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夏のはじまり、はじまり。

駆け抜けていった6月。
ようこそ、7月。

九州が大変だ。
現地の方々が、安心して眠れる環境で、
普段と何ら変わりない毎日を
1日も早く過ごせるようになりますように。

6月下旬にデビューした歌舞伎鑑賞。
平成中村座公演のチケットをいただき、
しかも舞台がすぐそこ、
という素晴らしい席で、
しかも昼夜それぞれの公演が
観せていただくことができたという、
贅沢な歌舞伎デビューだった。
本当に本当にありがとうございます。

日本人は繊細だ。

そんな言われ方はお馴染みというか、
ハイハイ存じております、
なんて思っていたわたしは浅薄だったなあ、
と歌舞伎を観た後につくづく思う。

歌舞伎で表現されている
細やかな人の感情に対する表現が、
なんて情感豊かで、
なんて細やかな動きを伴った繊細さ
なのだろう、と感動しきりだった。
その豊かな表現に魅了され、
鑑賞中は、大笑いしたり、
ついつい涙したりして、
大忙しだった。
あっという間に終わってしまったのだ!!!

人間の持つ「感情」という
機能とそのメカニズムの偉大さをも知る、
わたしの歌舞伎デビューは、
図らずもそんな時間も機会になった。

6月末の出来事。
ますます歌舞伎の世界をのぞいてみたく
なった!次は歌舞伎座デビューの予定!
今から楽しみで仕方がない!

7月に入り、とある入門ワークショップに
参加してきた。「入門」とは思えない
内容の充実度に、満足度ももちろん比例する。

2年ほど前から、
Clean Language/クリーンランゲージ
なるものをかじり学びしている。
コミュニケーションの手法で、
非常かつ実に雑にまとめると、
"clean"という名前そのままに、
コミュニケーションの相手を
こちらの思い込み等々で汚さない、
ということが肝となっている手法なのです。

その体系の中でも、
組織やグループに対するアプローチとして
まとめられている
Systemic Modeling/システミックモデリング
なるものの入門編に、
今回参加してきたというわけです。

わたしは仕事柄、
グループファシリテーションを多くします。
その時のファシリテーションの姿勢として、
このクリーンランゲージの考え方は、
非常に役に立つ、
実践できればなおのことよし、
というのがわたしの持論。

いかに前提を"持たない"ことが、
コミュニケーションの上で
重要かつ有用か、
ということを、
実際のファシリテーションの仕事という
「現場」を通してヒシヒシと感じます。

良し悪し抜きにして、
わたしたちは誰もが、

無意識に自分の中にある
自分だけの前提条件と共に、
目の前の人との会話を繰り広げる

というのが実際日々起きていることで、
その前提に気づかなければ
気づかないほど、
相手の本音や、自分に対して
相手が本当に伝えたいことを、
相手に対して「言わせていない」
という事象を引き起こしている
のではないか、と、
このクリーンランゲージに
理解が深まれば深まるほど、
痛感するわけです。

ご興味ある方はこちらで
体験ワークショップ、調べてみてください。

クリーンランゲージジャパン
http://cleanlanguage.jp

マネジメント職にある人や、
これからマネジメント職を目指す人に、
過去も今もそして今まで以上に
この先の近未来に必要なのは、
目の前の人が、
その本人自身と話す相手に対して
限りなく正直に真実を語ってもらう
ことのできるコミュニケーション力
だと心底思うわけです。

そのためには、まず、
「無意識に前提を持っている」
という事実を
誰よりも自分がまず、
認知しないことには、
それより先へは進めないわけです。

強いパワー頼みで牽引し続ける
リーダーシップが通用する時代が、
本当に本当に終わってしまったんだ、と、
業種や規模の異なるクライアント企業に
起こることを観ながら痛感するわけです。

そんなタイミングで舞い込んできた、
新規の法人クライアント向けの、
マネジメント職候補の方々を対象にした
グループセッションを現在設計中のわたし。
8時間というごく限られた時間の中で、
やはり、可能な限り、

自分を観る

という時間を、あちらからもこちらからも
てな具合でアプローチを投げかけて、
取り組んでもらえる内容にしよう、と、
再度、方針決定をしたわけです。

弊社提供のグループセッションは、
基本的に、
上長が座る「傍聴席」設定は
常にお断りをしているのです。
仮にそれが社長さんだとしても。
いっそのこと見ないか、
定点カメラを回して後から見ていただくか、
もしくは一緒に体験してもらうかの
選択肢を提案します。

面白いことに、
最初は難色を示した上長さんたちほど、
いざ蓋を開いてみると、
その場の誰より生き生きとした顔で
参加してくれてたりします。笑

「自分を知る」という体験は、
誰にとっても貴重な体験なんだなあ、
といつも思います。

このボトルたちも、そういう場−
すなわち「自分を観る」という状況設定に
おいて、とてつもない威力を
発揮してくれるので、
毎回輸送やら設置やら、
撤収やらなんやらと、
手間はかかりますが、
決して外すことのできない、
巡業チームの要だったりします。

この夏も一緒に旅ができそうで
今から楽しみだったりします。

長々と書きました。
日記なんだかなんなんだか。
こんな感じで、
ありがたいことに、
日々元気に生きております、ハイ。

2017サマー
読んでくださるあなたにとって
かけがえのない時間になりますように!

最後まで読んでくださって
ありがとうございます。

#歌舞伎 #平成中村座 #クリーンランゲージ #組織 #チームビルディング #マネジメント #コミュニケーション

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