・
それが作業のモチベーションを支えてきたところも否めない。
アップル製品の歴史
Appleの製品の歴史について語る時、私は心が躍るのを感じずにはいられない。1976年、ガレージから始まったこの革新の物語は、テクノロジーの進化そのものを体現している。スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックが生み出したApple Iは、当時としては想像もできないような夢のマシンだった。個人的に、このマシンの木製ケースには特別な思い入れがある。手作り感のある温かみは、今のアルミニウムの洗練された製品とは異なる魅力を放っていたと考えている。
Apple IIの登場は、私にとって特に印象深い。VisiCalcという世界初の表計算ソフトウェアがこのマシンで動作したことは、パーソナルコンピュータの実用性を証明する重要な転換点となった。教育現場での普及は、コンピュータリテラシーの基礎を築いたと言っても過言ではない。
1984年のMacintoshの発表は、まさに衝撃的だった。スーパーボウルで放送された「1984」というCMは今でも鮮明に覚えている。GUI採用の背景には、実はXerox PARCでの見学が影響していたという逸話も興味深い。マウスとGUIの組み合わせは、コンピュータを一般の人々にも身近なものにした革命的な出来事だったと確信している。
iMac G3の登場は、停滞していたAppleに新たな生命を吹き込んだ。半透明のボディカラーは、当時のテクノロジー製品の常識を覆すものだった。USB端子のみの採用は賛否両論があったが、今となってはその先見性が証明されている。私は特にボンダイブルーのモデルに魅了され、今でも大切に保管している。
iPodの登場は音楽の聴き方を完全に変えた。1000曲をポケットにという謳い文句は、当時としては革命的だった。クリックホイールのインターフェースは、今でも多くのファンが懐かしむ傑作デザインだと考えている。
2007年のiPhone発表は、スマートフォンの概念を根本から変えた。マルチタッチインターフェースの操作感は、今でも初めて触れた時の感動を覚えている。App Storeの登場により、スマートフォンは単なる通信機器から、無限の可能性を秘めたプラットフォームへと進化を遂げた。
最近のApple Vision Proの発表に至るまで、Appleは常に業界の常識を覆し続けている。製品の進化を追い続けてきた者として、これからもAppleが私たちの生活をどのように変革していくのか、心から楽しみにしている。
Appleの歴史は、単なる製品開発の記録ではなく、人々の生活や働き方、そして entertainment の形を変えてきた革新の連続だった。その軌跡を追い続けることは、テクノロジーの進化と人間の創造性の素晴らしさを実感させてくれる貴重な経験となっている。
成長に陰り
Appleの近年の動向について、熱心なファンとして率直な懸念を抱かざるを得ない。確かに、かつての輝きが徐々に薄れているように感じられる点は否めない。特に印象的なのは、ジョブズ時代の「次は何が来るんだろう」というワクワク感が、最近は「またカメラが良くなるのかな」といった控えめな期待に変化してきている点だ。
私が特に気にかけているのは、AIへの対応の遅れだ。Siriは確かに先駆的な存在だったが、その後の発展は競合に比べて緩やかだった。ChatGPTやGoogle Bardが話題を集める中、Appleの存在感が薄れているのは寂しい限りだ。しかし、これはAppleらしい慎重なアプローチの表れかもしれない。品質と信頼性を重視する姿勢は、むしろ評価すべき点かもしれない。
iPhoneの進化については、複雑な思いがある。確かに、各世代の改良は着実だが、革新的な要素は減少している。iPhone 14からiPhone 15への変更は、USB-Cポートの採用が最大の話題となったが、これは規制対応という側面が強い。ただし、カメラシステムの進化は依然として素晴らしく、特にコンピュテーショナルフォトグラフィーの領域では、Appleならではの深い取り組みを感じる。
クローズドエコシステムについては、賛否両論がある。確かに、Appleのガーデンウォールはイノベーションの制約となる可能性がある。しかし、ハードウェアとソフトウェアの緊密な統合がもたらす体験の質の高さは、他の追随を許さない。この戦略は、プライバシーとセキュリティの観点からも重要な意味を持っている。
高価格戦略については、市場環境の変化を考えると、確かに懸念材料だ。特に新興市場での成長を考えた時、現在の価格帯では限界があるかもしれない。ただし、Apple製品の長期的な価値、つまり長年使い続けられる耐久性や、高いリセール価値を考慮すると、必ずしも割高とは言えない面もある。
Vision Proの登場は、Appleのイノベーション能力が健在であることを示している。空間コンピューティングという新しい領域に踏み出す勇気は、まさにかつてのAppleを思い起こさせる。ただし、3499ドルという価格設定は、大衆化への道のりが長いことを示唆している。
結論として、Appleは確かに転換期にあるが、これは必ずしも衰退を意味するものではない。むしろ、次の大きなイノベーションに向けた助走期間かもしれない。私は、Appleが持つ技術力と人材、そして何より「Think Different」の精神は、まだまだ健在だと信じている。次なる革新的製品の登場を、熱心なファンとして今か今かと待ち望んでいる。
あとがき
今日は早速、初売りにお邪魔してきた。
私の初詣みたいな感じである。
今年は、とても楽しみな製品が多いので、ワクワクする年になりそうである。
ipad miniは初売り対象ではないので、並ばないで買えた。