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2024年のふりかえり
自分のふりかえりのために、2024年をふりかえります。
2023年からの変化
いくつか変化があったので思いつく限り書いてみようと思います。
proposal登壇は昨年と同じ3回
2023年は「Fun Done Learn」をテーマにスクフェスで出せる限りproposalを出しました。
今年はRSGT、Scrum Fest Osaka、XP祭りの3つ登壇の機会を頂きました。去年の登壇ペース激しかったので数を絞ったつもりでしたが結果的に去年と同じ登壇回数でした。
RSGT。Fun Done Learnのうたを歌って露出しまくった結果音楽ってチーム作りに大事だねって気がついたよ、という話をしました。
日本のカンファレンスで英語で登壇するという不思議なセッション。しかも本番当日仕込んだ音楽が流れずアカペラでFun Done Learnのうたを歌うという思わぬハプニング!
スクフェス大阪。象、死んだ魚、嘔吐というふりかえりの手法と出会って自分やチーム、会社がどう変化したかについて話しました。コミュニティの思わぬ出会いから象、死んだ魚、嘔吐を実践する勇気は持てたけど、別に手法変えたからって誰しもが言いたいこと言えるわけじゃない、それでも色々試し続けるしかない、という話をしました。
この資料を作る時間が全然とれず、追い込まれた結果Cursor + Marpという生成AIを使った資料作りの効率化が実現しQiitaに記事として書きました。この資料にいろんな声を頂きました。
XP祭り。会社の作曲活動が軌道に乗って、部活動になった話をしました。一人で作っていた作曲がチームでの活動となった1年でした。会社的にも定期的に表彰いただく機会があるなど、かなり好意的に受け止めてもらえています。嘘か本当か転職してきて「音KAG部入部希望です」という人も増えてきました。⋯いいのかなこれで(本当弊社来ても別に歌ったり踊ったりしなくて大丈夫です)
RSGT2024がきっかけでつながった登壇やアウトプット
ふりかえるといろんな登壇やアウトプットに繋がったのだけど、年始にあったRSGT2024がきっかけになったものが沢山ありました。
新しい共創のリーダーズ
RSGTでクリエーションラインさんに声をかけて頂いて実現しました。数年やってきた社外と共創した案件の話をパネルディスカッション形式で登壇させて頂きました。4社ともそれぞれ置かれている状況が違う中で、他社のビジネスを一緒にやるってどういうことなのか、自分自身考えさせられた登壇経験でした。
ふりかえりカンファレンスのソングスポンサーから社内に「音KAG(\)部」が発足
RSGTで黄色い森さんに声をかけて頂き、「ふりかえりカンファレンス」でおそらく初の「ソングスポンサー」という謎のスポンサーをさせて頂くことになりました。せっかくなら新曲を・・・ということで、RSGTで登壇されていた原田さんが発表されていた「焼肉レトロスペクティブ」を歌にしました。
歌にも原田さんに登場してもらいました。編曲だけでなく、ボーカル担当、イラスト担当、声担当、動画担当と役割分担ができました。
見ていただいたら分かるかと思いますが、原田さんの登壇資料から歌詞を作るということに挑戦しました。
InnerSource Gathering Tokyo運営
RSGTで出会ったGitHubJapanの服部さん。そこでの交流がきっかけとなり、KAGからは三宅さんと一緒に初めて外部コミュニティの運営というものに関わりました。日本初開催のInnerSource Gathering Tokyo、会場提供から当日の懇親会の運営まで。正直、運営に入るまで(結果的に小さいながらも事例を作れたのだけれども)インナーソースを自社で実践しているわけではなかったので、とても後ろめたい気持ちがありましたが、運営の皆様が本当に皆優しい方ばかりで本当に素敵なイベントになりました。自分自身として「どうしたら自社にインナーソースを始めることができるか?」ということを学んで持ち帰りたかったのがモチベーションでした。結果的に楽曲制作という形でコミュニティに貢献しつつ、社内で小さな事例を作ることができたのが嬉しかったです。作った楽曲やキャラクターについて、全世界のInnerSource Summit 2024で日本の施策として紹介頂いたのもとてもありがたかったです。
できた曲がこちら。
コミュニティでインナーソース実践者と3回のワークショップを通して、発散収束を繰り返した結果生まれました。試行錯誤する中で必要なのは、インナーソースを通してどんな課題をどう解決したいのか。これを歌詞に織り込む必要があると辿り着きました。
組織のサイロを壊したい、横の連携を強化したい。結構深刻な課題と向き合った結果インナーソースにたどり着いていると気付き、困難を打破していく戦隊モノの歌にすることを提案しました。
この困難を打破するための第一歩として必要なのは何か?
議論した中でわかったのは、「Pull Requestを送ること」でも「社内ルールを整備すること」でもなく、「自分たちのコードを公開すること」そして「フィードバックをもらえる環境を作ること」「それを嬉しいと感じること」でした。これを持ち帰った翌日Slackに共有したところ、同僚が自分のレポジトリにPull Requestを投げてくれました。これが本当に嬉しかった。嬉しかったなぁ。
HCDスペシャリストの広報記事に書いてもらった
自分は自分で、4年ぐらいデザイナーと一緒にUXデザインや人間中心設計についてOJT的に取り組んできて、4月にHCDスペシャリストを取得しました。
そんな中、RSGT2024で出会ったひろみつさん。デザインとスクラムを軸に去年からすごい方だなぁと思って登壇資料やXの記事を読んでいました。デザインとスクラムを実践していくにあたって疑問に感じていたことや苦労していることをお話させて頂いている中で、広報記事という形で自分が取り組んだUXデザインに関する話を記事にして頂きました。
DevとOpsがDevOpsとなったように、アジャイル開発とサービスデザインを分離せず、1チームで完結して回せるようになるのが理想のチームです(主観)。
その他お仕事
大っぴらには言いにくいけれども、今年は社外のお客様というより、社内の事業部といっしょにお仕事をすることが多い1年でした。新しい座組の中で「組織をアジャイルにしていく」ことの難しさを痛感した一年だったし、その中でありたい姿、あるべき姿を描き続けた一年でした。
生成AIは技術トレンドとしてとてもホットで、何をするにもついて回るテーマでした。RAGを作っていく中で、生成AIの機嫌を取っていく様は本当に一人の人間と会話しているような、そんな錯覚をした1年でした。
わらしべ長者な2024年だった
2022年、「1週間で人と違うことをやって会社の宣伝をする」という無茶振りを受け、追い込まれて「Fun Done Learnのうた」を作りました。その後、「カンファレンスで歌歌ってそこからどうするんだ」と本気で思い悩んでいました。そこから「今持ってるものでできる限り露出しよう」と誓った2023年。その結果、わらしべ長者的にカンファレンスでの出会いが次の挑戦につながって、その結果がまた別の登壇につながる。2024年はそんな一年でした。多分今年ここに書いたどの出来事もFun Done Learnのうたが無かったら起こらなかったと思います。2022年の自分には「あなたの作ったものが何人かの人の心を動かしていくから心配しないで大丈夫」と伝えたいです。
2025年の抱負
直近はRSGT2025。ひょんなことからナイトセッション登壇に呼んで頂きました。スポンサーとして新曲も用意しています。
これもすべて偶発的なもので、計画してできるお話ではありません。頂いた機会を大切に、ここからまた始まる出会いを楽しみにしています。
https://confengine.com/conferences/regional-scrum-gathering-tokyo-2025/proposal/21236