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慶應大学SDM公開講座「生成AIを活用し、イノベーティブなアイデアを創出する方法を学べる1DAY公開ワークショップ」に参加してみた話


ご挨拶

こんにちは。ピヨ丸です。

少し前にこんな記事を投稿していました。
大学院の説明会に参加してみた話(慶應大学大学院SDM)
その後、在学生や教員の方とも会ってみようと思い、
広島から日吉キャンパスまで行ってみました。

参加した講座はこちらです。

活動内容としては、グループ(4人+在学生のサポーター1名)で一つのアイデア(これまでにない全く新しいヘルスケアを考えよう)というものでした。

アイデアを生み出す手法としてCVCAを活用しました。

CVCAとは
Customer Value Chain Analysisの略で顧客価値連鎖分析と言われます。
CVCAはスタンフォード大学の故石井浩介先生らによって開発された。 まず製品に関係する全てのステークホルダーを顧客として洗い出し、次にステークホルダー間のお金や情報(クレームなどを含む)のやり取りを整理することで、どのような価値が、誰に提供されるのかを見える化する分析手法である。

http://www.itid.co.jp/glossary/cvca.html
作成したCVCA

私たちのグループでは「健康寿命株」というサービスを考えました。

「自分が長生きすることを自分のことを全く知らない人に応援してもらうにはどうすればいいのか?」という問いから、このアイデアを考えました。

問いを生み出す過程

自分の健康状態に対する株が自治体から発行され、健康状態が良いと株価が上がり、悪いと下がるといったものです。
例えば、高齢者の家族が、株を買い、自分の家族が健康に長生きしたこと自体が資産となり、「長生きしてくれて、ありがとう!」といった気持ちに繋がるといったアイデアです。

他にも、高齢者の健康状態が良くなることで、病院の負担が減ることや、医療費削減につながるなど、CVCAを使いステークホルダーとの関係性を可視化していきました。


ワークショップから得た学び

問いを立てることの重要性

営業職の人なら一度は聞いたことがあろう、「ドリルを売るには穴を売れ」という言葉があります。
顧客の求める本質を突き詰めるべきという表現です。
今回のワークでは、「質の高い問いを立てる重要性」を感じました。

例えば、「広島駅の利用者を2倍にするにはどうすれば良いか?」という問いがあったとします。
この問いが悪いとは言いませんが、この問いでは、問い自体が非常に難しく、解像度も不明瞭です。
そのため、アウトプット自体も難しいものしか出てきません。

ではこのように変えてみたらどうでしょう?
「広島駅に一度も来たことがない人が、観光に来たくなるようなイベントを企画しよう」
問いとしてはまだ不十分ですが、先ほどの問いに比べ、ポイントが見えてきたのではないでしょうか?

目の前にある問題文にそのまま立ち向かうのではなく、問い自体を見直し、考えやすい形に変えることの重要性を感じました。


世の中のバイアスと向き合う

何かの専門家は、自分の分野に能力を発揮することには長けているが、それ以外の物事が捉えにくくなるのだそうです。

例えば、自分の所属する組織の中での業務には特化し、レベルアップをすることができます。しかし、そこでの考え方がいつの間にか自分の中での認知として固着してしまう(〜時はこうなるだろうと思い込む)そうです。

群盲象を撫でるのように
部分だけをみても全体は理解できない
自分と違うことを言う人が全くの間違いではないこと
離見の見を持ち、常に見落としが無いか広く物事を捉えなければならない

群盲象を撫でる

まとめ

今回のワークショップを通じてSDMでの学びの雰囲気を掴むとともに、
横串の専門性とは何かを少しながら理解できたと思います。

何かのスペシャリストになることも大事ですが、色んな知見や人を繋げるそんな人も求められるのだと思います。

では、またね。


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