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ノリタケの森~日本の磁器の美と歴史~(2003年11月)
名古屋市西区則武新町にある「ノリタケの森」に最初に行ったときの話。
元々はノリタケの本社工場のあった場所(今も隣には工場があります)社名のノリタケも、この地名・則武新町から来ています。
以前はあの美しいボーンチャイナや、手書きの食器の作成工程を見学するには予約が必要でした。
2001年に「ノリタケの森」として新しく生まれ変わり、ギャラリー・ショップ・カフェやレストランなども併設され、一大観光スポットに変身。地元の人の憩いの場にもなっています。
(今これを書いている2025年には、隣に大型のショッピングパークができて、さらににぎやかに)
ノリタケといえば、日本を代表する磁器メーカー。
美しい絵柄のプリントされたボーンチャイナは、値段も手ごろで実用的なものが多いです。
しかしノリタケの真の実力は、海外輸出用に手描きされた、美しい高級洋食器にあります。
特に「盛り金」と呼ばれる技法は、ノリタケの、最も得意とするところ。
エナメルを磁器に盛って、上から金で装飾するという、実に細かくかつ優美な、熟練した職人技が必要な技法です。
当時の豪華で美しい洋食器は「オールドノリタケ」と呼ばれ、世界的にコレクターが大勢いることで知られています。
併設されてるカフェのカップも当然ノリタケ。
相席になったおばあちゃんは、鹿児島からいらしたとか!
「名古屋は鹿児島よりあったかい」と言われました。確かにわたしの滞在中の名古屋は、本当に暖かかったのです。(当時は関東在住でした)