朝井リョウ『正欲』感想
読了後、お昼ご飯を戻しそうになった本はこれがはじめてだった。強烈だった。今もなんとなく胃がムカムカして、何かが出てきそうで、視界が滲む。お昼ご飯に食べた鶏天がもたれているのか(鶏天は4つ食べた)、はたまたこの本が私の体内で暴れて消化不良を起こしているのか、わからない。
正しい欲は私にも植え付けられているのだと思う。
「腐女子で姫女子で夢女子だからどんなジャンルでも楽しめるよ、でもグロいのは無理!」と半ば自慢でもするかのように言っていたあの頃の私には多分もう戻れない。戻る気も