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【3分で学べる偉人の名言】 「すしざんまい・木村社長」から“ポジティブ認識力”を学ぶ


よくみんな、誰かに裏切られたとか言いますけど、全く自分に非がないということはないはず。
何かしてしまっているから、そういう結果になるんです。
自分の間違いに気づいたら、すぐに謝って変わろうとすればいい。
今度は違うように生きようとする。
それが生き様ですよ。
いつでも変われる自分でいたいと思います。

【すしざんまい・木村清社長】


今年のマグロの初競りのニュースがあったが、今年の最高値は1688万円だったそうだ。

豊洲でマグロ初セリ 最高値は1688万円、「やま幸」が競り落とす

本日の名言は、2019年のマグロの初競りで史上最高値(3億3360万円)で落札したことで世間を驚かせた「すしざんまい」の木村清社長の言葉。

こういった行動や派手なパフォーマンスの影響から、何となく「散財している人」というイメージが私の中にあったが、調べてみるとその生い立ちは必ずしも順風満帆とは言えないものだった。

木村社長は幼い頃に父親を事故で亡くし、姉2人を含む子ども3人を母親1人に育ててもらったそうだ。

大変貧乏な生活の中でも、母親の「健康な体さえあれば、なんとかなる。状況を良く見るか、悪く見るかだけ」というポジティブな姿勢や言葉を胸に、木村社長自身も波瀾万丈の人生をポジティブに乗り越えてこられたとのこと。

「どんな時でも自分が置かれた立場で、最大限何ができるのかを考えることが大事。」という木村社長の考え方は、渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」という考え方と共通している。

ポジティブに自分の頭で考えて人生を生き抜いてきた木村さんには、人生の要所要所で力を貸してくれる存在が現れて助けてくれたそうだ。

ポジティブな人間に協力したいという気持ちはわかる気がする。

本日の名言にもあるように、自分で考えて出した答え(選択)が間違っているとわかったら、「すぐに謝れる」というところにも器の大きさを感じるし、そこからの方向修正の素早さは経営者として必要な素質なのだろう。

特に変化の激しい現代において、トライアンドエラーを高速で繰り返していく木村社長の「タフさ」と「しなやかさ」は、全く違う業界で働く人たちにも大変参考になると思う。

また、ポジティブな考え方以外にも、お店で働く従業員に対しての哲学的なアプローチなど大変共感できる。

「何度言ってもわからない人には、何のためにうちの店に来ているのか、何のために働くのか、何のために生きているのかと訊いていきます。そうすると、食っていくためとか、生きていくためとか言うんですよ。わけがわからない。それだったら動物と同じじゃないか。人間は万物の霊長だ。 人のために生き、人の役に立たなくてどうするんだ。人は他人に必要とされて初めて活かされるんだぞと 言うんですよ」

【すしざんまい・木村清社長】

自分という存在が「人(誰か)の役に立っている」と思えることで、自己肯定感は高まっていく。

私は自分に甘いせいか、昔から自己肯定感が高いタイプの人間なのだが、自分の周囲を見てみると自己肯定感が低い人が多いことを知って驚くことが多い。

あらためて会社の後輩や、身近な人に対して「いつも感謝してるよ」という風に感謝をしっかりと伝えようと思う。

そして今日も人に喜んでいただきながら、自分自身も気持ち良く1日を過ごしたい。

あ〜。お寿司食べたい。

※ちなみに、2022年に初競にもすしざんまいの運営会社である「喜代村」は参加しているが、「2019年の高額の高額の競り落とし以降、漁師たちによる危険な漁が横行したため、とてつもなく高額な値をつけることはしなくなったのではないか」と予測されている。


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