もっと早くに推したかったよ、7 MEN 侍ちゃん
この先忘れないであろう日付、2月16日。
よくわからんグループが誕生して、HiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍は、多分、解体した。信じられないけど。
ここで私のジャニオタ遍歴を語るのですが(隙自語失礼)、2021年春、ジャニオタデビューします。当時はSixTONES箱推し、Travis Japan宮近くんの担当でした。ほんとの入り口はSixTONESだったけどストトラのコラボが多かったからトラジャにも落ちて、あっという間に宮近くんに惹かれました。今も大好きな自担です。
実はこの頃から侍ちゃんのことを知っていました。友人が本髙担だったので、彼女経由で。
すごく正直に言ってしまうと、2021年の侍ちゃんは刺さらなかった。
先にSixTONESの歌声を知っていたから侍ちゃんの歌声がか細いように聞こえて、先にトラジャのダンスを知っていたから侍ちゃんのダンスもあまりパッとしなかった。
ふぅん、と素通りした。
2022年3月3日、トラジャは無期限のアメリカ留学を発表しました。トラジャ留学後、それまでトラジャも担当していたらじらーサタデーには入れ違いに侍が出るようになり、トラジャが始めた+81 DANCE STADIOには他のJr.が出るようになりました。
私はこれら全部、一度も見ていません。
トラジャがいなかったから。
あの頃の私は他のジュニアの活躍を見ることができませんでした。だって、大好きな自軍は12時間以上時差のある国にいて、ブログとYouTubeしか彼らを感じられるコンテンツがなかったから。日本にいる他のジュニアが羨ましくて仕方なかった。
他のジュニアが参入する最初の+81更新日、すごく棘のある言い方になってしまいますが、今更トラジャ以外のダンスを見せられたってたかが知れているよね、と思っていました。こう思うしか耐える方法がなかった。
2022年10月28日、トラジャはデビューします。私はジュニア担を卒業して、こう思いました。
もう二度とジュニア担をしたくない。
毎週YouTubeを見て再生数を競うのもしんどかったし、なにわ男子のデビューのときには8.8が蘇ってしんどかった。ジュニア大賞でトラジャ全員を恋人にしたいトップ10に入れたときには他軍から叩かれて、ほんとにジュニア担って神経が擦り減ると思った。
デビューという共通の目標に向かって、少しずつ大きくなるグループを応援するのはとても楽しかった。規模の小さい箱で接触もあって、デビュー組より遥かに近い距離感。
ジュニアにはジュニアならではの楽しみがあるのもわかるけど、やっぱり、振り返るとしんどかったなぁという感情が色濃く残って、もう二度とジュニア担をしたくないと思いました。
侍初のアクスタも、その後のアクスタも、写真も、ライブも、舞台も、ぜんぶ素通りしました。立ち止まったことは何度もありました。
ジャニオタより前は邦ロックが好きで、さらにその前はニコ動に入り浸っていた私は、侍と同じ周波数を持っていて、だからずっと気にしてはいました。
バンドスタイルも馴染みがないわけじゃなくて、寧ろこのグループのドラムかっこいいなぁと思っていたくらいです。かれこれ2年、侍のドラム担当・大光ちゃんを遠くから眺めていました。
2023年7月、少クラを見ていたらBeating Heartをカバーする侍が目に留まりました。
かっこよかった。
矢花のベースはやっぱり上手くて、女帝のお顔は相変わらず美しくて、こんぴの服装と雰囲気と歌声がタイプで、ぽんはダンシングおじさんと化していて、大光ちゃんは、メロくなっていた。ときめいた。
大光ちゃんに手を引かれて、駆け落ちするみたいに彼に落ちました。悔しいくらいかっこよくなっていた。
ホルツも本髙担の友人と行こうとしたのですが、公演数が少なくて負けました。次は行こうね、と言いました。私は今も「次」を待っています。
2024年9月19日、「リア恋爆モテキャッチャー」の脱退退所が発表されました。
信じられなかった。
HiHiはデビュー決定済みだと思っていたから。
2022、2023のジュニア大賞、さらに言えば2021もそうだったけど、事務所に推されているHi美の担当はジュニア大賞に力を入れないんですね。このグループにはこれだけお金をかけるファンがついていますよ、とアピールする必要がないので。いいご身分ですよね、ほんと。侍もトラジャも事務所からはあまり推されなくて、今思えばトラジャと重なるから侍を贔屓にしていたのかもしれません。
ともかく、デビュー路線にいるはずのHiHiのセンターが脱退して、ジュニアやばいかも、と思いました。
まことしやかに囁かれたジュニア解体説は、日を追うごとに信憑性を増していきました。
こんな不安定な状況で痺愛に加われるほど、私は強くありませんでした。
卒論もあって実習もあって、大学4年生、不安定でした。
追い詰められながら卒論を提出してから1ヶ月、2月16日がきました。
もっと早くに、2021年に友人に薦められたあの時から痺愛だったら、もっと長く侍ちゃんを見ていられたのに。
大光ちゃんが、たくさん話し合いを重ねて選択したことだと言うから、私は大光ちゃんについていきます。
今だって2と4に分かれた事実に胸が抉られるけど、私は大光ちゃんには重ねた努力の分スポットライトを浴びて輝いてほしくて、その時大光ちゃんが見るペンライトの海の一部になりたくて、だから降りる選択肢はありません。
でもやっぱり侍に未練があって、この事務所何なんだよって、怒りだけが静かに溜まります。
再編成しますように。中村嶺亜、菅田琳寧、本髙克樹、今野大輝、佐々木大光、矢花黎の6人が、また7 MEN 侍になりますように。
推すことは祈ることだと、感じる日々。