なぜSNSはアダルト禁止にせざるを得ないのか
最近公開された新規SNSのmixi2がアダルト完全禁止なために、一部オタク層から批判されていました。
私はアダルトサイトを運営してるのでわかりますが、それは運営者からしたらやむを得ないです。
世界的にアダルトへは非常に風当たりが強く、まずウェブサイトにアダルトが掲載されていたら、一般の広告を載せることがまずできなくなりますし、クレジットカードなどの決済手段が使えなくなります。
そのうえアダルト作品には、無修正(日本だけの問題ですが)、未成年、リベンジポルノ、盗撮作品など、さまざまな違法/非倫理的な作品が無数にあります。
SNSに犯罪予告や犯罪情報(麻薬取引等)があげられていても、一般的には通報があってから、それを削除すればOKでしょう。せいぜいAIで監視すればOKという程度です。
しかしアダルトへは風当たりが強いので、アダルト作品を許可していて、未成年とか、無修正とかの作品が掲載されていたら、いきなり運営者が摘発になりかねません。とくに日本ではそうです。
そのためアダルトサイトは多額の審査費用をかけて、未成年や無修正などの作品の混入を防いでいます。
SNSのように無料で作品を公開できる場所では、その審査費用はきわめて重くのしかかります。ひとつのポストからあげられる収益など1円未満でしょう。それなのに審査費用はすぐに1ポストあたり数円(単純な画像)から数千円(動画)になってしまいます。
これでは到底運営していけません。
これからアダルト作品を無料で公開できるような場所は無くなっていくと考えたほうがよいかと思いますよ。とくに日本では。