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鏡の実践 心の中を深掘り編

本当の私を知る方法。私の世界の中で「隠れんぼしている私」に再会する方法。そして、この世界のしくみを体感する方法。それが鏡の実践です。

やればやるほど、私を苦しめていた登場人物や現象はその役目を終えて、私の世界の表舞台から降りていく、まるで魔法のような方法です。

私もメンターに教えてもらって、最初はよく分からずに半信半疑でやってみましたが、その度にミラクルな体験が待っていました。

今回から、何回かに分けて鏡の実践のやり方について書いていこうかなと思います。「八方塞がりで人生お手上げ状態なんですけど!」という方は、この鏡の実践がとってもオススメです。

・・・と、期待するようなことを書いてしまいましたが(笑)、とくに深く考えず、暇つぶしにちょっとやってみるか、くらいのノリで、軽い気持ちでやってみるのもコツです。

この記事でも触れましたが、鏡の実践の大前提は「まわりの人たちは、自分が否定してきた自分、隠してきた自分、見ないふりをしてきた自分、知らなかった自分を見せてくれている。」というところにあります。

私たちは今まで「相手は私とはまったく別の存在である」と信じて生きてきました。

だからこそ、相手が何を思っているかなんて分からないし、自分と相手を比べて落ち込んだり、嫉妬したり、相手に見捨てられた気がして、孤独感を感じたりしてきたのです。

この、誰も教えてくれなかった「自分=まわりの人」という鏡の法則。これを初めて知った時、私はこの世界のしくみの壮大なネタバレを聞いてしまったような気がしました。

目に映る人は他人の形をした自分自身の姿であり、決して私を傷つけたり悩ませるような存在ではなかったのです!

「自分=まわりの人」という視点を使って、鏡の実践をやってみましょう。

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鏡の実践は、簡単に書くと、以下の3つのステップで表すことができます。

ステップ1.  自分の心が反応する人をピックアップする
ステップ2.  その相手を通して、自分の心の中を深掘りする
ステップ3.  「相手=自分」として自分の分身を拾っていく(受け取る)

ひとつひとつ、詳しく見ていきましょう!

* ステップ1.  自分の心が反応する人をピックアップする

まずは、鏡の実践をやる「対象(人)」を選びます。
入門編としては、自分の頭から離れない「顔も見たくないわ!このやろう!」みたいな、大嫌いな人を選ぶとやりやすいかなと思います。「そんな人いないよ〜」という方は、お父さんかお母さんで試してみてください。

** ステップ2.  その相手を通して、自分の心の中を深掘りする

このステップで大切なこと。
それは、あなたのその苦痛や不快感のモトは、相手そのものにあるのではなく、相手に対して感じた「自分の気持ち」、相手を通して自動的に湧き上がってきた「自分の思い」にあるのだということです。

なので、ここで「あいつ嫌い!むかつく!」で終わりにせずに「私はあの人のどんなところが嫌いなんだろう?なんでこんなにむかついてるんだろう?」と、「心が何に反応しているのか?」に興味を持ってみてください。

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はい、それでは今から心の中を深掘りしていきましょう!

3つの質問をしますので、ぜひ、紙とペンを使って、答えをじっくり書き出してみてくださいね。

1つ目:相手にどんなことをされたと感じていますか?

私はその人にとてもムカついていて、いま辛い思いをしているわけです。なので、まずは話を聞いてあげましょう。

「ねぇ、その人にどんなことをされたの?」って。

耳を傾けると、ちゃんと答えが返ってくると思います。たとえば・・・

・ 無視された
・ 都合よく利用された
・ 馬鹿にされた
・ 傷つけられた
・ 冷たくされた

などなど、返ってきた答えを全部書き留めてみましょう。

2つ目:相手はどんな人だと思いますか?

「その人って、どんな人なの?」

これは相手に感じる要素を見つけよう!ってお話です。たとえば・・・

・ 思いやりがない
・ 頑固
・ 言いたい放題でわがまま
・ 自己中心的
・ ナルシスト

などなど、これも、書けるだけ書き出してみましょう。

あとは・・・言葉の定義って人によって違いますよね。たとえば「頑固な人」って聞いた時に思い浮かぶ人物像って、みんな少しずつ違うと思います。

「頑固な人ってどんな人?」みたいに、もう一段階深掘りできると◎です。

3つ目:相手になんて言いたいですか?

「今、その人になんて言ってやりたい?」

ここでも、返ってくる答えを全部書き留めます。もう思う存分、底にある腹黒い部分まで、すべての気持ちを吐き出してみてください。

「人としてこんなこと思っちゃダメ!」とかないので、どんなに毒舌でも大丈夫です。たとえば・・・

これだけ尽くしてるのに、私が何したって言うのよ!無視しないでよ!!
いつだってあなたに合わせてあげてるのに、なんでいつもそんなつまんなそうな顔するのよ!私がどれだけ辛い思いしてるか知らないでしょ!!
これ以上どうしろって言うのよ!!もう頑張るの疲れた。
どうして愛してくれないのよ!!お前なんて不幸になってしまえ!!!

などです。心の中の荷物を一回全部外に出してみることが目的なので、文章なんて支離滅裂でオッケーです!(笑)・・・一応例なので、柔らかな表現にしておきました(笑)

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3つの質問、以上です。おつかれさまでした!
いっぱい書き出せましたか?ちょっと長くなってしまったので、ステップ3については次の記事でお話しますね〜!

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