開放感|山口2017
秋吉台 開放
羽田空港からスターフライヤーという、中々乗る機会の少ない航空会社で、山口県宇部空港へ。降りてすぐにバスを乗り継ぎ新山口駅、さらに秋吉台方面行きのバスへと乗り継ぐ。地方の乗り継ぎは、一本逃すだけで大幅なタイムロスにつながるので、死活問題だ。
食事の時間すら返上したおかげで、うまく乗り継ぐことのできた僕は、秋芳洞&秋吉台へと無事に到着。日本最大のカルスト台地であり、国定公園である。公共交通機関はバスのみのため、時刻表トリックのような移動を朝からやってきたのだ。
まずは秋芳洞。秋吉台の地下部分がそのまま鍾乳洞になっている。日本第3の規模らしく、およそ1kmほどの観光ルートが整備されている。
鍾乳洞らしい、透明度の高い水がそこかしこにあり、コバルトブルーが美しい。洞に入ると、様々な形の鍾乳石が並ぶ。見どころ的なものとして、「黄金柱」「百枚皿」「洞内富士」「マリア観音」などなど。
鍾乳石の名前がいちいち大仰。
特に「マリア観音」という、見た目的にも宗教的にも、いろいろとツッコミどころがある。
秋芳洞の出口から、秋吉台へと獣道のような道が続いている。本当にこちらか、と疑いを持ちつつ、「秋吉台→」の看板を信じて登り続ける。
若干息を切らせながら登りきった先に、急に視界がひらける。
広々としたカルスト地形は、視界いっぱいに緑が広がる中、石灰岩が点在する風景だ。鍾乳洞という、閉鎖的な空間を出て息を切らせながら広々とした場所に出てきたこともあり、とても開放的。
・・・と、視界の端にあるものを見つけた。
秋芳洞行きエレベーター
エレベーターがあるのかよ。
展望台から、開放的なカルスト台地を堪能した後、位置情報取得のため、バスで萩方面へ。
秋吉台エリアのバスの車窓はひたすらにカルストが続き、観ていて飽きない光景。ただ心配になるほど乗客がおらず、秋吉台から萩まで、バスは僕のためだけに運行をしていた。
萩到着後、萩城&松下村塾くらいは観ようかとも思ったが、いかんせん駅からそのスポットまで遠い。バスに乗って往復する時間は残念ながら無い。なぜならこの日は、位置情報をとりながら、下関で宿泊予定なのだ。
よって、3時間ほど海沿いの山陰本線に揺られ、下関へと向かった。途中、車窓から見える海沿いの街は中々に絵になる。
下関 地方都市
下関に到着すると、さすが山口県最大の都市&唯一の中核市。駅前は大丸デパートをはじめ、大きな店舗が並ぶ。この日の宿を探して歩く中、ふと地元の女子高生らしきグループの会話が耳に入る。
「下関って駅前だけは都市っぽいよね〜」
うん、とても地方都市らしい感想。
翌朝、壇ノ浦を渡って門司港へ。レンガ作りの建築が並ぶレトロな港町だ。
なんとなく海辺を散歩するだけでも、雰囲気を味わうことができる。が、特に駅周辺をはじめ、あちこち工事中。これはどうしようもない。
ただ、海辺に立つ謎のキャラクター像。そういえば門司港はバナナの叩き売りの地だったか。それにしても。。。
門司港を後にし、北九州は小倉まで足を伸ばす。ここから新幹線で一路東京へ。
新幹線乗車時間4時間半。。。日本って横に長い。
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