見出し画像

航空会社が座席指定を有料化すると、なぜ嬉しいのか?

短い記事です。

航空会社は、大手航空会社を含めて、座席指定を有料にする会社が増えています。これは極端な高額でないかぎり、望ましいことです。

なぜなら座席の好みは人によって大きな違いがあります。

私は、短距離便であっても、人に挟まれた座席は絶対に嫌です。通路側を取るために追加で数百円払う準備があります。

中距離便(3時間以上)であれば、非常口座席を希望です。数千円払う準備があります。

人によっては、べつに人の間に挟まれてもいいから安い方がいいという人もいます。

こういう人の好みを反映することで、全員が幸せになることができるというのがミクロ経済学の基本的な考え方です。

早い者勝ちで座席を指定するようにしたら、べつに通路側じゃなくてもよい人が通路側を埋めてしまうかもしれません。その結果として、カップルが隣り合わせになれなかったり、絶対に通路側が良い人が通路側になれなくなったりします。

価値を感じる人がお金を払う。

これが経済学の鉄則です。

いいなと思ったら応援しよう!