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『夜想曲集』カズオイシグロ
『夜想曲集』
2009年発表、既に15年前の作品である。
カズオイシグロさんが、55歳の時のもの。
彼の親世代の音楽を敢えて使用しているのは、何故なのだろう?
今の若い世代の人には、ここに出てくる音楽家達は??の世界
今では気軽にググって探す事ができる。でも作品発表当時はそうではないだろう。
イシグロは、誰に向けてこの本を書いたのかしら?
村上春樹は 5年前に産まれている。イシグロは若い時には音楽家になろうとしていた時もあったという。
なぜ?は、続く、、
当時の同世代へ向けたエールと自分でも解決できないものへの諦めが混在したメッセージのようだ。
今の作家が同名小説を書くとしたら、誰でも世界に気軽に発信できる現在、どんな音楽を散りばめるのだろう。
人生の黄昏れ時にきた わたしは、どんな作品にしていこうか