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国立エルミタージュ美術館所蔵 エカテリーナII世のセーブル磁器展サンクトペテルブルグ建都300周年記念(日本橋三越本店・2003年2月)
2003.02.21 Friday
Sweets and Rosesな一日(長文)(ほぼ一日の日記です)
先日三越から「エカテリーナⅡ世のセーブル磁器展」の招待券が届いたので
大喜びで行って来ました。
セーブルとは何ぞや?
セーブルとは、フランスが誇る世界の2大磁器メーカーのひとつであります。(もうひとつはドイツのマイセン)
マイセンとの大きな違いは、ほとんどが受注生産であること。
それゆえ、日本での知名度はマイセンに比べると劣るかもしれませんが、遜色ない名窯なのです。
エカテリーナ2世とは?
エカテリーナ2世は18世紀のロシアの女帝。
かのエルミタージュ美術館を作った人です。
1729年生まれで、1755年生まれのマリー・アントワネットよりちょっと年上。
わたしは池田理代子さんの描いた劇画に感銘を受けて、トロワイヤの原作まで読んだくらい、彼女のファンだったりします。
彼女は女性でありながら大帝と評されることもあるくらいの名君でありながら、ロシア人ではありません。
実はドイツの小貴族の娘なのです。しかも決して美人ではなかったそう。
もともとは大帝ピョートルの孫・ピョートル3世の皇后でした。
正式な帝位継承者である夫を蹴落とし、女帝の座に上り詰めます。
彼女が女帝になれた理由は、夫であるピョートル3世が愚かしいほどのドイツびいきで、軍隊に見放されたのが大きいでしょう。
しかし、それだけなら夫とともに追放されてもおかしくなかったはず。
彼女なら女性にふさわしいと認めさせたのは、まさに意志の力。
ポーランド分割とか、悪いこともやってますが、でもわたしは、彼女がとても好きです。
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軟質磁器に胸キュン
さて、肝心の磁器はというと、もうそれは素晴らしいものばかり。
軟質磁器というものを、初めて知りました。
最初ヨーロッパに磁器をもたらしたのは中国。だから時期のことを今でもチャイナと呼びます。
中国の磁器は、最初から現在と同じ硬質磁器でした。
でもヨーロッパでは永年の苦労の末にも、硬質磁器を作ることは困難だったのです。
そうして作られたのが軟質磁器。
コストはかかるけどとても発色がよく、今の硬質磁器では到底出せないような美しいトルコブルーなども、色鮮やかに出ていました。
当時、磁器は「白い宝石」と言われていたそうです。
人の手の作り出す、極限の美と技の世界。
これはまさに、ダイヤモンドに匹敵する美しさ、素晴らしさだと感じました。
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ロシアのサンクトペテルブルクにある国立エルミタージュ美術館の起源は、1764年にエカテリーナ2世が自身のコレクションを宮殿に展示したことにより、現在では350万点以上の収蔵品を抱える質・量ともに世界有数の美術館となっています。
ロシアに初めて多数のセーブル時期がもたらされたのは1757年で、ルイ15世からロシア宮廷への贈り物の中に含まれていました。セーブル磁器は、その後ロシアの宮廷に珍重され、なかでもエカテリーナ2世が発注して作らせた豪華なカメオ・シリーズのディナー・セットは、セーブル磁器を代表するものです。
本展では、国立エルミタージュ美術館が所蔵する、膨大なセーブル磁器コレクションの中から、18世紀セーブル磁器の歴史を代表する最高級の作品が、約230点展示されました。
2003年2月11日~2月23日 日本橋三越本店7階ギャラリー
主催:読売新聞東京本社、国立エルミタージュ美術館
2003年2月28日~3月11日 大丸ミュージアムKOBE
主催:読売新聞大阪本社、読売テレビ、国立エルミタージュ美術館
2003年4月1日~6月8日 群馬県立近代美術館
主催:群馬県立近代美術館、読売新聞東京本社、国立エルミタージュ美術館
助成:(財)花王芸術・科学財団
[全会場共通]
後援:ロシア連邦大使館
協力:フィンランド航空
企画協力:株式会社アートインプレッション
ここからはこの日の「クマクマ」日記
ふらふらとデパートを見ていると、クマのコーナーが目に留まりました。
実は、ネットのお友達に数人、クマの布教に勤めてる方たちがいて、最初は「関係ないわ!」と思っていたわたしも、最近、どうもするすると呼ばれてる感じなのです。
日本の現代のぬいぐるみ作家が作ったらしいクマちゃんに、かなりきておりました・・・やばいです。
一体¥8500とか¥11000とか、微妙に買えない値段ではないだけに(でも高い)・・・困ったものです。
しかも、ハロッズにあったチーキーにも目が行ってしまいました。
最初は¥19000かぁ、さっきのと変わらんかも。と思っていたら、その隣にある¥31000のに目が行くと、やっぱそっちのほうがかわいい。
しかも、その隣には、限定品まで!
ひいいいいいぃぃぃぃぃ(←限定品に超弱い奴)
ひとまず冷静になって、作家さんの名前とサイトのURLのおおまかなのをこっそりメモってきたので、検索しようと思います。
あああ。でもチーキー、かわゆいよなぁ・・・(ヤバイ)
ランチは三越の地下のダロワイヨで。そのあと、6階のフォートナム&メイソンお茶。ダロワイヨは、ケーキもグーなのですが、狭いので、ゆったりできないのが難点。
やっぱ銀座店のほうがいいなぁ。
(とはいえ、当時のわたしって相当日本橋三越好きだったと思うの)
結局疲れたのと、時間がなくて、銀座までは行けませんでした。
残念~~~
アジアンカフェに行ってみたいのだな!
結局クマを買うのはやめて、キットを買って作ってみた。どやさ?
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