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この世界は理不尽なのか?

”こんなに頑張ってるのに、どうして私はいつも報われないの?”

私は「鏡の法則」を知るまで、この世界に常に不満を持っていました。楽しいな、嬉しいなという満たされた感情や、相手を愛おしいと思える瞬間も確かにあるのだけれど、心の奥底では常に、今いる環境や家族、友達、触れ合うすべてがどこか気に食わなくて、この世界は理不尽だと思っていました。

”なんでこんな頑張ってるのに、誰も認めてくれないの!"
"なんで私より苦労も努力もしてないあの子が、リア充生活してるのよ!"
"我慢して合わせてあげてるのに何よ!その偉そうな態度!"
"私の方が性格良いのに、なんであのワガママな子の方がモテるのよ!"
”人のせいにしないでよ!私は悪くない!お前が悪いんだ!”

・・・こんなことをいつも心の中で思っていたんです(笑)
それなのに、皆から嫌われたくないといつもビクビクしていた私は、

・ 友達の前では、ノリが良くて、なんでもいいよって言う優しい私
・ 上司の前では、仕事熱心で常にやる気に溢れてるキラキラした私
・ 好きな彼の前では、癒し系女子っぽいホンワカした私

などなど、相手が求めている(気がする)理想の私を、意識して演じていました。・・・そんなことをずっとしていたら、もう、なんだか疲れちゃったんですね。

シンデレラ並みに健気に頑張ってるのに、私を受け止めてくれる王子様なんて現れないし、周りを見れば、さらっと素敵なパートナーと出会って愛されて、幸せそうな結婚をして、可愛い子供ができて、好きなことを仕事にして生き生きしている友達がいる・・・。

"私だって、こうなっていいはずなのに!”
"私の何が悪いって言うのよ!!"

頑張っているのに「理不尽だ!私って不幸だ!」と感じることが、私の周りには溢れていました。

それに、例えば大好きな彼が「ひよこちゃんは気配りができて優しいね〜」と褒めてくれても、いつも何かを演じていた私としては、

"本当の私を知らないくせに・・・!”

という気持ちが付きまとっていました。相当ひねくれてますね(笑)

でも、本当の私を知らなかったのは、私自身だったんです。今まで、何かを演じるのに一生懸命で、私が本当に思っていることや感じていることを見ようとしないで、とにかく「外に出てきちゃダメ!」と抑えこんでいました。

「素の私を出したら愛されない」と信じ、一生懸命「なにか」を演じ続けていたのだけれど、ある時、そんな必要はなかったんだと気づきました。

余談ですが、何も意識していない(演じていない)状態だから、その好きな人と引き寄せあったのですよね。そのままの、ありのままの姿でいたから、その人はあなたの目の前に現れたのです。だから、そのままのあなたでよかったのです。それなのに、急に意識して「違うなにか」を演じてしまったら・・・こじれてしまいますよね(笑)

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この世界は鏡の世界です

”鏡って・・・何が何に映っているって言うの?”
”あなたの内側が、目に見える外側の世界に映っているのです。”

「なんでこう、何もかもうまくいかないのよ!!」と疲れ切っていたときに、恩人となるメンターに出会い、教えてもらったのが鏡の法則でした。鏡の法則は「相手は自分の鏡」ということわざの話とは少し違います。「相手は自分の鏡」と聞くと、

"自分がしたことは、人から必ず返ってきますよ。"
"人から嫌なことをされたのならば、それは過去に自分が誰かにしたことなのです。"
"自分の行いを反省して、善い行いをするように心がけましょう。"

というお説教が思い浮かびます(笑)
でも私は「自分がしたことが相手から返ってくる」という話を知っていたので、我慢をしてでも周りの人に優しくしていたんです。無理をしてでも、皆が嫌がることを率先して引き受けたり、相手のことを褒めたり、お祝いしたりしていました。

けれど、これが全然自分に返ってこないんですよね。「善いことをすれば返ってくるんじゃないの!?」ってかんじです。むしろもっと優しくされなくなるし、ぞんざいに扱われてるような気がするし、頑張らないといけない状況に追い込まれる。「なんて理不尽なの!」ってなりました(笑)

この世界を作っている本当の鏡の法則。それはシンプルにまとめると、

・ 自分が誰かにしたことが、相手から返ってくる。
自分が自分にしたことが、相手から返ってくる。
・ 自分が無意識に自分にやっていること、発している言葉、したいけど我慢していること。これをまわりの人たちが見せてくれている。
・ まわりの人たちは、自分が否定してきた自分、隠してきた自分、見ないふりをしてきた自分、知らなかった自分を見せてくれている。
・ つまり、自分=まわりの人。

というものです。「自分が自分にしたことが、相手から返ってくる」というところがポイントで、実際にこの法則を自分の体験に当てはめてみると「あ〜!だからか!!」とすごく納得できました。

とくに私の場合、自分の本心を隠して、自分のやりたいことを抑えて生きてきたので、それがそのまま、まわりの人たちから返ってきていたんですね。極端な言い方をすると、自分で自分のことをいじめていたから、まわりの人からいじめられていたんです(笑)

「この世界は理不尽だ!」と常に反抗期みたいな気持ちでいたけれど、理不尽でも何でもなく、ただただ、この鏡の法則にしたがって、私の内側が外側の世界に映し出されていただけ、ということでした。

自分が隠してきた自分、自分が否定してきた自分、自分が認めていなかった自分・・・。いろんな自分自身の姿が、まわりの人たちに、そして私の世界全体に映し出されていました。

これからお話する「鏡の実践」は、この鏡の法則を自分の場合に当てはめて、この世界のしくみを確認する方法です。やればやるほど、今まで自分が気づいていなかった、本当の自分に出会うことができます。

鏡の世界には、たくさんの「私」が散らばっています。ぜひ、鏡の実践を通して、隠れんぼをしている「私」を見つけてあげてください。そして「追い出してごめんよ〜!戻っておいで〜!」と、受け入れてあげてください。その子はきっと、思いも掛けないくらい最高のギフトを持って、あなたのもとに帰ってきてくれることでしょう。

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