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カズオ・イシグロ『夜想曲集』一言集

カズオ・イシグロ『夜想曲集』で気になった言葉

1.老歌手
人気の衰えた歌手が再起するために、愛する妻と敢えて離婚して新しい人生を歩もうとするとき

「フェニックス」

✳︎人生黄昏れ時にもかかわらず、え、今から離婚してカムバックをするという意気込み、感動です。

2.降っても晴れても
つい怒りから彼女の日記を握りつぶしてしまうが、後悔し必死に皺を伸ばそうと画策する姿に

「一度皺になった紙は、もう元には戻らない」

✳︎そう、人生は逆戻りはできない。やっちまったものはそれでいい。次にいこう!

3.モールパンヒルズ
夫と当初は理想の音楽を一緒に奏でていたのに、いつしか自分を隠し、世間の求めるものしかやらなくなっていく自分たち夫婦に

「いつものと違って、本当の音楽を演奏できる仕事を、、」

✳︎借り物ではない、自分の思い、感想を、自分の言葉で表すことがあるべきこと。

4.夜想曲
芸能界を人を見抜く眼力だけで生き抜く女性、そのためには愛する人も乗り換えていく姿に

「でもね、人生って誰か一人を愛することよりずっと大きいんだと思う」

✳︎うーん、さもあらん、

5.チェリストs
自分の出来なかった理想を若き才能あるものに求める姿に

「何事も遅すぎるということはありません」

✳︎と、言いつつ現実に乗り込まれていく主人公二人。押しツブサされるんかい!

🌠番外
老歌手と打ち込んだら老化臭とでた。う〜ん、そうくるか。

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